>>674の続き
旗艦ライオンに掲げられた「左方より分火」の信号旗は、3番艦(クイーン・メリー)と
4番艦(タイガー)だけ了解しなかったことになります。
なぜタイガーが受信しなかったのに、その後ろのニュージーランドが受信できたんだ?
疑問に思うところですが、
>>652の通り英艦隊は単梯陣であったため、直接旗艦の
信号旗を確認したものと思われる。
どちらが真相なのかは分かりませんが、いずれにせよ、デアフリンガーだけ射撃を
受けなかったことは間違いありません。
以下は同艦砲術長、ゲオルグ・フォン・ハーゼ少佐の手記より。
「イギリス艦隊は、やや遅れて砲戦に入り猛射を加えてきたが、本艦の付近には
一発も落下しない。
妙だなと思って、敵の2番艦プリンセス・ロイヤルを中止すると、どうやらわが旗艦
リュッツオーに集中砲火を浴びせているようだ。3番艦クイーン・メリーはどうか、
と目を向けると、これも別の艦を撃っているようだった。
”何だ・・・本艦はどこからも撃たれていないぞ。射撃訓練と同じではないか!”
そう思うと、高揚していた気分がスッと下がって落ち着き、私は命中弾を得るために
精神を集中できるようになった。あの傲慢なジョンブル共を叩きのめしてやる!」
(『ジェットランド沖海戦』)
なんだろう、このデジャブ・・・