1 :
名無し三等兵:
2 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 03:06:15.76 ID:???
3 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 14:25:56.75 ID:???
次スレ上げ
4 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 21:04:20.55 ID:???
愛すべき地味脇役の鋼製十五糎臼砲萌え
5 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 22:33:43.97 ID:???
前スレ埋め終わり
そろそろ九九式八糎高射砲の話題が出ても良いと思うんだが出ないね
陣地砲は不遇だな……
6 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 22:48:49.09 ID:???
十四年式十糎加農砲と七年式十糎加農と十四年式十糎高射砲の話題も出ません!!
7 :
名無し三等兵:2011/10/25(火) 23:22:13.27 ID:202Q8iGs
前スレ終了
8 :
名無し三等兵:2011/10/26(水) 00:02:30.55 ID:aCCq5N8c
短12サンチ砲、短20サンチ砲が活約した話はありませんか
9 :
名無し三等兵:2011/10/26(水) 01:54:24.16 ID:???
>>5 本土防空の殊勲者だよね
ていうか日本本土防空戦で最も活躍したのは高射砲
10 :
名無し三等兵:2011/10/26(水) 03:01:59.45 ID:???
十四年式十糎高射砲は北九州で大いに活躍しました
後は関東
11 :
名無し三等兵:2011/10/26(水) 03:56:43.07 ID:???
11
12 :
名無し三等兵:2011/10/26(水) 04:11:12.65 ID:???
13 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 00:34:55.51 ID:???
ところで九六式十五糎榴弾砲って支那、ビルマ、ソロモン、フィリピン、沖縄、満州と
あの生産数でよくやりくりしたね
八九式十五糎加農砲もだけど
14 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 07:04:57.98 ID:???
九六式十五榴は当時の日本では異例の大量生産だと思うの
軽榴(九一式10H)の半分弱の生産数を考慮したら
15 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 08:26:51.53 ID:???
野戦重砲兵でなく師団砲兵に配備しようと頑張ってたからねぇ
しかし十榴、十五榴とも九〇式野砲より短射程なんだが、更新する上でその点は問題にならなかったのかな?
更新対象が九〇式でなく改造三八式だったから良いのだろうか
16 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 09:32:11.92 ID:???
軍砲兵の加農をもってくるからおk
なのかな
17 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 10:47:28.05 ID:???
>>15-16 そりゃ自動車化師団には10加持たせるつもりだったし
10榴も15榴も更に射程を延ばした後継も計画してたからね
18 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 14:41:59.42 ID:???
夢は膨らむ太平洋だな
ちょっと前まで馬がNEEEEEEE!!重い野砲使えNEEEEEE!!ってやってた軍隊とは思えない
まあ、輓馬牽引に頼らない、歩兵に追従できる重火力、って基本コンセプトは変わってないんだろうけど
ちょっと釈然としないものはある
ていうか九五式野砲とはなんだったのかとw
経緯を知るにつれ、もう正直ストップギャップだったら山砲でも良かったんじゃないかとさえ思える
まあ作ってみた当時は必要だと思われたから仕方ないのだろうけどさ
19 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 15:48:19.63 ID:???
>>18 まあ、15榴でいうと、自動車化は将来砲が本命、臨時充当が九六式
馬の師団は九六式が本命で四年式が臨時というカタチだから
仮にずっと先の未来だと、この将来砲が馬師団ていうか一般師団に降りてきて
その頃には一般師団も機械化が進んでるという腹積もりなんだろうな
全師団機械化なんて絶望的な未来だから
当分馬は残り、頑張って牽引車増やすにしても
それは10榴や15榴に優先され、野砲にまで回す余裕も乏しい
かといって三八式や改造三八式で10榴充当まで待てない
また自動車化師団だと将来野砲の予定が無い(自走砲の予定はある)
機械化するなら75mmに拘る必然は無く
カノンでも10榴でも構わないわけで、九〇式野砲は中途半端だったともいえるな
20 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 17:20:45.21 ID:???
>>17 それ九二式十加後継の将来砲だよね?
計画されてた機動十加ってどんななんだろ?
>>18-19 物だけみたら九〇式野砲は敵味方からの評価は高めだし
九五式野砲も単体で見れば悪くは無いのにね
時期が悪すぎたか
21 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 18:22:59.00 ID:???
前スレでも出てたが
アジ歴で 火砲、牽引車体系【レファレンスコード】A03032095200
まあ夢は広がりんぐw
22 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 20:07:48.38 ID:???
22
23 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 21:08:57.59 ID:???
俺的メモ
90式野砲ト95式野砲トノ間ニ於ケル中間野砲ノ設想ニ付・昭和10年11月
ref:A03032054600
射程面で九五式≦十榴<改造三八式<九〇式なので
射程12〜13km(改造三八式同等〜やや長い)の野砲についての構想について
実物を作らず計算上で否定した文書
九五式も九〇式もぎりぎりまで軽量化しており、中間砲は重量面で不利になるのみと言明している
>>20 結局のところ九〇式は野砲としては優秀だった、但し間接支援用火砲として見た場合弾量不足だった
射程については過大とは言えないまでも短縮の余地はあった、くらいかな
九五式は輓馬牽引の必要がある時期に作られて
生産開始後すぐに自動車牽引の方が現実的になっちゃった可哀想な大砲というイメージが
24 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 21:29:04.84 ID:???
九五式野砲も一応速度を押さえれば車輌牽引出来るが配備場所的に牽引用車輌居ないなw
25 :
名無し三等兵:2011/10/27(木) 21:54:53.82 ID:???
というか機械牽引するなら九五式である必要がないわけで……
26 :
名無し三等兵:2011/10/28(金) 01:54:10.43 ID:xfZW+tpY
前スレでサイパンの話題出てたけどテニアン、グァムはどうだったのかな?
27 :
名無し三等兵:2011/10/28(金) 19:30:38.67 ID:???
ソ連赤軍の車輪が装軌車両(非自走砲)の重榴弾砲や加農ってどうなんだろ
28 :
名無し三等兵:2011/10/28(金) 20:01:10.48 ID:???
あれはよくわからんね?
かなり重量があるからなんだろうか?
29 :
名無し三等兵:2011/10/28(金) 20:43:10.12 ID:???
30 :
名無し三等兵:2011/10/28(金) 22:59:22.13 ID:???
30
31 :
名無し三等兵:2011/10/29(土) 21:20:05.46 ID:???
ロシヤ軍は車輪とかクローラ付けるの好きだよなー
迫撃砲に車輪つけるのは見習っても良かったんじゃないのかなぁ
南方に持ってったときは不要になっただろうけど
200kg近かったり700kgあったりの迫撃砲に車輪がないのは不便じゃなかったのかな
中国戦線じゃ軽迫撃砲は一車牽引だったんでしょう、ほとんどの場合は
32 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 00:07:52.37 ID:???
ビルマ戦ではメイクテーラ戦で山砲が奮戦してるんだなあ
33 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 01:17:17.84 ID:???
徐州作戦とか武漢作戦とか砲兵も割りと活躍してるのに影薄いね(´・ω・`)
34 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 01:58:04.14 ID:???
そりゃもっと砲が重厚で大活躍してるはずのドイツ軍ですら
突撃砲じゃないと砲兵科で騎士十字章もらえんと言われるように
個の奮戦とか活躍じゃなくて、ある種マスの投射で決まるから武勲談にならんのよw
35 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 03:14:35.61 ID:???
どうしても部隊全部で支援するべき部隊を支援するとか
敵砲兵と対決だと個人単位の戦史なんかだと影薄くなるよね
凄まじく重要な事なのに
武勇伝になるのは野砲、山砲が1門〜数門単位で奮戦とか
加農砲、榴弾砲でも少ない数で嫌がらせとかピンポイント射撃で頑張ったとかになるしね
36 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 03:19:05.92 ID:???
あと、その世界中で大人気の天下のドイツ軍でも、「ドイツの火砲は?」といったらバカの一つ覚えみたいに
「8.8 cm Flak 18系」と「80 cm Kanone (E)」しかあがらないもんなぁ
この二つだけは非軍ヲタにも何故か知名度(厨人気)あるし、制式名称知らん奴多いけど
真の立役者たる「10.5 cm leFH 18」とか「15 cm sFH 18」とかスルー
37 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 03:30:41.42 ID:???
試製四十一糎榴弾砲と戦艦大和の九四式四十糎砲(四十六糎砲)みたいな感じ。
どちらも屈指の大口径火砲。
前者は活躍し戦果を挙げかつ戦略目標を達成したが、後者は戦果無し。
でも後者のが色んな意味で派手だから持てはやされる。
>>33-36 一般はもちろん研究家や軍ヲタの間でも砲兵火砲ジャンルはマイナーだもんね。
それが輪をかけて砲兵戦史の過小評価に
38 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 03:51:13.34 ID:???
>>37 東部満州の重砲群は皆割りと自分の仕事はこなしてるよね
あの兵力差で攻め込まれてるのに牡丹江辺りでソ連軍がチマチマしてたのはその影響もデカそう
前スレでもチョコチョコ話てたが
39 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 05:52:10.36 ID:???
占守島でも秘宝・九六式15Kが海峡挟んで対岸岬のソ連加農4門相手に対砲兵戦してるしな
40 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 06:09:55.71 ID:???
秘宝ってレベルを超越した貴重品なのが哀しい
41 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 09:38:22.01 ID:???
九六式十五加って口径だけみたら列強加農のなかでは最大射程はトップだけど、あくまで攻城・要塞砲寄りの野戦砲だもんなぁ
クソ重たいしいちいち砲床つくらないといけないし
生産数は十数門だっけ
そんな数でもコレヒドールに虎頭に占守島に、そこそこ活躍したよね
42 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 15:44:33.84 ID:???
敗戦までの八九式十五糎加農砲の戦例、戦史を詳細に書いた本があれば
かなり高額でも買うのに
43 :
名無し三等兵:2011/10/30(日) 22:27:00.96 ID:fW/CuWmF
九一式十糎榴弾砲は主力として大活躍
44 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 00:53:47.96 ID:???
Wikiの92式歩兵砲がこっそり更新されてる件
ドイツの山砲を参考にしたという話はなんだったのか
45 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 01:17:42.38 ID:???
このスレの人かな?
確か前スレでは他の項目も時間あったら書くとか言ってた方が居たが
46 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 04:17:19.28 ID:FnT1mCvb
サラクサク峠の90式野砲の奮戦は神
47 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 04:31:42.57 ID:???
硫黄島の機動九〇式野砲(26TKの機動砲兵)も奮戦してたね
48 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 10:59:00.50 ID:sVOqs4cV
色々、話観てたんだけど、大陸は良いよ?
だけど、ニューギニアで加農砲が使いずらい事ぐらい
部隊を送りこむ前に予測出来たろうに。
白兵団だっけ?。
49 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 12:55:26.04 ID:???
