5.56x45mm 弾や5.45x39mm弾 って失敗作じゃね
何がアホかと言えば射程に応じた最小威力が費用対効果から最適解であるという軍用小火器弾薬の鉄則を無視しているところ
銃器のクラスで有効射程は大体決まっていて
中隊用機銃なら1000m、SAWなら700〜800m、小銃なら400m以下で
旧軍基準なら各々の想定最大射程で196Jあれば良い
次に兵站の便からSAWと小銃の弾薬は共通化すべきだから
小銃弾は800mで196Jの運動エネルギーがあれば良い
100m飛翔毎に運動エネルギーが22%低下(7.62mmNATOだとそんなもん)するならば、銃口エネルギーは1431Jがその解
その次に小銃弾の弾道は300mまでは距離補正が無しで直立したマンターゲットに命中できるもので無ければならない
つまり狙点から上下80cm以内を飛翔する弾道ということで、重力を考えればおよそ発射してから0.5秒後に300m先に到達しなければならない
300mまでの平均速度は600mpsということになるが、300m飛翔した弾丸は初速の65%程度まで低下(7.62mmNATOだとそんなもん)するので
小銃弾の初速は730mps程度必要である。
よってレイノルズ数の増大を無視した理論値だと、弾丸重量5.4g(83gr)・銃口初速730mps(約2400fps)が最適解になる
現行の5.56mmNATOはこれより弾丸が軽いが遥かに高初速で悪くない選択と結論できるし、
小口径弾の空気抵抗を考えれば、新型の77gr弾薬はほぼ最適解だろう。
口径6mmの方が無理が無いという説は議論の余地はあるが6.5mmクラスは中途半端でいらないでおしまいだろ