【敵機直上】本日の南雲部隊司令部 1AF【急降下!】

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782名無し三等兵
半藤一利「山本五十六」の中に、米軍の日本海軍暗号解読について触れた一節がある。
昭和17年1月20日にダーウィン湾で沈没した伊124の引き上げ、及び伊124が持っていた暗号書である。
・戦略常務暗号書D
・戦術暗号書乙
・航空機暗号書F
・商船用暗号書S
・漁船用暗号書Z
・補給船用暗号書辛
豪国防省関係者の証言では、珊瑚海海戦の直前に解読できるようになったとか、引き揚げから2ヶ月。
秦郁彦氏の研究では、D暗号の1割は解読できたが、日付換算表と特定地点略語表の解読に苦労したらしい。
だから「ミッドウェー(AF)は蒸留装置故障で真水不足」という偽電を使って、ミッドウェー=AFなのかの確認をしてる。
そして、昭和17年5月1日、D暗号はD1暗号に改定され、更に5/28から切り替わった。
そういう意味では、米軍が常時傍受可能な、東通放送はD1暗号、または更に強度の高い甲暗号を使っていただろうし、
6/4の東通放送を傍受したとして、米軍が6/4当日に解読できる可能性は、ほぼゼロに等しい。

ただし、5月中に、「日本海軍がAF攻略」準備中だ、と解読可能な、「辛」を使った命令書が電波に乗ってる。
・基地航空部隊命令作32号(5/12): 「AF攻略」部隊が5/25までにサイパン島に集結
・ニ水戦司令部発(5/13): 「AF攻略サイパン進発部隊」は26日13時作戦打合せ、27日出港予定