ニューギニアだとブーゲンビル島の野戦重砲兵第4連隊。
変な書き方だけど第17軍隷下の部隊だから一緒に行っただけ
50 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 14:37:49.35 ID:???
>>46 ルソン島は結構奮戦してる部隊、戦場が多いね
>>48 ニューギニアの加農砲とか全然知らない……
51 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 22:00:46.61 ID:???
たしか、むかしの新聞社系の写真集で八九式十五加農撃って後座してる
不鮮明な写真はあった。
ニューギニア戦線で「乏しい弾を一発一発祈りながら撃った」とかキャプション
してたはず。
52 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 22:09:39.40 ID:???
九一式十榴はシュナイダー1934年式で本家より制式化がはやいんだが、
旧式の1913年式の射程12kmよりみじかいのはいかがなものか。
53 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 22:30:39.30 ID:???
>>42 帝國陸軍重砲連隊史とか佐山さん書いてくんねえかなあ・・・
一マソぐらいなら俺買いますわ
その前に「日本の大砲」の復刻ですね
俺はもってるけど、新規参入の連中が不憫でならないんでねえ
54 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 22:31:53.33 ID:???
シュナイダーMle1913が2.3tで砲身長28口径、九一式が1.5tで砲身長20口径
野砲並の重量に押さえたらこんなもんでね?
米軍のM2や独軍のleFH18も同じ十榴だが2t級だし
55 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 22:44:34.40 ID:???
・・・やはり日本軍火砲の射程不足は冶金技術のみならず、馬格の貧弱さと
牽引車の能力不足なんだよな
二次大戦だと十榴弾砲クラスでソ連のM1938なみの射程12kmはほしいところだな
アウトレンジの観点から九六式十五榴弾砲は射程14kmは必要だった
56 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 23:14:52.56 ID:???
牽引車は能力以前に数が……。
てか軽牽引車の数量さえ足りてれば野砲以上は全部機動砲化したかっただろうね
何が足りないって一番足りなかったのが馬匹だから
57 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 23:18:00.31 ID:???
そりゃ野砲兵連隊以上を全部機動砲化できてりゃ
無闇に軽量化した大砲が多くなることもなかっただろう
山砲以下の話はまた別だが
58 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 23:26:03.89 ID:???
まともな機動牽引砲を装備できた国は一応、モータリゼーションは達成できてた
それは自明なんだよな。
ちなみに敗戦で影は薄いが、フランスの自動車普及率はドイツよりも高かった。
当時でも馬の飼葉より、油代のほうが廉かったんだが、日本の自動車産業の遅れは
当時の工業インフラ水準では何とかしたくとも、どうにもならなかったのが
現状。
59 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 23:51:11.25 ID:???
大友克洋の「気分はもう戦争」で八九式加農がでてくるぞ
このスレ住民はネカフェででも読んでみてくれ!
大友のほかの漫画でノモンハンらしきところで九六式だか軽機を拾おうとする
やつもあったな
・・あれは、どの単行本に収録されてるのかね?誰か教えて?
60 :
名無し三等兵:2011/10/31(月) 23:53:38.66 ID:???
>>58 モータリゼーションの芽をアホ官僚がせっせと潰してたのが当時の日本だったけどな
ビッグスリーの日本法人に現地生産の拡大や国内での部品供給企業の育成を働きかけるんじゃなく、
当時でも常識はずれな差別法をでっち上げて撤退に追い込んでるし
民間の参入規制までやって既得権の保護
どうにもならなかったんじゃなくて、自らのアホさで自滅したのが当時の日本だわね
中島が、昭和一桁代に軍需の上がりをほぼ軍需に再投資するんじゃなくてその収益を自動車事業に振り向けていれば多少は違ったかもね
発動機部門も早期に切り離して分社化で
61 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:05:25.09 ID:???
>>60 富士重工のちかくで一月出張から今夜かえってきた俺が通りますよ。
別宮さんがそんな意味のことを書いてたな。中島とは触れてないけど。
貴氏にはもっと書き込みしてもらいたいな。
俺、サトウマコト「横浜製フォード、大阪製アメリカ車」って本を古本屋で
買ったんだが、ずっと未読だった。
この休みでじっくり読んでみることにするわ。
62 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:08:28.76 ID:???
>>51 涙が出るなあ……
>>53 そんなもんが出たらちびりそうw
でもそういう本こそ欲しい
火砲そのものの開発史、技術絡みの話は2000年代に入ってからかなり充実して
痒い所にも手が届いて来た感じだし
今必要なのは前スレでも話題になった様に普通に一般人が買える
砲兵科の戦史、戦記系の書籍だな
63 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:17:02.46 ID:???
>>62 ソ連の満州侵攻、九六式十五榴の本なら旺史社「投降せず栄光の帰還」
ってのもってるよ。
斜め読みしただけなんで、じっくり再読したらスレに書き込むよ。
64 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:27:03.92 ID:G32saM7y
日本軍の高射砲部隊ってどれくらい活躍したの?
65 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:36:11.03 ID:???
>>53 砲兵ヲタ新兵なんだけど、「日本の大砲」の中身ってどんな感じなの?
写真やらが豊富な皇軍火砲図鑑的なものなのか、大砲入門他光人社文庫版みたいなものなのか
66 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:37:01.16 ID:???
>>64 昭和19年末から20年にかけて湖南省長沙の一角の防空に任じた某野戦高射砲
中隊が、その火制空域に入る敵機を必ず撃墜し、敵機はそこを避けて通る
ようになった。
ソースは「知られざる日本の兵器(2)」
67 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:41:45.19 ID:???
>>64 陸海軍迎撃戦闘機部隊の7倍は戦果あげてる
厨人気が高い海軍三四三空や陸軍244Fなぞ足元にも及ばない
68 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 00:49:46.62 ID:???
>>65 解説内容は新しいだけに、大砲入門のほうが精緻だと思うよ。
まあ、「日本の大砲」は写真と図面の図鑑だね。
しかし二十年前にあれだけのマ二アックな陸戦兵器の本がでたことは衝撃だった
ねえ。裏本なみのヤバいオーラがプンプンでてたもんよ。
まあ、いまでも2マソぐらいで買えたら損しない内容だと思う。
いっとくけど、NF文庫のコストパフォーマンスは異常だからな。
あれは廉すぎるよ。
69 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 01:23:57.17 ID:???
>>63 良さそうだなあ
>>68 あの文庫採算取れてるのか心配になるw
内容と値段が良い意味で釣り合って無い本が結構ある
70 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 02:11:40.73 ID:???
少部数高価格の本より文庫で数はけたほうが、印税収入はいいんだろうけどね。
砲兵沿革史なんて文庫でだせば、読書派というより愛書家は物足りないだろうが、
実利派には願ったり叶ったりだろう。
さすがに俺も古書価で手をだせないからな。
71 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 02:30:21.03 ID:???
砲兵沿革史は文庫で欲しいw
72 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 04:29:43.19 ID:TNlZJ2fg
>>64 >>66-67 高射砲自体は極めて効果的だけど数は少な過ぎだから
結局守りきれないし
大日本帝国陸軍の場合20mm級と75mm級が大半なのがね
35mm〜40mm辺りと75mm級より大きな重高射砲群もう少し充実していればと悔やまれる……
73 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 04:36:53.34 ID:???
日本「火砲」で92式歩兵砲の次に、最多で量産されたのが98式自動砲(20ミリ 約2600門)
だったりする。
74 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 04:57:44.54 ID:3PLvoH6n
東大の駒場図書館に「日本の大砲」が置いてあるのは
漏れが頼んだから
よろしく
75 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 05:00:38.88 ID:3PLvoH6n
津野瀬氏の著作は光人社NF文庫で出すべき
76 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 05:03:04.61 ID:???
>>73 自動砲そんなに造ってたのかw
その割には具体的な使用状況をよく知らない……
少なくとも俺は殆ど知らない
このスレの屈強な古参兵の方々は知ってる?
77 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 05:31:14.14 ID:???
>>68 NF文庫の佐山さんシリーズとか、写真と図版が豊富すぎて読みにくいっていう嬉しい悲鳴だもんなw
>>73 お前、九八式二十粍高射機関砲と勘違いしてるだろ
>>76 騙されるなよ
78 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 08:20:00.81 ID:???
まぁ自動砲も1200門ばかり作ってはいるんだけどね…
大隊砲が3000門、曲射歩兵砲が多分同じくらい、と考えて行くと
中途で生産停止した割に決して少なくない>自動砲の生産数
高射砲や高射機関砲がそれだけ作られたってことを見るにつけ
なんだかんだ言って太平洋開戦後は陸軍でも高射砲の生産が主だったんだなと思わされる
79 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 09:43:20.33 ID:???
>>74 あの本は大学や図書館以外で市井に何冊ほど出回ったことやら・・
初版のみの三千部くらいだと思われ
おれは当時、PANZERの新刊広告みて本屋に注文したけどな
一応、カネに糸目つけなけりゃ尼で買えるけど
日本の最高学府にあるのはよいことだ
将来の法曹エリート予備軍の学生などに読み継いでほしいものだ
ついでにおれが手縄モンにでもなったら、お目こぼしをよろしく!
80 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 10:16:45.72 ID:???
「日本の大砲」59,60ページに試製十糎榴弾砲(木下式)ってのが
載ってるんだが、この写真二枚以外に現在判明してる記録ってあるのかね?
81 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 10:59:22.79 ID:Pet6tlJv
82 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 11:58:37.45 ID:???
朝鮮球入れは都知事も嫌ってるけどな。低学歴低収入DQNの溜り場で。
大久保なんて違法建築だらけだぞ。建設関係者なら一目でわかる。
都庁のお膝元で小癪なんだろうな。
45口径の艦載、陣地固定砲でなく牽引式56口径のFLAK18系統をコピーできて
りゃ、もっと威力があって活躍できたのにと思う。
シナ軍の貨車輸送で黒焦げのやつを鹵獲した写真があるし。
83 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 11:59:15.41 ID:???
>>81 数的には九九式なんか話にならず、主力は八八式
それでも戦果は十分過ぎるほど挙げているんだから凄い話
84 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 12:19:09.59 ID:???
4000mぐらいの高度なら、八八式七高はよく当ったっていうからね。
列強の野戦高射砲でなんとか及第点レベル。
マーチンやコンソリ程度の中爆は南方でかなり撃墜してるよ。
7000m以上高空を飛ぶB17,B29ならお手上げだが・・・
85 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 12:28:26.49 ID:???
ボフォース75mmのコピー手間取ったのを見るに
あの88mmのコピーは厳しそう
まあ、対米英蘭開戦までにドイツから治具、工作機械丸々購入して導入出来てたらまた違ったろうが
ボフォース75mmも開き直ってライセンス料払って
工作機械一式買ってた方が……
86 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 12:43:58.39 ID:???
