402 :
名無し三等兵:
38式12サンチ榴弾砲は射撃時に、どう固縛しても跳ね上がる悪癖があってさっさと退役、売却されたらしいけど
駐退機が悪いの?
単脚の長さやバランス?
>>402 さすがにそれは俺の抽斗にはないな・・
砲を扱った山本七平さんが存命なら答えられるかもしれんが、
>>402 38式12cm榴は射程が短いのが最大の癌で、しかし軽量なことから結構多数配備されてます
本来要塞砲兵に全部回ってても不思議じゃないんだけど、兵器部に最大数が保管され
師団砲兵や軍砲兵でも定数不足を補うために保管してたり、酷いところでは実際に装備してたりしました
有名どころではノモンハンのときの野砲兵第13連隊が12門も装備して戦ってます
日本軍にもうちょい馬が潤沢にあったら、連隊砲の代わりに装備する師団が現れたかもしれないくらい
大量にストックされてる兵器でした
シナ事変で故障続出で「こんなもん、使えるか!」のクレームでまくり
の欠陥砲とか読んだぜ
>>405 故障どころか射程が短すぎて使えないわ、砲弾は古いのばかりで現状に即さないわ
いいことなしですわ
それでも終戦までストックされてたのは同じ弾頭使う砲がないからってのがでかいでしょ
弾が有る限り使いましょうって感じで
まあ野砲程度の軽さで10榴程度の威力(砲弾が98式銑榴弾なら)あるんで
まさに鶏肋ってかんじだったんでしょうな
>>406 12cm砲弾がアレで船狙って撃った弾が水柱あげたの見て、「アッ、日本海海戦ッ!」
って叫んだ兵隊がいたとか七平さん書いてたよ。
日本海海戦の炸裂の絵にそっくりだったそうな。
409 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 01:31:45.36 ID:loHglCSS
おフランス製120ミリRT迫で38式12サンチより軽量大射程良精度なんて胸熱つ…
>>408 一式徹甲弾が用意されてる
陸技一研5要報−第7号・野山砲用一式徹甲弾射表編纂試験要報
レファレンスコード A03032163600
初速
三八式九五式野砲 508m/s
九四式山砲 384m/s
四一式山砲 343m/s
三八式十二糎榴弾砲もわざわざ通常榴弾を改めて用意した辺り
場所を選べばそれなりに使える程度には思われてたんだろうね
当のドイツクルップ砲はwikiにも載ってないマイナ−砲でさ。
クルップ失敗作をまんま売りつけられたはずだよ。
連中の有色人種への蔑視感情は半端ないからな。
WW2では日本が同盟国でも対等なパートナーとは看做してなかったよ。
>>410 山砲もだが九五式野砲にも一式徹甲弾が用意されてたのか
それなりの貫徹力を期待出来そう
四号戦車の24口径7.5cm砲使って榴弾で70mm〜100mm貫通?そりゃデタラメ
手元の資料だと短砲身75mm用の三種類のHEAT弾「Gr 38H1/A・B・C」の貫通力が
それぞれ70mm、75mm、100mmになってるからそれと勘違いしてるんだろ
ちなみに徹甲弾だと500m衝角60度で39mm、100mで41mm貫通
100mも60度で?
それなら意外に威力あるように思える
>>414 そいつはどうかな?
おれはもともとドイツ戦車厨だよ。
グランドパワーの記事読んでみなよ。合本化したW号本でもいい。
成型炸薬でなく通常榴弾での数値だよ。
417 :
416:2011/11/08(火) 01:57:31.91 ID:???
ただし100m以内の至近距離だ
でないと北アフリカでキュンメル大尉がマチルダ戦車を何台も殺れるわけ
ないだろう?
>>418 ああ、いまは載ってるのか・・・
スマン俺が以前検索したときはなかったんだ
>>410 山砲用の一式撤甲弾は初耳だ。書き込みありがとう。
で、肝心の貫通性能は?
>>414 1941年当時のドイツ軍75mmHEAT弾は突撃砲部隊にしか支給されてなかった。
だから、V突短砲身がKB重戦車を撃破できて短砲身W号戦車が撃破できない
という珍妙な事態が起きる。
>>421 三突か。
元々はマジノ線等、鋼鉄製のトーチカを撃破するための砲弾なんだろうな
当時の弱装甲な戦車撃破のためにはそれほど必要ではなかった
>>421 貫徹性能は出てこないんだよな
似たような初速の他国砲から想像すると500mで30〜50mmぐらいかな
旧軍火砲好きには嘆かわしくも、三八式十二サンチ榴弾砲は
糞という結論でよろしいでせうか?
