【敵機直上】本日の南雲部隊司令部 1AF【急降下!】

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773名無し三等兵
海軍反省会第四巻を買って読んだ。
反省会35回(S57.10.26)で、ミッドウェー明けの3F参謀・中島氏、再びミッドウェーにおける情報の軽視を証言。
35回の発言(出席)者の面々の中には、ミッドウェー明けの瑞鶴艦長・野元少将とか、
ミッドウェー明けの3F参謀・末国大佐など、機動部隊関係者がいるし、
軍令部作戦班・佐薙大佐、うるさ型なら大井篤氏・鳥巣健之助氏ほか、濃いメンツである。

GF及び1AFが情報を軽視した、という事例でミッドウェーを中島参謀は取り上げる。(p313-314)
6F高橋通信参謀の、6/4 午前1時に緊急信で所要の向きに打電、東通放送にかかった、とのネタ。
GF特信班では方位を特定することができない、ネタも再度紹介。
「とにかくこれらの情報は、連合艦隊司令部も第一航空艦隊司令部でも、作戦指導上無視されている。
これは両司令部とも、緒戦の成功に慢心したため、と考えられる」とのこと。
昭和18年に翔鶴副長だった寺崎大佐、質疑応答のパートで
「特情を軽視したミッドウェー作戦、これはあの、非常にいいと思いますよ」とコメント。(p327)

海軍反省会の面々で、「6F情報が東通放送にかかったこと」を否定する材料を誰ひとり持ってなかった、意味は大きい。