威力は認めつつも、ラ式十五糎榴も砲本体と弾薬が高すぎて、購入を見送った
くらいのビンボー所帯ですから。帝國陸軍は。
廃砲身のラ式鹵獲砲の砲架を試製二十糎砲に再利用したりね。実につつましい。
現地部隊がラ式十五榴をヘンシェル重トラックで鹵獲牽引してる写真は
カッコいいな。
87 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 12:51:11.20 ID:???
>>85 結局素直にライセンス買って教えを請うのが早くて安上がりなわけだが、貧乏根性なのかセクショナリズムなのか、なかなかそうは行ってないのがなあ
DB601のライセンス売ってくれたぐらいだから、頼めばドイツもFlak36のライセンス売ってくれたんじゃないかなあと思わぬでもない
88 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 13:02:57.30 ID:???
>>8 毎日新聞社の日本の戦史別巻「兵器大図鑑」にサイパン陥落後の日本軍砲台
の写真で海軍短二十糎砲がでてるよ。
梱包状態の十年式十二糎高角砲が十門くらい放棄されてたり。
月刊沖縄社の「サイパンの戦い」にも写真がある。
砲台基礎のコンクリが固まってなかったとか、準備が遅すぎたそう。
黒黒木少佐の四年式十五榴が米軍橋頭堡に大損害あたえたのが、せめてもの救い。
・・・括約はやばいぞ、きみは男色家かね?
89 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 13:08:18.69 ID:???
>>82 んなゴツイ砲を牽引できる牽引車あったら15榴や10加に使うだろ・・・
90 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 13:15:59.13 ID:???
クルップのハチハチは台車こみで6tぐらいだったけ?
九八式6tの牽引能力でギリだよな
十加、十五榴で4tほどだからな。日本の自動車生産能力と併せキツイのは確か
91 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 14:03:09.70 ID:Azf8ur3x
自走砲をもう少し早く多く作って各戦線に回してほしかったな。
日露戦争の38式15センチ榴弾砲を積んだ4式15糎自走砲とかフィリピンで活躍
しているし。
92 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 14:17:05.46 ID:???
>>86 そう考えると片っ端から武器買い集めてた国府政権が羨ましい
>>91 あれはチハ車台に余裕が出てきたのもデカいと思うよ
44年になると本土の連隊にはチヘが回り
支那、ビルマ戦線及び交通が途絶してない南方の連隊にはチハの新砲塔が回って
満州に残った連隊にもチハ新砲塔が回り
少なくとも本土ではチハ車台に多少なりとも余裕が出来たからじゃないかな?
93 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 14:31:25.29 ID:???
でも、先進諸国からチェコ軽機、ベルグマン短機関銃、ボフォース、クルップ、
ラインメタル、ビッカース、ブレダの砲、高射機関砲なんて新鋭兵器をあつめて
も軍隊、兵隊の資質がわるいと能力発揮できないんだよなあ
けして一流とはいえない兵器であれだけ奮戦できた日本陸軍はシナ軍はおろか、ソ連
軍より個々の兵隊のスキルははるかに有能だしね。
94 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 14:42:38.52 ID:???
九七式自動砲ってあんまり使用例を聞かないのは基本的に満州の優良部隊優先で配備
43年最末期から南方への抽出が本格化したが
配備先配備先で玉砕続出だから語れる人が殆ど残らなかったからかな?
95 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 14:57:38.11 ID:???
船舶工兵の連隊史にちょっと出てたな
活躍したってわけじゃなくて
退却のときに重くて困ったとか、そゆ話だが
96 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 15:04:26.80 ID:???
意外と生産数多いといっても、扱った歩兵の数なんて知れてるよ。
さらには生存者でも手記書こうなんてひとは少数派だろうしな。
所帯数のわりに高学歴者の多かった航空、機甲、砲兵、工兵は比率的に
記録がのこってるほうだと思う。
97 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 15:45:35.37 ID:???
>>73 九四式三十七粍速射砲も3000門超えしてね?
98 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 16:02:43.86 ID:???
ガ島の一木支隊第二梯団に配属された京都の独立速射砲8中隊のラ式速射砲
は揚陸したが、重すぎて運べず砂浜に埋めたそうな。
川口支隊の攻撃でM3軽戦車を5輌撃破したのは九四式速射砲だったらしい。
99 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 16:19:22.44 ID:???
>>98 >ガ島の一木支隊第二梯団に配属された京都の独立速射砲8中隊のラ式速射砲
>は揚陸したが、重すぎて運べず砂浜に埋めたそうな。
マジか……
>川口支隊の攻撃でM3軽戦車を5輌撃破したのは九四式速射砲だったらしい。
なんという奮戦……
待ち伏せで側射だよね?
100 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 17:44:31.26 ID:Mk0KNp2T
94式速射砲でM3相手だと200m位まで超至近距離まで引き付けて側面へ
一発必中しか勝ち目ないはな。
正面から撃ち合うのでは勝ち目ないのは目に見えてるし。ドイツみたいにPzgr40型
みたいなタングステン弾芯の徹甲弾があるならまだしも。
仮に見つかれば37mmキャニスター散弾で砲員全員バラバラに千切れてるだろうしな。
スッチーにキャニスター弾を常備していたとは思えんが
まあ榴弾でも普通にサヨナラだねぇ
以前から疑問だったのが、鹵獲M3の砲弾
多分HEとAPしか持ってなかっただろうと思うんだが、APでなくAPCBCを積んでいたのだろうか?
大分大量に使ってるんだが、砲弾の数は足りていたのか?
各種小口径鹵獲砲は砲弾を生産してる場合が多いんだが、M6戦車砲弾は生産してないよね
暴露状態の対戦車砲相手だと高速小口径榴弾って凄く非力なんよ
キャニスターでも盾の裏は距離と方向次第では無傷(元々砲の防盾って榴散弾対策)
M3だったら同軸機銃使うのが確実かつ強力
当時のガ島の海兵隊写真みると、より旧式のM2A4が混じってるね。
こちらは最大装甲25mmだよ。
こいつなら、九四式でふつうに貫通できる。
ほとんど重火器を揚陸できなかった一木先遣隊の攻撃は失敗、
これら軽戦車に「肉挽き器のようだった」と米兵がいうように蹂躙されている。
三人が自然壕に隠れてて、踏み潰されてひとりが生還の手記があったりする。
日本軍の一次攻撃あとはひどかったらしい。
テナル川に折り重なった一木支隊負傷兵を文字とおり潰しまくったそう。
第二悌団熊大隊は生還者から話を訊いてたんだろう。
それで戦車の仇は速射砲で討ったと。
105 :
名無し三等兵:2011/11/01(火) 20:05:13.47 ID:Pet6tlJv
今考えると一木ってすげー無能だよなぁ
たった数時間の戦闘でフィンシュハーヘンT期開戦分よりも死傷者出してんだから・・・
やはり中国で活躍した将校は奢りがあって使えない
>>105 無茶言いなさんな
あの時点で連合国軍は少数の奇襲部隊って信じてたんだから
・・活躍したのか?学校の配属将校したくらい落ちぶれたんだぞ?
千葉の歩兵学校の教官したりしてるが
予想外の抜擢で大佐に昇進。それが駒として辻に目をつけられたらしいけど
俺のジイさんは旭川連隊だが、騎兵だったおかげで三回召集されても戦地
にいかず五体満足で復員したけどな
ところでルソン島は自走砲と九〇式野砲の奮戦ばかり話題になるけど
他の砲兵火砲の活躍はどうなんでしょ?
戦記なんかを読むと日本軍側の火砲の支援も確かにあった見たいだが
他兵科の人の戦記が大半だからよくわからん
ルソン島の砲兵科の人の詳細な戦記って七平さんと四年式十五糎のしか知らないし
あの粘りを見るに砲兵の支援もそれなりと思うのだが……
>>106 準備不足に上の強攻慫慂と旅順の乃木軍同様同情すべき点はあるが、偵察、敵城把握の不足にその後の脆さを見るとなあ
まあ一木だけじゃなくて軍全体の問題ではあるが
>>107 支那事変からの軍の急拡大で陸軍の人材選別メカニズムが機能不能になった面否定できんな
俺も知ってるのは山本七平の本と「ルソンの砲弾」くらいだな
フィリピン戦は投入兵力に比して生還者の割合がすくないしな
ある意味三分の一が撤退できたガ島より過酷だったろう
山本七平も負けがこんで、砲を放棄してゲリラ戦に移行すると
歩兵戦闘の経験のない兵隊は、撃たれて射線かわす術をしらず戦死したのが
多かったなんて部下の話を書いていたな
フィリピンは決戦を呼号し実際国軍の決戦地と言うべき戦場で
しかも1年に満たぬ期間であれだけの兵力を投入し消耗したのだから
本来もっと注目されても良いのにガダルカナル、インパール、沖縄戦以下の注目度……
スレ違いすまん陸戦スレに書くべきだが
一木はとりたてて優秀でもない平均的将校だったみたいだよ。
平時なら中佐で退役するぐらいの。
盧溝橋事件の現地大隊長だったことが大きいだろうな。
しかも連隊長がムッチーですわw
・・なにやら暗雲を予想される人事だったねえ。
むっちゃん・つっちーラインの人なのか
\(^o^)/
>>98 ラ式と94式は重量はそんなに変わらず、両方とも人力けん引できるはずだが、
分解できなかったのが痛かったのかな?
>>106 スレ違いだからあまり書かんけど数年前の歴史群像では
帝国陸軍の偵察時の接敵対処マニュアルが悪いことも一因だとしてたっけ
>>112 ムチャグチが中国軍への攻撃を確認する一木を
恫喝したという話もあったような
>>112 陸大出てない時点で連隊長に行けるかどうか止まりだよね
今で言う営門一佐がやっとという普通の人だな
大昔中学の歴史教科書で「ガダルカナル島の日本軍 武器を人力で運んでいる」
ってキャプションのやつがあったな。四一式山砲分解搬送してるショットで。
毎日新聞社「日本の戦史」ではやはり四一式の車輪担いで丸太橋渡ってる写真もある。
一応、10加二門と15榴四門は牽引車も揚陸成功したみたいだが、山砲、
野砲、速射砲は人力搬送するしかなかったんでないか?