異論があれはどうぞ
当時の記述からして糞味噌ですなw
貴氏の評価も
ちなみに120mm級を愛用したロシア・ソ連の場合
M1909 1350kg 砲身1710mm 初速335m/s 射程7500m クルップ
M1910 1324kg 砲身1560mm 初速335m/s 射程7680m シュナイダー
WW1後に薬室拡大等をして
M1909/37 1450kg 砲身1710mm 初速364m/s 射程8910m
M1910/37 1466kg 砲身1560mm 初速364m/s 射程8910m
新型が登場
M1938-M30 2450kg 砲身2800mm 初速515m/s 射程11720m
元々日本の三八式より初速速くて射程長いんだね。
クルップの1909は毎分2発だけど、シュナイダーの1910は毎分5〜6発だってさ
製造数とか改造数とか1910のほうがずっと多いらしい・・・。
クルップが駄目だったんじゃないかなあ・・・
榴弾は装甲を貫徹しなくとも、溶接部の脱落や裏面を剥離させて
乗員を殺傷したり機器を衝撃で破壊したりする。
スターリン戦車みたいに高初速と弾量効果の運動エネルギー併せるのが一番だが、
低初速でも至近距離なら相当の威力を生じる。
南京の中華門の城門を破壊した四年式十五榴弾砲みたいにね。
>>409 施条迫撃砲の精度舐めちゃいけませんな
とはいえ旧軍でも迫の精度上がったよーって書いてる資料あったとかこのスレか前スレで見たし
ストークブラン式でも言うほど弾着精度は悪くなかったのでは?
歩兵砲なんかと比較した場合の話ですけども
山砲の各種弾薬に関しては「陸戦兵器要目表」に面白い一覧が載ってるのでWikiに反映しておきました。
良かったらどうぞ。
但し元が「陸戦兵器要目表」ですから多分購入された時点での一覧か、海軍が保有していた弾薬の一覧です。
榴弾 甲、 榴弾 乙に関しては詳細がよくわかりません。
成形炸薬弾かと思いましたが榴弾に括りなおしました。
>>430 乙
榴弾甲乙は、つまりは明治〜大正期に採用された弾と、その改良型で
信管でも分かるように、普通の榴弾です。
432 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 11:01:39.23 ID:qfyPj7sw
92式大隊砲は兵隊たちから「だいたい」の所で当たるから大隊砲とか呼ばれたとか。
山本七平が三八式12cm榴弾砲でフィリピンゲリラの舟を撃ったとき、
たしか「いままで見たことのない砲弾」とか書いてたはず。「海軍の砲弾みたい
」だったかな?いま本が手元にないもんで。
通常榴弾のように炸裂しない徹甲弾だったのか・・?
射撃に驚いた舟は遁走したそうだ
>>433 榴散弾(榴霰弾)かもね
支那事変頃までは使われてたけど
タ弾が出現するまで、山砲が戦車に撃ったのは大概榴弾でないのかな?
破甲榴弾はあまり一般的な弾種ではないはず。
M3軽戦車も最大装甲38mmといっても、ヒンジがついたハッチが前面にあって
車体構造的に脆いからなあ。
7.5cm榴弾で十分破壊できると思う。
>>433 記憶モードだけど、弾底信管のついた砲弾だったと思う。要塞トーチカ攻撃用かな?
とにかく弾底信管で遅延が入ってる。普通の榴弾なら着発だから、水面に落ちた
瞬間に炸裂するので高い水柱は立たない。遅延が入ってると銃弾と同じで
着弾で水柱が高く上がる。それ見た山本の部下の兵士が「あ、日本海海戦!」と
叫んだと。榴弾は高い水柱は立たないのに、なんで有名な日本海海戦の絵では
あんな高い水柱が立つのか、その兵士は不思議に思ってたらしい。
それ完全に破甲榴弾だよね?
・・スレ的にイグノーベル砲は三八式12サンチに決定だなw
う〜ん、破甲榴弾って言って良いのかどうか?
弾底信管とは書いてあったけど、破甲榴弾とかの
用語は書いてなかったと思う。どうなんだろう・・・
「日本の大砲」には弾種が破甲榴弾、鋳鉄破甲榴弾、榴霰弾
となってるね
榴霰弾はソ連軍を除いては当時、世界的に廃れていたし、破甲榴弾もあまり一般的
な弾種でなかったんではないだろうか?
山本七平も扱ったことがないくらい。
一応通常榴弾も制定したみたいだけどね>三八式十二糎榴弾砲
タ弾もこさえてるし
榴霰弾って欠点まみれだし日本軍も駄目だししてるのに
ソ連軍さんは何が良かったんだ?
