軍事板書籍・書評スレ44

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924名無し三等兵:2012/03/04(日) 23:15:41.47 ID:???
>>920
某社の本など毎ページに複数箇所、誤字脱字がある。
もう終わってるよ、プロ出版の仕事は。
925名無し三等兵:2012/03/04(日) 23:18:30.01 ID:???
出版社に就職し、編集に配属され、全然興味のない分野の編集をやらされてます。
軍事って何?誰が読んでるのこれ?まあ給料もらえてるからいいけど。

よりは

ヘタクソだけどその分野に人生の全てを注ぎ込んだ素人の文章

の方が読む側は面白いかも知れぬ。
926名無し三等兵:2012/03/04(日) 23:26:46.40 ID:???
今更だが久保田浪之介「トコトンやさしいミサイルの本」日刊工業新聞社B&Tブックス。
俺とおまいらじゃ評価が正反対だろうなあ。

おまいら「当たり前の事しか書いてねーじゃん、ガキむけだな」
俺「これだよこれ、こーゆーのが欲しかったんだよっ!!!!」

ミサイルの基本から現在の課題までを、豊富なイラストで分かりやすく説明してる。
全部で約150頁、うち半分近くがイラスト頁なんで手軽に読める。

赤外線・GPS・レーダーなど誘導方式の種類と特徴、
対空・対地・対艦ミサイルに必要な能力と方法、
対戦車ミサイルと対艦ミサイルの弾頭の違い、
大陸間弾道弾と近距離ミサイルの操舵の違い、
固形燃料と液体燃料で何が違うかなど、素人向けに懇切丁寧に解説してる。
お陰でやっとエグゾセとヘルファイアの違いがわかったぜ。

理論的な方面に焦点を充ててる半面、実際のミサイルの名前や仕様などはあまり出てこない。
軍事系の本って敷居が高くて概要を掴むのに向かない大半なんだが、
こーゆー素人向けの本が沢山出ると嬉しいなあ。
927突撃兵 ◆hpJg4qOM9M :2012/03/04(日) 23:34:55.05 ID:???
図説古代の武器・防具・戦術、図説古代ローマの戦いをジャングルで購入した。
ガリア戦記やゲルマニア、同時代史、年代記、ユダヤ戦記欲しいな。
928名無し三等兵:2012/03/04(日) 23:50:40.36 ID:???
>>926
Wikipediaいじってて思うんですが、
そういう概念解説的なものって必要がある一方で、
ちゃんとしたのを書こうとすると案外難しいんですよね。
個々の兵器は分かりやすい正解があるから、何をどう書けばいいのか簡単。
929名無し三等兵:2012/03/04(日) 23:54:24.65 ID:???
人に説明するのって難しい事だから
930名無し三等兵:2012/03/05(月) 05:08:49.83 ID:???
ウィキは説明下手な人に限って
他人の編集にインネンつけてくるよね
931名無し三等兵:2012/03/05(月) 09:43:22.98 ID:???
そういえばこの前本屋で立ち読みした『図解 ガンファイト』も>>926みたいな本だな。
詳細はアマゾンの内容説明に任せるけど、創作する人を意識して書いてるみたい。
ところどころ笑いを取る方向にも走ってて銃素人の俺にはそこそこ面白かった。
932名無し三等兵:2012/03/05(月) 10:11:08.79 ID:???
「腹腹時計」を思い起こすナ。
933名無し三等兵:2012/03/05(月) 19:33:21.75 ID:???
「腹腹時計」は実用書だからちょっと違う
934名無し三等兵:2012/03/05(月) 19:49:07.89 ID:???
ホントにアレで作れんのかw
パラディン社のマニュアルとどっこいじゃないのか
935名無し三等兵:2012/03/05(月) 20:03:47.42 ID:???
腹腹時計って映画の方かと思ったw
一時期よくポスター貼ってあって、監督が警察のお世話になっていたり、
映画観た観客から言葉の袋叩きにあっていたな。
936岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/05(月) 22:31:10.69 ID:???
『正説 レイテ沖の栗田艦隊』を入手。とりあえず要所のみ読了。