分解できないのはキツイだろうな。
進路が啓開しにくい場所で分解できないのは致命的かもねぇ
ま〜下手に道作ったら、こんどは目標の飛行場の飛行機のいい的にされるだけだからなあ
辻がガ島の戦況視察に訪れたとき、島内の砲数は各種あわせて36門
とか報告にあるな。
>>105 米軍は砲兵フルセットだから夜襲の一撃で突き崩せなければ砲兵射撃で身動き一切できなくなって離脱不能になる。
そんで夕方までには包囲殲滅だよ。主力を接敵させてしまえばね。
攻撃を命令されてそれをあの条件で実施したんじゃ夜襲での大損害が無くとも翌日には殲滅されちゃう。
わかりやすい悪役が現場責任者の一木なんだよ。
一木支隊の壊滅をみて、米軍の砲兵火力を侮らず慎重策をとった川口少将
も辻に消極的と看做され攻撃前に罷免とか前代未聞だよな。
あと、インパールで三人の師団長を解任したり、ノモンハンでも連隊長に自決を強要したり、上級司令部は安泰で
現場にすべて敗戦の原因を転嫁すんのは旧軍の悪癖だよな。
ガ島で米軍はシュナイダーの旧式155mm榴弾砲、これまたシュナイダー
の旧式155mm加農(射程19,5kmで八九式加農より長いが)
海軍砲の5インチ砲、75mm山砲パックハウザーなど使っているね。
ガダルカナルは米軍も必死だからな
まあ、初体験な事が多いし
主力がミソっ子の海兵隊なせいもあって手元にある兵器とにかくかき集めて持ち込んでるよね
結局必死さの差が出てる気がするガダルカナル
ガ島の記事で「わたしらジャワで捕った砲をもちこんだんですが・・」って
コメントを読んだことがあるが、あれはボ式山砲のことかな?
分解できなくて困ったとか書いてたはず。
たしか、三八師団に配属された山砲はボ式だったなんて読んだ記憶もあるな。
ボフォース40mm機関砲の放棄されてるガ島の写真はある。インド国民軍兵
が操作してたやつ。
多分ボ式だろうな
確かボ式速射砲も鹵獲してた気がするが
あれはどうなったんだろ?
蘭軍はボフォース製の砲を結構装備してたからな。鹵獲兵器の集積場で75mm野砲
と日本兵が写ってる写真があるよ。防盾はオランダ製のオリジナルのようだったな。
>>128 37mm砲のこと?日本軍が使用した話は聞かないなあ。
ボ式山砲はシナ軍から鹵獲、閉鎖器が故意に紛失されてるのを
日本製の部品で充当し再整備したのを交付、香港攻略戦で使われている。
三八師団は香港、蘭印戦に参加したのちガ島に投入された。
たぶん、おなじ砲を装備してるんで、鹵獲オランダ軍のボフォース山砲も併せて装備
したものと思われ。
準制式制定とかは別にしてないのね
>>122 今の企業や役所だって現場の中間管理職に全責任押し付けて辞職させるのに
上層部は形だけの給与カットで逃げるだろ?
戦国時代なら家臣領民を助ける為に城主が切腹なんて事が当たり前だったけど
下級武士や武士以外の出身者が明治維新で成り上がった結果、そうした価値観が
逆転してしまったんだよ
いろいろ調べてみた。
ボ式山砲は独立山砲兵20大隊に配備され、38師団にとともに香港、蘭印、
ガ島を転戦したそうだ。のち解散。
砲はボフォース1934年型75mm山砲、ジャカルタの博物館に展示してる個体も
オランダ軍より鹵獲して終戦まで日本軍が使用してたそう。
防盾、ゴムタイヤは当時のオリジナル仕様なのか気になるところだが・・
いまでも横須賀の防衛大学敷地にボ式山砲はあるのだろうか?
20年ほどまえのPANZERで砲の記事と写真が載ってたが
135 :
名無し三等兵:2011/11/02(水) 11:41:31.73 ID:/fWMCiGG
日本軍の上層部はカス揃いだったことは確かだが
大佐レベルの将官でも、勢いに身を任すようなことが度々起こるのが日本軍だからなぁ・・・
欧州戦線の戦記なんか見てても
どこの戦場でも起きてる現象なんて変わらんけどね
重厚なパックフロントに戦車連隊で正面攻撃をかけ即座に壊滅したり
縦深陣地攻略に歩兵が大量投入させられ「氷が溶けるように」兵が蒸発していく話とか
おぞましい戦例には事欠かない。
でかい規模の例で言うとマーケットガーデンとかも酷いもんだわな
まあそれでもインパールとは比較にならんほどマシだが
いずれも「やらなかったらどうなっていたか?」というのも検討すべき視点だとは思う
>>122 インパールレベルの局地的敗北で参謀本部の頭がすげ変わるような軍隊は
日本以外でもまずお目にかかれないけどな。
3師団長を罷免した牟田口は敗北の責任をとって罷免され、以後は部隊指揮を外され閑職にまわされているよ。
まあこれ以上は別スレで
そろそろスレチもいいところですので
これこれ、スレ違いが続くぞ〜
ついでにツラギも獲ってよいか(一木)?荒れてる陸戦スレを沈静化してはどうか?
いちおー火砲の話題はからめてくれな
ageてまでスレ違いの事を書き込めばそうなるわ
ガ島の砲数
10/13 住吉隊の装備 九一式十榴 4門
九六式十五榴 15門
九二式十加 3門
11/12 服部参謀の報告 十五榴 12門
十加 2門
野砲 4門
山砲 8門
高射砲 12門 計48門
とかwikiに載ってるが、どうも信用できないんだよなあ。十五榴は四年式も
混じってるはずだし、以前は揚陸成功したのは重砲で十五榴4門、十加2門
ときいていたし。ラバウルあたりから送りだした数でないかと・・・
揚陸時に空襲で弾薬もろとも大部分損失したんだから。
スレチ続きでなんだが・・・
>>136そうだによな。日本軍のバンザイ突撃なんかは、精神ぶち切れ状態と
言うか、負け覚悟のヤケクソだ。ところが、第一次大戦での欧州諸国は
冷静に勝つつもりでアレ(適塹壕へ突撃)をやってる。結果、数時間で
1個師団が消滅して行く。あの方が怖いよな。
八九式十五糎加農砲はビルマで援蒋ルートになってる道路砲撃してたよね、確か?
>>144 マンセー突撃やらかした部隊には生き残りがいるのに
栗林中将の最後の奇襲の参加者には生存者が皆無って話か
最後まで楽をさせてくれない指揮官というのは怖い
>>147 硫黄島で当スレなら噴進砲やら、上陸舟艇をバカスカ撃沈した一式速射砲の少尉
やら、海軍先ばしり砲台とか火砲の話題あるだろうに
旧軍陸戦スレはなんで過疎ってるんだ?こっちに書き込む暇あったら、
すこしはもりあげてやれよ
このスレ、べつに艦砲話題にしてもいいんだよな?
前スレで九九式8糎高射砲のルーツの海軍砲やら十年式12糎高角砲の話題で
結構伸びたのにな
門外漢なんで、個人的には海軍25mm機関砲のネタなんか書いてほしいが
つーか硫黄島の速射砲と迫撃砲と臼砲は頑張り過ぎw
ちなみに硫黄島以前の島嶼防衛時水際防御の火制が不徹底だったのは
日本側の迫撃砲、臼砲が不足してたのが大きかったみたいだね
タラワじゃ日本側に十分な迫撃砲があれば更に地獄だっただろうと
米海兵隊は言ってるし
ペリリューでももっと迫撃砲があれば海浜での被害が上積みされたかも
サイパンも迫撃砲がもっとあれば総攻撃失敗後でももう少し被害を与えられた?
後、日本軍陸戦スレは存在を知らない人が多いんじゃw
>>150 サイパンの場合はしょうがない面もあるからなー
持って行くはずの迫撃砲がボカチン喰らって少なくとも数十門は消えてる
迫じゃなくて曲射歩兵砲かもしれんが
その部隊が再編後硫黄島に配備されてると考えると何とも言えない気分になる
東條首相が「サイパンの防備には太鼓判を押す」なんて云ってたんだけどね。
それこそ毎日新聞社、兵器大図鑑に「陥落直後の日本軍砲台」って見開き
ページあってさ。梱包状態の高角砲がゴロゴロしてんのよ。沿岸の塹壕陣地
が完成してるくらいで、満を持してには程遠かった。
サイパンは海没の丸腰部隊が全身ヤケドでぞろぞろ上陸とか、指揮系統の異なる
雑多な部隊がおおくて、兵力四万以上といっても戦闘力は相応でなかったようだ。
>>149 海軍25mmと十年式十二糎高角砲の戦例は気になる
そして十年式十二糎高角砲と八九式十二糎七高角砲の生産数を見た後
三式十二糎高射砲、五式十五糎高射砲とか見ると哀しくなる
後、十四年式十糎高射砲とか……
海軍と陸軍の連携悪過ぎだろ
>>150-151 日本側の全般的な迫撃砲不足は連合国側には疑問だったようだな
せっかく連合国軍を各種火砲、陣地で動けなくしても
迫撃砲不足で火力投射が明らかに不徹底だったりする事例が
>>152 あそこまで悪い状態とは東條どころか大本営中枢でも知らない人が多かったみたいだけどね
せめてペリリュー以降みたいに編成で可能な限り部隊を纏め
地区隊単位に出来れば砲兵火砲ももっと威力を発揮出来た筈なのだがorz
>>155 それでも致し様はござる
重砲つくるのはカネも手間も時間もかかる。日本軍にとっては迫撃砲ですら
飛ぶ飛行機はなくても、南方各地で航空爆弾は余ってたんだよ。海軍陸軍で・・
小銃のタマが乏しいところでも大概な
それをそれをとばす投擲器なり爆弾を改造した噴進砲弾をもっと早期に実用化できてりゃなあ
とは思うわ
現に噴進砲で硫黄島と沖縄では米軍に大出血与えている
ロケット弾なら最低の飛ばし方だが、土手に溝掘っただけでも撃ちだせる
>>156 やたら航空爆弾を流用したIED(と言って良いか知らんが)使ってるよねw
>>156 手間と時間が掛かるのは陸軍だけ
海軍は砲作れる工場が多数あったから高角砲の量産が一定レベルで可能だったの。
んで、そこで陸式の砲を作るには色々とジグとか替える必要あるから無駄だし
かといって陸軍には海軍砲を採用する意義があまり無い
彼らの要地高射砲に欲しい性能は三式12高であって
これには海軍の12高や12.7高じゃ足りないわけで
海軍技術を導入した3年式12高になるのは当然極まりない。
ましてや爆弾が余ったからなんだと
余る時点でシステムが崩壊してるんだから
崩壊を前提とした兵器なんて常道ではないし
噴進砲は本気で使おうと思ったら通常砲より不経済なんだよ
命中率が悪く使用装薬が膨大なんだから
同じ効果を発揮するのに必要な鉄と火薬がより多くなり
大規模に使えば使うほど砲の取得維持費用分を覆してしまう
言い換えれば他に転用することの無い使い捨部隊用なんだよ。
それはそれで事実追認では有るが、最初からそのつもりってのは中々できんよ
>>156 >>159 迫撃砲・曲射歩兵砲を使用して50kg及び30kg・15kg爆弾を発射する方法は
実際に研究されていた(「爆弾投射法」という)
1 二式十二糎迫撃砲を使用した30kg爆弾投射法。
2 九七式曲射歩兵砲を使用した15kg爆弾投射法。
3 七年式三十糎榴弾砲の砲弾を改造して砲身とした50kg爆弾投射法。
射程はいずれも最大で500-600m程度。
現地自活用・本土決戦用ということだが
実際のところ
>>158の言う地雷としての使用とどちらが有効かはわからない。
50個や100個纏まって余っていれば意味もあるだろうが。
>>159 海軍に詳しいひとが書き込みするのもいいもんだな。勉強になるわ。
噴進砲がコストパフォーマンスがわるいことぐらいは俺でもわかる。命中精度やら
資源の浪費もな。そこまで馬鹿でないよ。
しかしシステム崩壊だろうが、余ってるものを活用するのは自然の考えだろう?
