軍事板書籍・書評スレ43

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567名無し三等兵
「苦悩するパキスタン」の国軍の章だけ読み終わった。
パキスタンであれほど国軍の権力が強いのは世俗化した政治家たちに比べて、腐敗の
イメージが低く、安定した権力装置として国民から信頼されているからだそうだ。
軍部自身もそう自負しており、積極的に国政に発言する傾向があるという。
また、軍内部の主流派も、独立から現代まで思想が異なり、現在は親米派が少ない
という(個人的にはここでアフガンでのグダグダに納得がいった)
あと内部の感情としては90年代のアフガン内戦による難民の国内流入に国際社会が何もしなかった
事に根強い反感があるそうだ。
そしてその難民の流入っていうのが多大な影響を今のパキスタン社会に及ぼしているってのは知らんかった。
まだ他のページが結構残っているけど、パキスタンの現代を理解するうえでとても役立つ本だと思う。