>>151の続き
違う、そうしたサービスの質よりも、カレーライスという日本に独特の食べ物を、アメリカのそれも軍人が競い合うように食べに
来るのかということの方が問題だ。
なぜならそこは沖縄。 ハンバーガーでもステーキでもピザでもアップルパイでも、アメリカ人になじみの食べ物の店は幾ら
だってある。 それなのにカレーライス。 それも「ココイチ」というやや独特のレシピを持ったカレーライス。
美味いと思っているのか? 思っているから通うのだろう。
なおかつ「ココイチ」ならではのシステムで、トッピングを乗せられることが米軍人にとってとても重要なことらしい。
自由の国・アメリカに生まれた人にとって、固定された定食なんて唾棄すべきもの。
好みに応じて具も量も、辛さまでもチョイスして自分好みのカレーを仕立て上げる事に、自意識という物を現せるのだと感じて
通っている。 そいういった見方もされている。
好みではチキンカツが選ばれるのが多いとか。 決してフライドチキンではない。
「ココイチ」にはフライドチキンのトッピングもあるが、出るのは圧倒的にチキンカツ。
ある来店者はチキンカツにチーズでライス大盛り(500グラムくらい?)で辛さはレベル3、プラスコークを頼むのが
「ほとんどプログラムみたいな物」になっているという。 これが「郷にいれば郷に従え」という奴か。
アンケートを書いてもらうボールペンのようなグッズが消え、店頭ののぼりが記念品にしたいという米軍人によって奪われる
事件も起こっているくらいの「ココイチ」人気。
日本にあって米軍の基地が巨大な面積を占めていて、米国人が日常的に街を歩いている島だからこその現状が、「ココイチ」
の妙な人気ぶりから伺える。(後略)