なにより当時の戦況は拙速が求められたはず。
貴氏は九八式臼砲なら、かろうじて及第点をつけるのかな?
・・・航空爆弾を横向きで撃ちだす投擲法はたしかに俺もマヌケと思ってる
爆弾が余ってたってことは、火薬の生産はもっと出来たのに、金属資源がネックだったって事かな?
単純に航空機がなくなって集積した爆弾が残っただけの話
機甲スレや海軍系スレでもよく言われるが
大日本帝国の生産、産業の隘路が鉄の生産量だから……
>>162 ちっと違う
陸軍で余りが多かったのは小型の15〜100kg級で
これらは太平洋では使う機会があまり無かったんだよ
元々飛行場の機体や暴露兵員を多数の小型爆弾で粉砕するという戦法で作られたので
密林内の敵兵・陣地や滑走路、敵艦船といった対象には非力で使う機会があまり無く
もっと大型の250kg級以上は全然不足して、こっちは海軍から提供を受けてた
で、火薬が足りないのは炸薬じゃなくて装薬のほう。
爆弾の炸薬なんてロット次第で何が入ってるかわからんぐらいに色々だけど
装薬は一定の燃焼性能が必要だから代用素材で賄うのが難しく
また実質的に綿火薬系なんで、綿がどうしても必要でね・・・
>>129 そうです
ボ式37mmは蘭印で鹵獲したとか聞いたような?
>>166 鹵獲はしてるだろうね。あのクラスだとラインメタルのつぎに輸出実績ある
砲だし。日本軍が使用したかは謎だけど。
オランダ軍はラインメタルの10,5cm軽榴弾砲も自軍仕様で輸入してる。
ドイツ軍が接収して、ふたたび独規格の砲弾を使えるよう改修したとか。
168 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 00:32:52.11 ID:4zHSkucT
海軍系の火砲って活躍はしてる筈だが戦例、戦記はあんまり見聞きしないなあ
硫黄島では25mmで暴れ回ってたようだが
後、沖縄か
確か少尉だったような?
他の砲員がやられて自分が操作して他にも戦車、装甲車を10輌近く殺ってなかった?
ソ連映画「スターリングラード攻防戦」や北鮮映画「月尾島」におけるZis-3野砲だなまるで
172 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 03:53:57.18 ID:2Ckh2I9u
山本七平の砲兵戦記をくわしく
詳しくって言ってもルソンの話で要約はよくスレに出てる通り
174 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 04:47:11.47 ID:2Ckh2I9u
米製自走砲を任されたというけど、くわしく
ジー・ジー・アール・ケー・エス
でググるアル
皇軍砲兵の評価といったら、高射砲と並んで速射砲も長い間不遇だったよな
177 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 08:55:36.34 ID:j3zNKHQa
高射砲も速射砲もどっちも日本軍はうんこだし
>>172 ここで質問するより「一下級将校のみた帝国陸軍」とか中公文庫の本何冊か
買ったほうが手っ取りばやいよ
きょうの祝日は本屋にGOだ
硫黄島一式速射砲はたしか照準手がやられて、少尉みずから砲を照準。
上陸用舟艇やら水陸両用戦車撃ちまくって隊全体で二十隻、両以上
殺ったはずだよ。
米軍が「苦戦中、増援頼む」の無線飛ばしまくりで
少尉はその戦闘で戦死したが、武功抜群で死後特進したとか本で読んだな。
180 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 12:07:37.91 ID:L1OdKZGm
大戦末期にドイツの成型裂薬の技術から生まれたタ弾を使って日本軍の対戦車砲の威力が倍増しはずだけど実戦ではどの程度使われたのかな?
>>180 タ弾は対戦車砲(旧軍では速射砲)でなく山砲野砲榴弾砲用だね。
当時の技術では初速がたかいとダメだし、ある程度の口径がないと威力
がしれてるんで。小銃擲弾ではブーゲンビルでつかわれているけど。
ビルマ・メークテラ戦で山砲タ弾が英軍戦車に火を噴いている。戦果は忘れた・・
むかしのPANZERで木俣滋郎さんが戦記シリーズで書いてたんで読んでみてほしい。
あと、サイパンで山砲用タ弾が捕獲されてる写真が月刊沖縄社「サイパン・
グアムの戦い」に載ってるよ。
>>177 そのうんこの様な砲でも適切に使われれば大戦果挙げてる
そして一式47mmは米軍に恐れられ、本土上陸作戦にはM4では危険と
M26の配備急がせた要因だぞ
一式47mm対戦車砲って米軍評価が高いんだよな
あのクラスでは、けしてわるくない砲だよ一式速射砲は
ドイツのPAK38、ソ連の1932 45mm砲、オーストリア・べーラー砲
(イタリア軍がおもに使用)、フランスSA mle.1937APX、シュコダvz.36
などと較べても
いかんせん出現時期が遅かったのと、もっと貫通性能のよい砲弾を配備できて
りゃなあ・・とは思うけどね
べーラー砲が出てると聞いて(他を見やがれデザート野郎
75mmクラスの対戦車砲になると「待ち伏せて撃った後に人力で陣地転換」なんて出来るのかなぁ…
独ソ戦の初期でもpak38よりpak36の方を(重量が半分しかないから)好む兵隊がいた、って話をどっかで聞いた。ソースは失念
>>185 それは映画のセリフかな?イタリア兵が吐く
機甲スレ覗いたら、やたらベーラ砲の話題あってワロタ
>>186 不可能ではないが、キツイのは確か
1.5tのPAK40を7人くらいで曳いてるドイツ兵の写真とかあるし
泥濘だと人力で10人でも無理だろう
人力で動かせるのは500Kg位までだろ
人数や地盤の状態によりけりだよ
舗装道路で乗用車ちょっと動かすなら二人でもいけるし
タイヤのついた重量物は平地なら、最初にグッと力さえいれりゃ、あとは
慣性でスーと動く
おれは大卒DOKATAで自動車工場で重量物の据付とかやるが、1トンくらいなら
全ネジボルをコロがわりに大バール数本の人力だけで簡単に動かせる
・・・工場の床が平坦でコンクリなおかげだが
訂正 全ネジボルト
>>191 それはネジ棒というのでは…
条件によってはねじ山の分摩擦係数が減っていいのかね?
そろばん責めのように食い込みそうな気もするがw
>>81 放射能ばらまいている韓唐人もぶっ殺してほしいが
単にムクの鉄棒よりありふれてる材料だから昔から使ってるだけだが・・
建設業界では略して全ネジっていうよね
仕事に行った先の工場連中とおなじ道具や材料の呼び名がちがうので困ること
があるな
クルマ屋がロックタイトという結束材は工事業者はインシュロックと呼ぶし
陸軍海軍は当然のこと、旧軍でも兵科がちがうと呼び名がちがって意思の疎通
で難儀した例は多々あったと思われ・・
戦争末期のドイツ軍の対戦車砲兵なんてのは、基本的に1門1台2台と差し違え、だったそうな
砲撃爆撃で破壊された道路の隅に偽装配置された75mm砲なんか人力で動かせるものじゃない
88mm砲なんかも戦車砲をアウトレンジ出来る間にどれだけ破壊できるかだけだったし
それ考えれば一式47mmは理想的な対戦車砲だったと思うよ
仮に同数の90式野砲に置き換えられてたりしたらもっとあっけなく制圧されれた可能性がある
>>195 オスプレイの邦訳 大日本絵画「太平洋の日本軍防御陣地1941-1945」
に沖縄、首里の130高地(チョコレート・ドロップ)の陣地図解が楽しいよ
丘を守る三門の一式速射砲がトンネル内移動させて別の射撃口から砲門
開けたとか。九〇式野砲は無理な芸当だろうな
やはり俺の年代は学研や小学館の図鑑のノリが壷にはまるんだよな
源文さんも図解の類が好きだよねw
>>195 PaK43/41の陣地移動で、数十人のドイツ兵が群がって移動させてる有名な写真があるな…
>>177 ところが米軍は一式速射砲も九〇式野砲も八八式高射砲も
対戦車砲として評価してる
なんせ条件させ整えばM4中戦車の正面抜くからね
撃つ側の日本軍としては偶然には期待出来ないが
撃たれる側は偶然だろうが希少な条件下だろうが
正面を抜く可能性があるのは怖い
>>181 木俣さんの連載って単行本化されないのかな?
>>183 日本戦車の装甲を差っ引いても使い易い火砲だからねぇ
鹵獲するとかなり喜んで使ったとか
>>195-196 威力と人力移動可能な重量のバランスがギリギリで取れてるな
あれでもう少し威力のある砲弾が準備出来ていれば……
前述のオスプレイ本より
ブーゲンビル島の四一式山砲一門の戦果(陣地と砲の写真あり)
海岸に上陸した海兵隊を堅木の丸太で組んだ掩蔽壕から側射
おおよそ200発の即用弾薬のうち、50発を使用
数分間で上陸用舟艇5隻を撃破、10隻に損傷を与えた
>>177 陸軍の砲はカーキ(土地色)で塗られてたからな。あながち間違いではない。
ドイツでナチス突撃隊のシャツなんか馬糞色とか呼ばれていたぞ。
>>199 凄いなw
多少なりとも準備された陣地がある海岸への上陸は地獄だな
>>199 >堅木の丸太で組んだ掩蔽壕
前スレで軽く話題になったビルマ戦線の四一式山砲と同じだね
特火点マジ重要
>>196 普通の防御戦闘で砲1門の為にそんな人数は割けないだろ
あくまでも事前の陣地構築だからこそ出来た芸当で
>>203 いや、防御戦闘だと本格的な陣地でなくとも、歩兵が機関銃と擲弾筒以外は
小銃撃つよりか歩兵砲や山砲、迫撃砲のタマ運びや陣地変換を手伝ったほうがよほど効率よくて
よほど戦力になるんでないか?費用対効果で
ドイツの歩兵分隊が一挺のMGのための弾薬輸送の人夫と用兵側は看做してた
みたいに
山砲は日本陸軍のお友達として各戦線で大活躍
鋼製十五糎臼砲は魅惑の脇役
加農砲
>>206 加農な。砲はつけない。
十四年式十加64門、九二式十加180門、八九式十五加150門、
九六式十五加十数門は暗記事項だ。生産数を覚えるやうに。
十四年式十加以外生産数それで正しいのかな?
