インド空軍、PC-7 MK2のライセンス生産を希望、HAL社の国産練習機HTT-40開発は拒否
http://www.business-standard.com/article/economy-policy/iaf-to-hal-build-swiss-trainer-aircraft-don-t-develop-your-own-113101400067_1.html インド空軍のブラウン司令官は、同国のHAL社が自社資金で開発中のHTT-40練習機
106機の採用という提案を拒否する事を表明。代わりに75機の導入を進めているピ
ラタスPC-7 MK2練習機106機をインドでライセンス生産する事を希望している
空軍司令官の発言は、アンソニー国防相が空軍が求めたPC-7 Mk2×106機の追加購入
に否定的な回答を行った後の対応策
元々2009年にPC-7 MK2×75機の輸入が決まった時、国産のHTT-40×106機を生産す
る事も決定されていた
空軍ではHTT-40について下記の問題点を指摘している
@HALの航空機開発能力自体への不信感
AHTT-40のコスト上昇。量産型ではインフレもあって機体単価はPC-7 MK2の倍
になると見られている
B既にPC-7Mk2の運用を行っているので、HTT-40を採用すると二種類のターボプ
ロップ練習機を並行運用する事になり、管理や補給を面倒にする
空軍では、HALに対してPC-7Mk2のライセンス生産を求めたが(自社資金でHTT-40
を開発中の)HALが拒否したため、空軍整備工廠で生産することを検討中
一方、HALはインドでの現地生産の利点、ライフサイクルコストまで含めればHTT-40
の方が有利になるとして採用を求め続けている