感想。新証言が390-392ページに盛り込まれており、ヤキ一カ電は実在したであろうとほぼ確定出来ると思った。
要はこれまでの議論は電文の証拠=受信記録という議論に拘り過ぎだったが、この本のように受信記録を基にした
メモやノートまで対象にすれば、確かに大和以外の場所でも受信した証拠となる(更に補強する証言も豊富)。
また、各種電文が何故残っていないのかについての説明や戦史叢書の「味方機が自軍の艦隊を追いかけて」といった記述の背景も得心できた。

その他にも「こういう取り方もあるのか」といった点が多く盛り込まれている。同じ戦いでも記述者によって細かな事実が変わるのは書痴なら
誰でも経験済みだと思うが、この本の特徴的なところは、今までの俗説批判本(福田本、佐藤本、左近允本)等とも違った論理によって栗田長官を
擁護している場面がまま見受けられることだ。

特に、405ページの示唆は大切。米側の25日の揚陸状況は記録がまちまちではっきりしていないという記述のことである。
私は「恐らくアクションレポートは残されているだろう」位は思っているが、この宿題を指摘した史家を文字で見たのは初めて。
名無し時代から2chで言及していたが、聞いた風な栗田評のレスで埋め尽くされ、相手にされなかったので悔しい思いをしてきた。
未解明な点をリストアップしない戦史家の悪癖と言える。私も2007年から疑問に思ってきたが、この疑問が活字になったのは嬉しい。
是非戦史家にはこの宿題を片付けていただきたいものだ。ま、英語の本なら指摘例はあるかもしれないけどね。
937名無し三等兵:2012/03/05(月) 22:35:16.57 ID:???
>名無し時代から2chで言及していたが、聞いた風な栗田評のレスで埋め尽くされ、相手にされなかったので悔しい思いをしてきた。

お前の場合は、コミュ障のせいじゃねーの?
938岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/05(月) 22:37:46.00 ID:???
ただし、疑問に思ったところもある。

*西村艦隊については勇戦を称えるあまり、オルデンドルフの弾切れ説を採用しているが、
フィールド本や大岡本、佐藤本を読めば、残弾数は明記されている筈である。この点については著者が間違いだと思う。 

*360ページ、戦艦の主砲を上陸軍の殺傷に使うことについて躊躇があった旨、著者に語っているそうだが、
これが本心であるのかは疑問。それは栗田長官が逃げ腰だからという理由ではなくて、
開戦劈頭上陸作戦に何度も参加し、ベンガル湾で輸送船狩りを指揮した一人であり、
ガ島への砲撃作戦も実施、当時はそれなりに戦果を挙げたと思われていたから
(その戦果を否定するのは日本では平成に入って出た『まさか物語』まで無かったと思う。)。
もし本当に戦術判断ではなくそういった「武人の精神」で海戦の最中に躊躇があったのなら、
別の意味で指揮官としての適性に疑問が沸く。
個人的には俗論で言われる程不適な人物と思っていなかったので、残念な材料だったね。

*394ページで「固く沈黙」「弁解しない精神」と述べているが、
ではGHQ参謀二部歴史課への受け答えや児島本は何なのか。
児島氏はテープまで持ち込んで3回にわたりインタビューしている筈である。

*巻末でどちらが勝ったかは歴史が評価すると述べているが、
これは文学表現としても許容範囲外だと思う。勇戦しても負けることは往々にしてある。
939岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/05(月) 22:43:08.29 ID:???
また巻末参考文献欄に記されている書物に児島襄、細谷四郎、小島清文、佐藤和正、左近允尚敏、都竹卓郎、カール・ソルバーグ各氏の著作が挙げられていない。

例えば、著者は発信元について南西方面艦隊を強調しているが、栗田長官は細谷氏には陸軍機からのものと語っている。他の著作も当事者の一人だったか、
当事者に取材して書かれた著作ばかりであり、これらと異なる記述についてどのような見解をお持ちなのか、興味があるところである。

381ページに巻末リストにない小島本が挙げられていることを見ると、このリストは「著者がある程度は信用するに足る本」と判断した本のリストなのかもしれない。
なお、伊藤氏とのやり取りの真相は『悲劇の提督』ですでに文章化されており、同書を知っていれば言及したはずだろうから、児島本は知らない可能性もある
(地方新聞での連載が元だしね。もっとも、まだ本書を全部読んでないので本文中で言及あればこれは撤回)。

