「反感買うかも、」 平和団体 揺れる“足元”に悩む
平和憲法を守る八重山連絡協議会は、PAC3配備に反対する声明を出しているが、
これまでのような迅速な行動に移せないジレンマに陥っている。北朝鮮のミサイル発
射に不安を持つ市民から、反感を買うおそれがあるかだ。
声明は「防衛計画にある南西諸島への部隊配備への素地づくりに思えてならない」
として、対応策として外交手段による平和的解決」を訴えているが、協議会は「今回の
場合はこれまでとは違う。万が一落下したらどうするのか、という周囲の声があるので
やりにくい」とこぼす。
一方、「配備先が新港地区に決まれば市街地にも近いので、逆に危険になるのでは
ないか。今後、集会するかどうか検討したい」と話した。
八重山毎日新聞 平成24年3月29日