>>442 塹壕陣地なんかこさえてない暴露目標の人馬殺傷用の砲弾だね。
あたかも空中の見えない筒から一定方向の散弾を撃ちだす感じ。
兵頭さんの「有坂銃」三十一年式速射野砲制定の章に榴霰弾の話は詳しい。
ソ連軍は先進性と後進性を併せもつ妙な軍隊だからねえ、督戦隊の野蛮さとか。
革命前から官僚主義
>>443 状況次第でキャニスター弾が有効なのと一緒か
その割にはやたら使用エピソードを聞く気がするけど
直接射撃大好きなソ連軍(教育水準の問題で弾着観測員の養成が追いつかなかったともいうが)だから
歩兵の群れに砲兵陣地が蹂躙される危険性を嫌ったのかもね
後はソ連の広大な原野を戦場と想定する限りにおいては有効だと判断したのかも
そりゃチュニジアでドイツ戦車に使い物にならない扱いされたアメリカの
37mm対戦車砲が、日本軍に対してはどの日本軍戦車も撃破出来てキャニスター弾
とか弾種も豊富とあればジャングル戦では対戦車砲なのに野砲以上の
兵器に化けるんだからなあ。
英のマチルダとかの2ポンド砲も日本軍戦車には無敵の撃破力だったが、
榴弾がなくて徹甲弾しかな(と言うより作らなかった)いのがいけなかった。
歩兵の群れと言えば虎頭要塞で四五式十五糎加農か九六式十五糎加農か
どちらが装薬だけして近接した歩兵群を砲口火焔で吹っ飛ばしたって本当なんじゃろか?
>>447 現在WW2前後のマイナー戦車ネタ話スレになってる日本軍のM3軽戦車に
色々事情が書いてたが43年春位からアジア太平洋方面含めて2ポンド砲用榴弾は出回ってたみたい
2ポンド砲用の榴弾って、それはそれで威力が…
擲弾筒よりゃマシ、ぐらいでない?
射程はそれこそ桁違いだろうが
擲弾筒は50ミリクラスの迫撃砲に匹敵する。
どう考えても重擲の方が威力は上。
452 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 18:38:45.82 ID:AcDXQWVh
擲弾筒があったのに何故ニューギニア等のジャングルで豪軍に勝てなかったんだろう?
豪軍くらい擲弾筒と機関銃の援護で突破できるだろ
あまりの立派すぎて食いつく気も起きない釣り針
>>452 だから〜ニューギニアは補給がないんだって!骨も帰らんニューギニア〜で!
南海支隊もスタンレー越えで一応豪軍相手に勝ち進んでたし。
糧秣もタマもまったく補給されないもんだから、ポートモレスビー目前に撤退する破目になる。
ガ島には曲りなりにも届いてる。海岸に米俵集積してても、内陸に運べ
なかったんだが。
スレ違いだから本線にもどすと、補給環境最悪タマ不足が顕著だったニューギニア戦線の砲兵活躍
記録は戦記ででてる山砲の中隊長のやつぐらいだろ?
結局砲兵の戦争は弾薬補給の戦争だからな・・・
どうやら、ここに限らず旧陸軍スレに質問厨を装った煽りクンが居ついてる
とおもわれ・・
おれもそれに何度もレスしてて面目ないが
>>454 俺もそれしか知らない
ただこのスレに八九式十五糎加農がニューギニアに投入されたとか書かれてるね
でも詳細は知らない……
>>441 榴弾はある意味代用榴弾である九八式鋼製銑榴弾だけですな
実際に配備されたかは知らんけど
(なにしろ口径12cmなのに正規の57mm榴弾と同等の威力範囲しかないから)
ハ号の車体に載せてタ弾専用車輌にする企画が持ち上がるのも無理ないなと
>>456 歩兵砲や12榴の話振ったsageない人のことか
まあいいんでないの、微妙に相手にされてなかったし
12榴はかえっていい話題提供になった
>>457 書き込みしたのはおれ。
古本屋でみた新聞社の写真集だったんで、ニューギニアのキャプションは
信憑性あると思われる。
記者を戦地に派遣してたからね。撮影データー保管するのは当然だろう。
八九式はラバウルに現存してるらしいし。
かつての17軍、暖簾わけの新設18軍で保有してたんだろう。
米軍の戦記でやたらと88が榴散弾射撃加えてくるのってただの榴弾の曳火射撃のような気がする。
>>458 九七式改造銑製榴弾(甲)てのがあってだな
こいつは鋳鉄破甲榴弾(癸)を改造したもの(この時点で寒いものを感じるが)
人馬殺傷の効力ある破片の密度1なる半径は約26m
57mm戦車砲は16mだからかなり違う
75mm野砲で九四式榴弾使って22m、十加農の先鋭弾で29mだから
まあ75mmと105mmの中間ぐらい、銑鉄弾としては立派なもの。
>>459 新聞社の写真集か
それなら確実だろうから詳細な使用実績が気になる
破甲榴弾のうしろの当用漢字でないもの見た時点で、なにか尋常でないもの
を感じるな