軍事板書籍・書評スレ42

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791岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
http://www.bk1.jp/review/0000470234

塩津計に関しては物によりますね。

上の広田弘毅本はうろ覚えですがまぁ納得できる範囲内ですし、
岩波新書から1998年に出た英語本は塩津評を見て買ったのですがこれは良かったです。
(ま、塩津が褒めてる真の理由は著者が隠れ右派だからってのもあるでしょうがw
 文中で何度も超大国日本て書いてるし。)

塩津の場合、現代政治が絡んでくると劣化の度合いが酷くなってきますね。
中国に対しての異様な蔑視感は本人が言うとおりリアルな中国を知らない故の
ものでしょう。明らかに舐めてる。しかしあんな国でも影もあれば光るとこもある。

Voiceだったかなぁ、中国の重点大学に通うパワーエリートに密着した記事を
読んだことあるんだが、人材を使い捨てにするだけあって上澄みの能力は本当に凄いようですね。
私もそういう凄い中国人を見たことがありますが、何時までも20世紀の感覚で
馬鹿にして捉えてると思わぬところでしっぺ返しを食らうなと思ってます。
世界中から先端技術をパクってこの御時世に確固たる覇権主義を一貫して
振り回しただけの成果はある訳です。『問題と研究』を読んでいてもそういう点を脅威に見ている。

ちなみに私が原発推進派に不信感を持ったのは、そういう中国のやり方を
関係者が羨望のまなざしで見つめ、ネット上のとある場所で
公然と反対派弾圧や住民圧殺を叫んでいたからです。311の後その手合いは皆雲隠れしましたね。
「バカは黙ってろ」なんて奴が出てくる土壌が日本社会にもある訳です。
反共思想の行き過ぎでああいう考えを野放しにすると軍事分野の先行きも暗いです。