よく見る数字だけどソース知らないんだよね……
>>208 むかし、丸の別冊の巻頭特集で火砲のページを佐山さんが解説しておられ
これが一応の定説となっているよ
正確な生産門数は現時点でもわからないらしい
兵頭さんは現在判明してない数は終戦時資料を処分したらしく、おそらく
未来永劫わからないだろう、なんて自分の本に書いてたな
>>207 せんせー、野戦重砲の生産数はテスト範囲に含みませんか?
>>210 確定した事実ではないんでテスト問題にはなりようがないだろうとマジレス
九六式十五糎榴弾砲は440門とか云われてるけど、昭和17年度?の実績でそのあとも
生産してるからもっと実際の生産数はいくね
九四式山砲もそう。公称で470門くらいだったかな?
生産数でそんなもんなの?
前線で一度にぶっ放してたのって、一体どれだけ有るんだか
213 :
名無し三等兵:2011/11/03(木) 21:30:13.88 ID:XQvoPeoD
41式山砲の生産数は何門だったのかな?
九六式十五加は30門って書かれた本を見た記憶がある。題名は忘れてスマソだが・・。
米軍に対したら配備数が少なすぎ何だけどな
せめて南方には十分な砲と
弾薬を送ってやりたかったな
>>212 だから、大規模砲兵戦が惹起しにくいわけだよ。
ノモンハン、香港、コレヒドール、シンガポールや
南昌作戦の渡河支援が大陸で最大規模なくらいで。
>>213 550門ぐらいでなかったかな?何かで読んだ記憶があるけど。
本来の山砲兵も九四式に装備改変されなかった部隊があるし、歩兵連隊砲で
足りなくなって駐退復座器のない撃ったらゴロゴロうしろにさがってくる
三十一式山砲なんてとんでもない代物がインパールにひっぱりだされるんだよ。
>>209 と言う事はとりあえずの確定値か
九二式十加、八九式十五加辺りは10門単位で増えるかもしれないな
九六式十五加は知らないが
この野戦重砲の生産数だから、ノモンハン、ガダルカナルの損失数
がシャレにならないわけだよね。
四年式十五榴弾砲は280門だし。
ガ島は放棄したもののほかに海没したのが多いはずだよ。
もし、wikiの数字が正しくて島内に十五榴が15門あったとしたら
倍の数は沈んでいるね。
>>207 加農砲については旧軍内でも普通に使用してたみたいだしなあ
まあ、意味を考えると「頭痛が痛い」みたいなもんだが
語感的に加農ではなく加農砲のが座りが良いのかもw
それに訳語だし「カノン」を訳して「加農砲」で良い気もする
>>217 四一式山砲は連隊砲として戦争中も継続生産してるし
殆どの戦場に姿を見せてる事を考えてもそれはさすがに生産数を下の方向に見積り過ぎでは?
>>220 おれも実は550門って数字は眉唾もんだとは思う。あれはなんで読んだったかな?
四一式山砲が交付された山砲兵連隊、歩兵連隊数で生産数はともかく
配備数はわかりそうなもんだが、これ膨大な作業だろう?
千門はつくられたと考えるのが自然だよなあ。
222
>>143 戦史叢書の記載
10月19日の住吉支隊砲兵隊の装備
野砲 7門(1994発)
山砲 3門(150発)
十榴 4門(?)
四年式十五榴 4門(420発)
九六式十五榴 11門(709発)
十加 3門(742発)
>>223 これはこれはありがとうございます!
住吉支隊の野砲7門は私、書き込みわすれてましたが、wikiに山砲門数の記載は
なかったですもんね。
四年式と九六式十五榴の門数がわかり疑問が氷解しました。
計十五門も揚陸してたとは。
>>179 感状
独立速射砲第八大隊第二中隊第一小隊長
陸軍少尉 中村貞雄
右者ハ昭和二十年二月十九日払暁敵ノ硫黄島上陸ニ際シ波状ヲ以テ攻撃
シ来レル敵戦車ト交戦 自ラ砲ヲ操作シ初弾克ク必殺秘中ノ射撃ヲ以テ部隊
ノ戦闘ヲ有利ナラシメタリ
右ハ武功抜群ニシテ克ク皇軍速射砲部隊ノ真髄ヲ発揮シタルモノト認ム
仍テ茲ニ感状ヲ授与ス
昭和二十年二月二十日
小笠原兵団長 栗林忠道
戦果は、水陸両用装甲車約20両擱座、戦車を搭載した舟艇(LSM)3隻撃破、戦車
ドーザー1両撃破とされている
こんなのもある
感状
独立速射砲第十二大隊長
陸軍大尉 早内政雄
右ハ昭和二十年二月二十二日硫黄島元山飛行場附近ニ於テ熾烈ナル砲爆撃
ニ膚接シテ来攻セル多数ノ敵戦車ヲ邀撃シ良ク準備セル火網ニ依リ甚大ナル
損害ヲ与ヘ特ニ自ラ砲ヲ操作シテソノ数両ヲ擱座炎上セシメ火砲ノ大部破壊
セラルルニ至ルヤ率先爆薬ヲ抱キ敵戦車ニ突進シ身ヲ以テ之ヲ爆砕遂ニ壮烈
ナル戦死ヲ遂ケタリ 叙上大尉ノ行動ハ軍隊指揮官トシテ挺身範ヲ垂ルルト
共ニ君国ノ為笑ッテ其ノ身ヲ捧クル皇国武人ノ本領ヲ発揮シタルモノニシテ
武功亦抜群ナリ
仍テ茲ニ感状ヲ授与ス
昭和二十年二月二十四日
小笠原兵団長 栗林忠道
一式四十七糎速射砲の威力あったればこそだな
>>223 >>224 門数は野砲山砲がすくないわりに重砲が多い。
これは主攻の各連隊に搬送できる軽量級の砲がふりわけられたためだが、
門数で割ると砲弾数がまったく足りてないね。攻勢でふつうに数日撃ったら
尽きる量だよ。住吉支隊は陽動の役目ではあったが。
揚陸時、空襲うけてあまり弾薬を運びだせなかったのが大きいな・・・
あの状況で動かず砲撃してたのに見付からなかったのが凄いな>ガ島の重砲
>>231 ひと月足らずで十五榴3門、十加一門失ってるんで故障以外の損失も当然
あるだろう。
射程のみじかい四年式十五榴はとくにアウトレンジでやられた可能性が高い。
ちょくちょく夜間に牽引車で陣地変換はしてたんでないかなあ?
九九式十糎山砲の戦記とか実際使用された際の詳細な記録って無いのかな?
>>233 知られざる日本の兵器(1)で佐山さんが砲を解説してるけど、そういった記述
はないねえ
彼の知り合いでわけもなくこの砲をきらう人がいたそうだが
その知り合いさんは何が気に食わなかったのか……
九九式十糎山砲は日本軍的には致命的とも言える大欠陥がある
分解した場合のパーツ最低重量が100kgにならず砲身が120kgぐらいで
(日本では単位重量100kgが人力搬送及び分解駄載の目安とされてる)
山砲は人力で担いででも山の中に入っていくことが前提に有るので
これは山砲として失格なんだよ。
とりあえずブーゲンビルには砲兵が一定規模で投入されて
ニューギニアには八九式十五糎加農砲が投入されたようだが
中部ソロモン戦にはどの程度砲兵火砲が投入されたのか?
>>236 まあ担ぐにはつらいことはわかるが10cm級じゃあ仕方ないじゃん、ていう
そう無闇に肉厚は削れないんだし
75ミリと較べりゃ威力は段違いだし、支援される方にしたら砲の威力はでかいほうがいいよな
でもまあ、弾頭重量も単純計算で2倍以上だし、運用する方はたまったもんじゃないか…
しかし、いくら山砲つっても、砲口初速が音速以下ってのはいくらなんでも情けなさすぎス
フィリピン戦の火砲はサラクサクの九六式十五糎榴弾砲、九〇式野砲、一式砲戦車が有名だけど
十加とか十五加とか47mm速射砲の活躍をあんま聞かないな
投入部隊とか戦いぶりを考えたらこの辺りも活躍してる筈だが
前スレでちょっとだけ話題にしたけど、比島決戦直前の訓練では八九式15Kを対戦車砲にしてるんだよな
>>238 十糎山砲の生産が振るわなかったのは直射での戦闘に向かないと見られて
歩兵砲その他の生産が優先されたせいもあるかも…。
冷静に考えると十糎山砲でできることは迫でもできるし、さりとて射程は九四式にも劣るし、で
見所のあまりないモノになってしまったのでは
242 :
234:2011/11/04(金) 11:14:27.22 ID:???
・・いかにも重そうな砲身、日本的でない防盾の形状などを見ると、
その理由も理解できるような気がする。
と書いている。知人とは先輩とあるので、やはり火砲研究家だろうな。
臼砲並の短砲身から榴弾砲並の初速ででかい弾を撃ち出すんだから
命中精度とかも怪しい気がしないでもない
244 :
234:2011/11/04(金) 11:57:12.90 ID:???
ほかの砲に較べてやけに解説がみじかいし、アッサリしてんだよなあ。
佐山さんらしくないページと。
まさに知られざる日本の火砲(原型はシュナイダーだが)って感じだね。
重複スレがまだある件・・・消したほうがいいんでないか?
放置して生き残ってたら再利用でいいじゃない
>>240 八九式十五糎加農の直射とか喰らったら2km以内とかだと着弾の衝撃だけで死にそう
>>247 それはいくらなんでも44マグナム伝説並みの過大なイメージだろw
実際八九式15kが連合国軍戦車を直射で直撃仕留めた事例はあるんだろうか?
ありそうではあるが
試製大威力十加は制式化されてるとこ見たかった
250 :
名無し三等兵:2011/11/04(金) 14:36:04.46 ID:7xjjPlrS
93年頃NHKで放送された「太平洋戦争 敵を知らず、己を知らず」の単行本の中で
ガタルカナル島の戦いで使われたオランダ軍の山砲は、兵士によると「3つにしか
分解できない」とぼやきが出る代物だったけど、この部隊はなぜ日本軍の山砲を
持って行かなかったのかな?わざわざ効率の悪い捕獲品を使うのは。
まだ日本軍に余裕が多少はある頃だったから、使い慣れた砲を持って行けば
多少なりとも戦況に影響が出たと思うが。
KB重戦車がドイツの15cm榴弾直撃した写真だと、
転輪が片側半分とんで紛失しとるな。それ以外は外見的にはまとも、
ただ、着弾衝撃で内部の機関やら機器は使い物にはならないと思われ。
無類の重装甲で頑丈さで定評があったKBでさえそうなんだから、件の動画は
M3軽戦車だろ?