出来れば他の本に比べてソースに特徴がある神野正美、岩佐二郎にも目を通していただきたいところであるが、
それは難しいかもしれない。
現状、戦闘詳報はアジ歴で確認することが出来るが、著者はアテネ版を使用されているので、
最新情報の入手には難があったことも推量される。
940岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/05(月) 22:45:11.67 ID:???
>>937
書評は?
941岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/05(月) 22:50:13.17 ID:???
>>937
1944年10月25日の米第7艦隊の揚陸状況と砲火支援群の動きが特定できる資料の提示でもいいわ。
まだ見たことないんでね。何せ英語は中学の頃から成績が悪かったもんで。
942名無し三等兵:2012/03/05(月) 22:50:22.25 ID:???
>>940
書評は?
943名無し三等兵:2012/03/05(月) 22:57:13.22 ID:???
>>942
その答えは流石にない。
まずは書評を書き込むべき。
944名無し三等兵:2012/03/05(月) 22:59:31.96 ID:???
ここに居ついてるアンチは本に興味があるわけでもなさそうだし、何がしたいんだろうなw
945名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:05:16.18 ID:???
ま、荒れそうな内容は隔離スレでやってくれ。本人も「俺のスレ」って言ってるくらいだし。

…仕事が忙しくて、年末買った「勇者の海」まだ手つかずなのに…orz
946名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:17:12.72 ID:???
>>945
絡んでおいて次に隔離スレに追い出そうとするのがアンチの策略ってわけだな。
947名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:26:55.83 ID:???
NGしといた
948名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:31:06.47 ID:???
>>947
「ここはお前の日記じゃない」とでも言えばいいのか?
949名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:35:05.83 ID:???
ああ、ちょっと前と全く変わらんな…
岩見登場→反発する奴が絡む→アンチだ何だ言い出す名無しの擁護が連続して出てくる→しかたなく隔離に誘導→追い出す気かとキレる
950名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:40:04.73 ID:???
岩見も自分を擁護してる名無しを止めてやれよ
そういう名無しの行為が岩見自身への評価を落としている訳なんだから
951名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:49:58.44 ID:???
>>949
仕方なくじゃなくてそれを最初から狙ってやってるようにしか見えないんだがな。
952名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:55:54.01 ID:???
ぶっちゃけ他人を罵る類の自己主張なしでもレビューを書けると思うんだが、
この人ってここでの書評がメインの自己表現ってことなの?
研究職につくか、本出せばいいのに

有益な情報も、ウザいノイズのせいでかなり台なしになる
953名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:58:25.39 ID:???
>>951
そう思うなら他人のせいだとそう思ってればいいよ。
そんな態度が逆に岩見の立場を悪くするのに気付かないならね。

ちょっと早く帰れたから「勇者の海」後書きだけ見てみた。

…以前言われてたけど、本当に前編なんだな。この撲殺できそうな厚さで…orz
954名無し三等兵:2012/03/05(月) 23:58:48.71 ID:???
>>952
上の書評のどこにそれがあるんだよ>他人を罵る類の自己主張
なくてもアンチはからんでくるわけだが。
955名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:01:25.40 ID:YHqYapC9
質問させて下さい。
第一次大戦終了時にスカパフローに沈んだドイツ戦艦の引き上げを題材にした日本語の書籍ってご存じないですか?
956名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:08:37.25 ID:???
>>954
残念だが日頃の行いのなせる業だろ。
書評を免罪符に他人の罵倒始めたり、他人に「書評は?」って言ったその口で日記書き始めたりしてりゃ住人の感情がどうなるか理解できないほど
岩見は人の気持ちが分からない?
957名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:11:44.64 ID:???
>>953
たかが800ページ足らずで鈍器扱いとは片腹痛い
958名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:14:23.49 ID:???
>>955
>>285か? 日本語じゃ無理
959名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:16:18.63 ID:???
>>957
まぁ総覧とかなればもっとページ多いからねぇ…
しかし正月から2ヶ月休みのない身じゃあのページは見るだけで心を折ってくれるorz
まるで食べる前から食欲を萎えさせる、今は亡きCoCo壱の1300gカレーのように…
960岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM :2012/03/06(火) 00:24:37.89 ID:???
上記書評で幾つか疑問点を挙げたが、以前本スレで他の人が指摘していたように、
あくまで実証的な態度の上での推量という形を取っている姿勢は自分自身が見習いたい位。
綿密性や証言のオリジナリティ、推察の巧みさなど、本としての出来はとても良い部類に属する。
(ただ一方で、レイテ島に置いてきぼりにされた大岡昇平のような立場から見れば、
 大和に砲撃して貰いたかったという渇望も理解出来る。これは、もうどうしようもないことだね。)

