【妄想作家】大石英司スレッド 20【ソース不要】

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822名無し三等兵
(2月17日メルマガおまけ その1)
※ 有料版おまけ ナイトストーカーズ&SWCCの選抜訓練ドキュメンタリーを見た後に、昨夜地上波某局で放映された、
某隊の生ぬるい選抜訓練風景を見て呆れ返った件に関して。
※ ディスカバリー9 http://bit.ly/yzFLp4
 昨日昼間に、前夜にディスカバリーchで放映された、ナイトストーカーズとSWCC特殊作戦舟艇部隊の選抜訓練の番組を見たんです。
 SWCCって、あまり知られていないSOFですが、最近SEALSの行動が、エアランドバトル化しているのに対して、SWCCは、
あくまでも浅海域での舟艇作戦を主任務とする、どちらかと言えば、SEALSをサポートするのが目的の部隊です。
そう言ったら部隊関係者は怒るかも知れないけれど。
 銃器訓練で、M2の薬室を開けたままで熱い銃身が暴発を起こすクックオフ現象のビデオや、夜間にレーザー照準されたターゲットを
暗視ゴーグルで狙って撃つ珍しいシーンもありました。
 で、ナイトストーカーズの選抜訓練がまた素晴らしい! てっきりパイロットを含めて、ベテランからの引き抜きで成り立っている
部隊だろうと思っていたら、基礎訓練を終えた連中が、そのまま志願して選抜訓練を受けている感じなんです。
だからそこに士官はいない(士官向けのコースは別にあるらしい)。そこをクリアできた連中がクルーや整備兵、パイロットになっていく。
 感心するのは、その苛酷な訓練の合理性。場面ごとに、教官が必ず、その訓練の苛酷さに関して、この訓練がどういう目的や意味を
持っているのかをカメラに向かって逐一説明する。兵士には説明しないんだけど、当然彼らは、苦痛を味わいながら、その合理性を納得していく。
もう素晴らしいの一言です。
 日本の場合、メディアは、それをただの感動物語で終わらせるし、悪役を務める教官たちも、そんなこと取材者に対して説明しないでしょう。
だから見ているこちらは、いったいこれ何の合理性があるんだよ……、と首を傾げてしまう。
823名無し三等兵:2012/02/17(金) 10:28:40.87 ID:uDKpn0CQ
(2月17日メルマガおまけ その2)
 訓練施設がまた豪華。デッチングの訓練で使うプールでは、雷や波も起こせる、風速40メートル近い風も起こせるし、天井からは、
そこに救難ヘリが降りて来たという設定で、ホイストのクレーンも付いている。鹿屋にある日飛さんの施設はどの程度の仕掛けがあるのか気になりますが。
 初日の訓練は、アメちゃんが大好きな丸太担ぎから始まるわけですよ(^_^;)。
米軍は本当に丸太担ぎが好きw。途中で、その丸太をハンビーに乗せて、でもハンビーが故障しているという設定で車自体をチームで引っ張る。
2チームで2台を引っ張るんだけど、やがて上り坂に差し掛かって、びくとも動かなくなる。
 そこでやることは一つです。誰でも思いつく。2チームが一つになって、一台一台を引っ張れば良い。
ただ疲労困憊の兵士達は、それをやって良いのかどうかの決断が出来ないわけです。
それを誰が最初に言い出すかのリーダーシップに関する訓練の側面も持っている。全ての訓練がそうやってRPG化されている。
1/3が脱落するシビアな選抜訓練でしたが。
 ちょっとびっくりしたのは、終盤のフィールド訓練の途中で、移動中に交戦して負傷兵が出るという状況設定があったんですが、
なんと、静脈注射とかさせるんです。で、「血が出てないのはなぜだ!?」「はい、静脈に入ってないからです!」おいそれ、生身の人間だろう(^_^;)。
所が何度針を刺しても静脈を探れない。しかもやっと針が入ったと思ったら、肝心の「生理食塩水パックは何処だ!?」状態。
基礎訓練を終えたばかりだから、当然メディックの資格なんか誰もまだ取っていないはずなんですが……。
824名無し三等兵:2012/02/17(金) 10:29:32.02 ID:uDKpn0CQ
(2月17日メルマガおまけ その3)
 で昨日は夜になって、TBSで海保の2時間番組があったわけだぁ(^_^;)。後半は、特救隊員の選抜訓練風景でした。
 まず、訓練生の線がやたら細い。ほとんど筋肉が無いんですよ。これでボンベ背負って人助けとか無理だろうという体型の連中が選抜訓練を受けている。
その前にSWCCのマッチョそのものの肉体改造訓練を見ていたので唖然としました。座学中心なのかたいして日焼けもしていないし。
 たかだか10キロの装備を背負っての砂浜の散歩がきついとか言っている。軍隊ならああた20キロの装備+3キロの銃を両手に抱いての訓練ですがな。
 さらに呆れたシーンが二箇所あって、海岸に出て、波の力を利用して岩礁に飛び乗る訓練をするんだけど、上手く波に乗れずに失敗するわけです。
その時に教官が岩礁の上から「(波から)出ろ! 出ろ!」と怒鳴るんだけど、あの場面ではメガホンなり使わなきゃ駄目でしょう。
訓練の安全確保がまるでなっていない。
 それと、オカに上がって、崖下から要救助者を担架ごとロープで引っ張り上げるシーンがあったのですが、素手でやっているんです。
わざと素手でやらせているのかも知れないけれど、ああいうのは平素からグローブ着用でやらせないと拙いでしょう。
 一番呆れたのは、最後の関門の24時間100キロ走。山梨のスタート地点から、羽田の基地までの100キロを24時間以内で移動しなきゃならない。
それが最後のテスト兼セレモニー。
 あんたら、日テレの24時間タレント・ランナーを舐めてんのか!?w。私は、明日10時間歩けと言われたら歩けます。
時速6キロで60キロ歩き通す自信があります。100キロ程度でも、少しずつ持久力を上げて行くことで、クリアする自信はあります。
16時間ではきついけれど、20時間あれば歩ける自信はある。この歳でもw。
 彼らは、最短者で16時間。一番遅い隊員で20時間でクリアしてました。
それがせめてボンベを背負って、その距離を歩いたというのなら誉めてやるけれど、一切荷物無しですよ。
挙げ句に、すれ違ったおばちゃんからペットボトルとか譲って貰って歩いている。