直撃しなくとも衝撃で乗員は車内に叩きつけられ圧死か、機器の破片
とびちって死ぬ可能性は十分ある。
M4でも榴弾が直撃すれば、装甲板が溶接部分から脱落するよ。
スターリン戦車122mm砲のドイツ軍装甲板への効果を考えればよろしい。
弾量効果ってやつで。
八九式の威力はそれ以上だ。
>>250 ああ、ジャワで捕った砲っての載ってるのあの本か〜
俺もってるけど、家に埋もれてて出典がわからなかったわ
ありがとう!
このスレ、自分の記憶わすれを是正するのに便利だなw
AKB−48柔戦車
>>250 一木支隊 大本営直轄部隊でミッドウエイ攻略部隊、九九式小銃、軽機を装備
ラ式速射砲も配備されてる。海戦の敗北で内地帰還の予定だったが
、一木大佐は戦地派遣要請を何度も具申
ノモンハン従軍者おおし
川口支隊 フィリピン、蘭印を転戦 上陸戦闘の経験豊富
2師団 蘭印で悠々の現地生活 辻参謀は「楽してやがる」と気にいらなかった
らしい
38師団 香港攻略戦、蘭印作戦参加 伝説の独断専行若林中尉はガ島でも
挺身斬り込みで活躍
・・・とまあ、泥縄式の遂時兵力投入なんだが、大本営のセレクトはわるくない気が
するよ。一応実戦経験豊富だったり、精鋭とされてる部隊だからね。
ほぼ平穏で地理的に近い蘭印から兵力抽出するのも常識的だし。
・・大本営の参謀がいちいち鹵獲山砲の使い勝手のわるさまでは考慮してないよ。
造兵官じゃないんだから。机上演習は得意だろうが。
>>254 ミッドウェー作戦失敗で残ってた残兵だろ
>>249 月刊沖縄社の「日本最後の戦い」だったか、続巻のほうだったかどちらかに
M4がちいさく写ってて至近弾でやたらデカク炸裂してるのがあるよ。
「戦略的にたいして価値はないにせよ、そう簡単に首里は渡さずと・・」
とかキャプションあるやつ。
あれは十五榴か十五加の弾着だろうな。
24師団には師団砲兵で四年式十五榴が配備されてたしな。
257 :
名無し三等兵:2011/11/04(金) 17:27:57.48 ID:7N4yMTCw
>>251 現にソ連はKVに152mm加濃砲を積んだ自走砲であるSU152がドイツ軍の
タイガー戦車らを撃破出来る意外性を買われて、いわゆる「猛獣殺し」(ズヴェラ
ボイ)と呼ばれたSU152からJSの車体にしたJSU152へと発展している由縁だしな。
JSUは同じ車体で122mmのも作ってるが、最初は戦車用とは異なっていた。
ドイツも15榴にどの距離でも160mmぶち抜ける対戦車弾もあったし、
105mmも最初は徹甲弾も作られたが後になって成型炸薬式のどの距離でも
100mmぶち抜けるGr39H1/C弾も作られてる。
150mm重歩兵砲にもどの距離でも160mmぶち抜ける対戦車弾もあった。
ただ、野戦重砲のパノラマ照準器で戦車に命中弾おくるのはむずかしいんだな。
動目標には不向きなんで。
一式自走砲でも対戦車戦闘では独自の訓練する必要があったとか読んだことがある。
だから、野砲、榴弾砲なんかは尾栓から覗いて目視で直接照準とか荒業つかったそうな。
>>258 弾道の落差の狙い越しは?とか、装填してる間に動いちゃった分補正できるの?とか
対戦車戦闘ネタで書き込み
関東軍野重二十連隊第二中隊の九六式十五糎榴弾砲は、ソ連参戦後の
ムーリン近郊でT34を数十両撃破している。
ソースは旺史社 鈴木武四郎著「投降せず栄光の帰還」
>>258 大変過ぎる
>>260 日本陸軍の砲撃による戦車撃破記録じゃね?
満州侵攻時の火砲なら二十四榴も対戦車戦闘じゃないが大活躍したみたいだなあ
>>257 成形炸薬弾って射距離関係無く貫徹力一定だろ
>>258 それは自己矛盾だぜw
野砲の照準器には横方向の目盛りが無い
あっても簡易で左右方向に移動する敵の未来位置を狙う目安が無いのだよ
これは砲尾から覗いてもどうしようもない
>>259 砲種にもよるけど500〜1000mあたりに距離を設定しておけば
それより手前の戦車になら飛び越えることなくどこかに当たる(戦闘照準)
例えば日本軍では
挺進し来るものには 表尺破壊1000以内 無試射 100〜200修正
A,10K(BA)700(500)以内修正せず
となってる(ここで言うAは三八式野砲、10kは14年式10加、BAは41式山砲)
>>263 砲尾から覗くのは結構やってるみたいだぞ。
源文さんの劇画で何度もあるだけでなく。
草思社の「米軍が記録したガダルカナルの戦い」で米軍の旧式155mmカノン
写真なんて砲身を水平にして、砲口に糸で十字にしたやつをつけたりしてるよ。
正規の戦技じゃあなく、緊急対策だからなぁ
何もせずやられるよりは、せめてあがいてやるぜの類かと
砲弾仕掛け爆弾にしてさっさと本体は逃げろというのも真理だけどね
ソ連軍のテーゼだと、すべての砲はAT砲なんだよね・・・
対戦車砲を要請したら、十五榴が来たりとか
>>250 鹵獲したのはジャワでなくボルネオだったかな?
本が見つからないんだよ・・
日本軍の山砲の基準は厳しいな
シュナイダー、ボフォースなんて世界の一流メーカー製品にもNG
だす無茶ぶりw
射程と安定性、重量、分解可搬性をすべて満たすのは難しいだろうが・・
バイクでも大排気量より小排気量の高性能車開発するほうが、技術的に
はるかに難易度たかいもんな
>>267 まあ、十五榴なら当てれば殺れるw
>>269 山砲は本当に切実だからだろうな
分解して人が運んで進撃を真剣に考慮するとね
馬体も人体も貧弱なので、それぞれの備品の重量を減らさざるを得なかった
だから75mmまでしかまともに作れなかったと思われ
まぁ頑張って作った九四式も、精度と分解の細かさ以外は列国の山砲・軽榴並なんだけどね
もっと特徴ある砲を作るには思い切って何かを犠牲にしないといけなかったんだろうが
それは無理だったからしょうがない
むしろ分解と精度の要求を満たして列国の75mm山砲、軽榴並みなら十分かも
四一式/九四式山砲は75mm軽榴としてある程度完成されたスペックだからなあ。
本当はもっと重い方が安定して射撃できて良いんだろうけど。
思い切って軽くしてみました! な重歩兵砲(330kg)から発展して行った連隊砲(460kg)が
安定して射撃するためには初速を280m/sに抑えざるを得なかったというのが何とも。
結局山砲の弾頭を以て山砲と同程度の精度を持たせるためには更に重量の増加を認める必要がある
(要するにもうそれは山砲と同じになってしまうだけ)という結論に至る訳で。
余談だけど、四一式山砲が延々と引き摺られてたのは
もしかしたらある時期まで歩兵連隊砲の完成が期待されていたかもしれないね。
元々歩兵連隊砲が制式化されたら四一式山砲は砲兵に返納する予定だったので。
九七式の後も懲りずに試製九八式歩兵連隊砲という名前で新しい連隊砲を開発する予定でいた。
昭和16年3月試製完成の予定だったが1月になっても図面が未納で完成未定になっていたとのこと。
どうしても山砲より軽い歩兵砲用75mm軽榴欲しかったんだな
10センチ山砲で重量と精度に苦しむぐらいなら
12〜15センチ迫でいいじゃんてならなかったのかね
精度は九四式山砲でとりあえず間に合うんだし
でその挙げ句四一式山砲を終戦まで生産でしょ?
40年代だけで何門作ったのやら
山砲より軽い砲を、ってなったらもう迫撃砲しか無いがな
あるいは無反動砲かロケット発射機の類か
削れないまでに肉を落としてるんだからそっから先は妥協か割り切りしか無い
まあわかっててでも悪あがきしたんだろうがな〜
>>275 ある意味もっと極端に、じゃあ3個大隊36門全部75mm山砲でいいよ、となり
末期には師団砲兵の野山砲全部諦めて12cm迫36門になってるじゃまいか
あと、15cmの96式中迫は山砲の代わりになるような代物じゃないんだなこれが
辛うじて実用になる15cm迫は42年に登場する97式中迫を待たねばならんという・・・
279 :
名無し三等兵:2011/11/04(金) 21:32:04.73 ID:+atG+f4b
日本軍の高射砲が活躍したと前レスではありましたが
本土防空以外にソロモン戦線での高射砲部隊の戦果を教えていただけないでしょうか?
日本軍発表の戦果は信じれないとこもあるので、米軍発表の損害を教えて頂けるとありがたいです
その九七式中迫撃砲も、ペリリューの画像で有名な「長」は
基本は輜重車2車に分解車載で、最大射程時に敷く床板乙は一体で370kgもある
ペリリューの画像では敷いてないけどな
「短」は4馬駄載だからまあマシだけど射程が歩兵砲の半分くらいしかない
師団砲兵として山砲の代わりにはならんよ
二式十二糎だって射程が山砲の半分しかないけど仕方なく使おうってだけ
281 :
名無し三等兵:2011/11/04(金) 21:40:44.92 ID:vP5vdrnL
>>214 日本陸軍機械化部隊総覧の火砲解説(by佐山氏)に「九六式十五加は約30門」
とあるよ。
>>249 ムーリン重砲兵連隊の八九式十五加がノモンハンでBTを迎撃した際に
直射してるが、BTは宙に舞ったそうだ(!!)
もちろん長くは続かず、恐らく懐に飛び込まれて全滅だけど・・・(;o;)
>>277 迫は命中精度が悪く多数弾での面制圧が基本だから、命中精度重視で
直射にも拘る陸軍には山砲が良かったんでしょう
対戦車用にも使えるしね。
九六式十五加30門としたら
占守に送られた分はまさに秘宝が火を吹いたって表現が正しいんだな
なんか経緯を見てたら大隊砲があんなんでよく満足できたなァと逆に感心してしまう
信管問題さえなければ傑作だったってのは嘘じゃないかもしれん
>>281 経験回顧録見る限り10糎山砲は榴弾砲でカノン系の使い方は本道じゃないぽい
検討の段階で安定性≒精度と射程は従来山砲より諦めることになってた
(そうじゃないと重量がクリアできない)
>>283 信管問題ってなんとかならんかったのかな?
