通商破壊と海上護衛を語る 4

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991名無し三等兵
ポートモレスビーを占領・維持しようと考えるなら、以下の条件を満たすことが必要になる。
1. 昭和17年6月現在に実戦配備された戦闘機(零戦22等)で、B-17を撃墜できる戦闘法を確立する。
ケアンズあたりからポートモレスビーは空襲圏内だから、この条件は必須。
超接近戦に持ち込めれば(熟練が必要だが…)、20mm機銃でもB-17を撃墜できる、と言えばできるし、
月光の斜め銃は20mmだから、小園安名中佐のようなアイデアマンがポートモレスビー派遣零戦隊の幹部にいて、
現地で零戦に20mm斜め銃を装着するようなことがあれば、この点はクリアできる「かもしれない」。

2. ミルン湾あたりに、水上機基地を設営し、ミルン湾⇔ポートモレスビーの対潜哨戒(特に夜間)を徹底させる
ミルン湾 ⇔ ポートモレスビーは、250浬弱だから、夜間も航行して、24時間弱程度の航行時間か?
夜間の対潜哨戒がキチンとできるなら、物資の海路輸送も現実性が出てくるだろうが…
潜水艦は、夜間に浮上して、高速航行して充電しないと行動に支障が出るから、
その潜水艦の夜間航行の航跡(夜光虫で光ることも多い)を、高度500〜1000mで発見すること自体、難易度が極めて高い事象、とも思わないが…

3. ミルン湾 ⇔ ポートモレスビーの輸送船団を空襲するB-17の迎撃(撃墜)手法の確立
レーダーの無い時代、ポートモレスビーから840km程度離れたケアンズから、米重爆の出撃を探知することは結構難儀するだろうね?
重爆が発進する際、基地と交信するだろうから、
トラフィック解析できる通信隊スタッフを、どれだけポートモレスビーに配備して、ケアンズ発進を掴むかはキモのひとつだろう。
ブナ沖に、1-2コ航空戦隊をベタ付けできる余裕があれば、手法次第ではなんとかできる「かもしれない」。