通商破壊と海上護衛を語る 4

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866名無し三等兵
米豪軍の北部オーストラリアの拠点となるであろう、タウンズビルからの距離は、ポートモレスビー:1100km、ミルン湾:1065km前後。
>>862に 「B-24J型の2.3t爆装時の航続距離3380km、B-17G型の2.3t爆装時の航続距離3219km」とあるが、
日本軍のポートモレスビーへの兵站輸送海路もポートモレスビーも、タウンズビルからの重爆の作戦行動半径内。
更に言えばP-38(F型:量産型初期)の航続距離は3100kmだから、戦爆連合で来る可能性高い。ケアンズあたりで給油できるし。
B-17を撃墜するのは、零戦等でかなり難儀したことは事実。
【ダンピールの悲劇】が、モレスビーへの兵站輸送路で何度となく再現されそう、と予想するのは自然である。

昭和17年段階で、20mm機銃でB-17を迎撃するためには、
ポートモレスビーに駐在するだろう零戦隊なのか、屠龍隊なのかはともかく、特別訓練を事前に受けさせ、
相当近接した距離からB-17を撃つ高等技術を身につけさせないとダメだろうね。
つまり、ポートモレスビーに侵攻するなら、B-17迎撃をどう有効的に行うか、という点を解決しないと維持不可能、という結論。
鼠輸送、モグラ輸送を、ラバウル・ポートモレスビー間で行ってみる?
だとしても、ポートモレスビー駐在の日本機、満足にガソリンが調達できるのか、という大問題は解決しない。
勿論、タウンズビルを拠点に、ラバウル・ポートモレスビー間の航路を、潜水艦で群狼作戦を行われた際、
対潜哨戒がヘタクソな日本側、かなり状況は厳しいことは言うまでもないね。
もっとも零戦等によるB-17迎撃法が確立するなら、わざわざポートモレスビーに進出しないでも、
二式大艇を活用した米豪連絡線遮断作戦は、他の選択肢がいくつか出てきそうだ。