825名無し三等兵:2012/02/17(金) 10:30:01.18 ID:uDKpn0CQ
(2月17日メルマガおまけ その4)
 こんなみっともない訓練風景は、あまりに恥ずかしくて外国のコーストガードには絶対に見せられない。凄いショックでした。
俺ら、この程度の連中を特救隊とか言って煽てていたのかと。
海保の連中は、こんな軟弱な部隊は一旦畳んで米軍のトレーニング・キャンプを一通り回ったらどうよ。
 一方の米軍のエリート部隊特集を見ていつも感じるのは、こんな軍隊を相手に戦争する奴は馬鹿(^_^;)。それほど凄まじい。
何処かの国々と違って、精神主義とは無縁な極めて合理的で科学的な訓練プログラムが組まれて、そのために膨大なリソースを投じている。
 平時の軍隊は、予備役を教育量産するために存在するけれど、今のアメリカ軍は、特殊部隊のエリート兵を量産するために存在すると言っても過言じゃない。


> あんたら、日テレの24時間タレント・ランナーを舐めてんのか!?w。私は、明日10時間歩けと言われたら歩けます。
>時速6キロで60キロ歩き通す自信があります。100キロ程度でも、少しずつ持久力を上げて行くことで、クリアする自信はあります。
>16時間ではきついけれど、20時間あれば歩ける自信はある。この歳でもw。

さすが、アーロンチェアのエンタメ作家さんはひと味違いますね(棒