そういえば、ジャーナリズム批判の話が冒頭に載っていた。

本で描写されている(視覚上の)姿と実際の姿が大いに異なるとね。
このことで思い出したのは90年代に刊行された歴史群像太平洋戦史シリーズの
最終巻『連合艦隊の最後』に載っていた「敗北提督の戦後史」だった。

後の『大和型戦艦2』での原勝洋氏の比較記事と違って、
「敗北提督の戦後史」を書いた亀井氏の持論には納得出来る点が多かったが、
使われている写真を見ると、ちょっと貧相に、しかも写真の枠に対して
顔がでかでかと映っている。

これが良くない。

ではどのような写真が良かったのか。それは本書を読んで確認して貰いたい。
私は、あの写真を選んだことは何より良かったと思う。
961名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:25:09.93 ID:???
>>954
ある種の著者に対する政治的なスタンスその他に対する余計かつ感情的な論評がウザいんですよ
962名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:28:26.23 ID:???
>>961
ならNGにしとけ
963名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:28:49.70 ID:???
>>960
お前からもお前擁護してる名無しに言ってやれよ
いちいちカッカせずにスルーしろって
964名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:39:31.91 ID:???
政治を語りたいなら
ですがスレで
やればいいのに
965名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:44:16.56 ID:???
『共同研究 戦友会』以来の、戦友会を取り上げた本が出るな。

戦友会研究ノート 戦友会研究会 著

>>戦友会とは、軍隊での戦闘体験を共有した仲間が作った団体で、アメリカにもあるが、
戦後日本社会にできた戦友会は、数と規模、そして会員の情念と行動力の強さから日本独特の社会現象だ。
これまで研究対象にされなかった戦友会への聞き書きによって、軍隊や戦争への感情、死んだ戦友への心情などを
60項目で浮き彫りにして実像を明らかにし、戦争・戦後体験の継承をめざす。
ttp://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-2046-2

著者陣には、『共同研究 戦友会』と同じ人が何人かいるな。
966名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:56:54.25 ID:cKngccwo
>>958
自沈ではなく引き揚げに関して調べたいのですが、やはり日本語では無いですか・・・
ありがとうございました。
というか質問するタイミングを間違えたようですね。雑談に埋もれてしまう。
967名無し三等兵:2012/03/06(火) 00:59:37.64 ID:???
>>966
むしろ船舶板などのほうが
回答を得られやすいかも
968名無し三等兵:2012/03/06(火) 01:01:07.58 ID:???
海戦を政治だとか言ってる時点でどっちが感情的なんだか。
969名無し三等兵:2012/03/06(火) 01:35:42.75 ID:???
>>968
誰もあの書評に限定して
政治といってるわけじゃない
読解力ないのを見ると
本人か?
本人なら
隔離スレでゆっくり話を聞こうか
970名無し三等兵:2012/03/06(火) 01:47:51.54 ID:???
>>966
ドイツ艦隊に限定しなければ二次大戦後にマニラ湾の沈船を引き揚げた記録を
日本サルベージが出版していたはずだよ。
条件が違うけど、サルベージ作業の方法とかは参考になるかもしれない。
971名無し三等兵:2012/03/06(火) 06:11:21.59 ID:???
>>935
あれはアレな監督の存在を含めての企画だからな。
972名無し三等兵:2012/03/06(火) 06:58:46.41 ID:???
>>969
君がNGすればいいだけだと思うけど。
正直、認定乱発しにくるだけならうざいんで帰ってくれないかな。
そして昨日の晩の書評があの1冊だけなのも事実。
973名無し三等兵
そら、荒れてれば過疎るっちゅうねん