軍事板書籍・書評スレ42

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620岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
色々あったようだけど、今週は毎日日付変わる時間に帰宅なので書いてるヒマなかったよ。
15日過ぎたからまた書籍予算組めるけど、原子力分野でブラックリスト作戦という名目で本漁ってるので、
来年までそう大した量の書評はできないでしょう。
ま、ワーワー教とかレッテル貼ってワーワー騒いでる方々を反面教師に、一歩一歩地道に消化、ということですなぁ。

南北戦争ものならちょっと欲しいかな。で、上で話になった、洋モノが出ないってのは結局は需要だと思う。
ソノラマ、サンケイのようなWWIIがメインとした出版事業すら、洋物比率が高かったためか結局は淘汰された。

20世紀、なかでも戦後以降なら同時代史としてそれなりに本は出る(本屋で言う時事、海外事情コーナー扱いで)
しかし、近代以前は出ない。なら官学に頼れるかというと、
防衛研究所は近代以前の戦史にリソースを割かないと決めているようだし、
歴史学者は数こそ多いが歴史全般に分散するから近代以前の西欧軍事史に来る人はそう多くない。

軍事史科でもあれば、違うんだろうけどね。大学は軍事研究を嫌うからなぁ。
新聞検索で調べたら定期的にその手の揉め事があるし、毎日のように社説で「やるな」と釘までさしてる例もある。
そういうわけで、文系的要素が入る軍事史も、人材と成果物の蓄積速度が遅い。

近代以降は何とかキャッチアップして大衆に海外軍事情報を取る場が成立してるが、完全に穴だよね。この分野。