ソロモンの高射砲の戦果は気になる
286 :
名無し三等兵:2011/11/04(金) 22:50:54.96 ID:+atG+f4b
ソロモン戦線だと相手が主にB-17、24、25あたりなので日本軍高射砲でも十分活躍できると思います
戦果を知っている方、ご教示の程お願い致します。
>>278 97式が42年登場とか、どんだけ量産に手間取ってんだよ、っていう
鉄が足りない全般的に生産力に余裕が無い
特に陸軍向け火砲生産設備は……
>>287 いや制式制定が昭和17年なのに、なぜか九七式ってなったのが謎なだけで
本来なら一式か二式って名前になるべき砲なんだよ・・・
>>271 >もっと特徴ある砲を作るには思い切って何かを犠牲にしないといけなかったんだろうが
>それは無理だったからしょうがない
数を犠牲に…ゲフンゲフン
質問があります
ソ連軍の満州侵攻時に二十四榴が他の重砲と共に
ギリギリまで敵を引き付け砲撃して大損害を与えたそうだけど
詳細が分かる人いますか?
後、九六式二十四糎榴弾砲はどうなったのでしょう?
292 :
214:2011/11/05(土) 00:31:29.83 ID:???
>>281 日本陸軍機械化部隊総覧の火砲解説(by佐山氏)に「九六式十五加は約30門」
情報サンクスです。
293 :
名無し三等兵:2011/11/05(土) 00:39:48.82 ID:wrHRuAv/
結局四一式山砲と九四式山砲は日本陸軍的に素晴らしい傑作だたのだろうか?
>>293 重量、精度、安定性、分解可搬性、射程もろもろの制約のなかでまとめあげた
砲としては傑作だったろうね。
師団砲兵まで山砲装備したぐらいだし。
ほかの国の山岳師団並みだよ。
山がちな国土のイタリア軍でもここまでではない。
山砲偏重は日本軍の特殊事情だな。
鉄鋼生産力や馬格、兵隊の体格の貧弱さほか、明治維新まで馬車がねつかず、道路の
国内の道路幅や路面整備なんかが西欧列強よりおくれてたのも要因のひとつだろう。
むかしの戦車マガジンで連載してた旧軍火砲の記事はグランドパワー
「知られざる日本の兵器1&2」で読める。いまは絶版らしいので
入手をすすめるよ。「日本の大砲」高騰の轍は踏まぬよう。
むかしのPANZERでも、かなりマニアックな記事があったんだよな。
松井さんって方がボ式山砲、九一式十榴、九四式山砲、28サンチ榴弾砲
やらの解説を書いてた。古本屋でチェックされたし。
昔のパンツァー、グラパは単行本化して欲しい……
後絶版本の復刊
こういうのこそ電子書籍の出番?と思うが
オタ向けだから形ある書籍が良いかw
グランパで二年ほど前に連載してた佐山さんの火砲記事がいずれ別冊になると思う
あの版元は過去の記事を再編集して別冊化することが多いから
「日本陸軍の特殊部隊」なんてマニア度逝っちゃてるものまで合本化してるぐらいで
NF文庫は安くて情報量がおおいのはいいんだが、あのサイズだと読んでて
目が疲れるよ
298 :
297:2011/11/05(土) 03:21:31.52 ID:???
訂正
×特殊部隊
○特種部隊
九六式二十四榴って2門だけ製造?
300 :
名無し三等兵:2011/11/05(土) 07:19:46.67 ID:iGbou30w
ドイツの山岳部隊の場合は対戦車砲も山砲代わりに意外な使い方をしていた。
第一線から退いたかに思えた50mmPAK38も山岳部隊では山には戦車が入って来ないからと
多少軽量だからで山砲代わりに終戦まで使っていたらしい。
ドイツも有名な75mm歩兵砲以外に75mm山砲やFH18を軽量化した105mmの山砲までも持っていた。
ただドイツもひとのこでソ連の山砲を奪って使ってたりしていたけど。
50mmPak38って射程1500mしかないのに
よほどモノ不足だったんだな
まあM1897まで、PAK(97/38)にしちゃう位だから
レーダー官制砲が日本ニュースでいかにも
実在するように報道されていましたが、
実際どのような使用例があるのですか
304 :
名無し三等兵:2011/11/05(土) 10:56:28.27 ID:iGbou30w
>>302 原型のM1897が日本の三八式野砲よりさらに古くからあって、三八式野砲の
お手本にもなったよな。
PAK97/38は砲弾も寄せ集めで、薬莢はフランスで砲弾の徹甲弾はポーランド製。
T34の前面装甲は1000mでもダメでせいぜい有効弾は600〜800。
しかも成型炸薬弾が出て来てやっとだ。
ライバルである後発のドイツ77ミリ野砲は戦車が出た初期に直射で
対戦車砲代わりまでしたね。
初期の戦車はボイラー鋼板だから野砲の直射には無力だった。
>>304 三八式野砲と同モデルのクルップ砲はイタリア軍、トルコ軍でも
使っているな。
一次大戦のドイツは前モデルが普及してたもんだから、フランス
1987野砲との撃ちあいでは速射性で不利だったとか読んだな。
押入れからホコリかぶった30年前のPANZERで木俣滋郎さんの
四年式15糎榴弾砲の記事があった。
田中秀男中佐の野戦重砲21大隊はマレー半島の南端からジョホール水道
飛び越えてシンガポール島を砲撃するのに使われた。
さらにシンガポール陥落後21大隊はビルマに転戦、マンダレーを18師団
と協力して占領。
さらには21大隊はガ島に投入、九六式15cm榴弾砲とともにヘンダーソン
飛行場を砲撃、グラマンF4Fワイルドキャットや ダグラス艦爆SBDドーントレ
スを破壊した痛快な戦いだったが、これらの火砲は翌年2月のガダルカナル島
放棄のさい、捨てられてしまった。
・・・ってどれだけ重砲使いまわしてんだよ!
(土浦武器学校、九州小倉城、鹵獲された四年式がウエスト・ポイント陸軍士官学校に展示の写真あり)
>>285 信管の戻脱問題なんて割と簡単に解決できそうなんだけどね
不整着弾が原因の不発の問題はまた別で、九二式はどっちも抱えてたからなぁ
まあ直射しなきゃいいんだけどね
>>287 制式名称と制式制定年次は違ってることが多いよ
そこらじゅうで間違って解説されてるけどw
変な言い方だがその兵器に縁のある年が名前につく、程度に考えといたほうがいい
>>293 野砲並みの大重量弾を精度良く発射する砲を
射程と初速をちょっぴり犠牲にしてあれだけ軽量な中に纏めたんだから
傑作と言っていいと思うよ
もし瑕疵があったとすれば、日本軍的に良く出来過ぎていたことだ
日本軍的に妥協したくない要素のどれかに目を瞑らなければ
駄載砲として75mm山砲以上のものが作れなかったというのがねぇ
砲弾は野砲と共通でなかったか?
薬莢がちがうのと、信管使い分けたくらいで
グランドパワー2009年10月号よりソース
九六式十五糎榴弾砲の生産数
昭和11年度に6門製造、昭和15年度には年産90門にまで製造数を増やし、
以後同18年度まで継続して製造したが、同19年度には20門足らずの製造に
終わった。
大阪造兵廠第一製造所が昭和17年10月末に調査した火砲製造完成数には、
本砲は430門製造とある。
450門以上、500門程度ってとこか
いや違うか、18年度は継続生産されてるから、540-600門くらいか
頑張ってたんだなぁ
313 :
306:2011/11/05(土) 13:46:39.37 ID:???
住吉支隊の四年式のガ島揚陸数が4門だから21大隊の装備8門が海没してるはず。
九六式は11門が在島したからには13門海没と思われ。
九二式十加が3門のみはひどいな。
隊がまるごと送られたんであればね。
314 :
310:2011/11/05(土) 13:57:37.90 ID:???
訂正
×19年度
○19年
18年度まで生産していて19年の完成数が20門ということは、要するに19年度はゼロってことかいな
316 :
310:2011/11/05(土) 14:25:33.38 ID:???
>>315 紛らわしい記述ではあるが、常識的解釈だと昭和19年4月以降の生産数
が20門たらずってことだろうな。
貴氏の書き込みとおりの可能性もある。
「継続」が年産90門をさすのか、単に期間をさすのか曖昧なもんでね。
317 :
310:2011/11/05(土) 14:51:15.10 ID:???
単純に誤植で「度」がぬけてるだけかもしれないし。
三式七糎半戦車砲の記述でも佐山さん、昭和19年の数字を抜かしてる
らしく三式中戦車の生産数が機甲スレで話題になってたりする。
一次資料でも性能なり生産数の数字が異なるものがいくつかあって、
併記すればいいんだろうが、佐山さんはしないとか読んだ。
>>304 M1897はM3やM4の75mm砲(砲身違うけど)だから別に無力でもないし
三八式のお手本と言ったらクルップが怒ると思う
先に駐退式野砲に着手してたのはクルップのほう
M1897は世界初の液気圧式で、後から完成したクルップよりも先進的
言い換えればクルップとM1897に関連性は無い
>>305 ドイツ軍の野砲(77mmFK96)は簡易な駐退機しかなくて
これが1897の登場で一気に陳腐化したので
1904年に改造96とでも言うべき砲身流用で駐退機を備えたFK96nAが登場し
WW1の時点で殆どがnA仕様に置き換わってる
でもこいつでも三八式と同様の機構なので射撃速度は1897より遅い
(つまり1897のコピーではない、軍備としての影響は勿論受けてるが)
ちなみに後継のFK16は大仰角取れる砲架になったが
分離装填なので更に射撃速度は落ちた。榴弾砲に向かったってことだろうな。
>>306 >>313 シンガポール、マンダレー、ガ島で戦果上げるとか凄いなw
しかし重砲のやりくりに苦労してるのがわかる……
>>316-317 素直に考えると18年度90門、19年度20門で17年度残数合わせて110門+αの上乗せありと考えるべきだろうけど謎だな
20年度は生産無しか……
>>319 フレンチ1897はあの珍妙な閉鎖器が速射の原因なのか?
シュナイダーでなく国営工廠製なそうな。
GPF155mmカノンともども一次大戦の最優秀砲といわれているな。
ドイツもパリ砲やらベルタ砲、21cm榴弾砲なんて凄いのをくりだしてるが、
一般の装備ではフランスに見劣りしたのかもしれん。
野砲以外は三八式シリーズは日本陸軍で評判よくないし。
あの時期のクルップ砲は玉石混交な気がする。
フランスの火砲は基本的に優秀だよね
使い易いようだし
ところで海軍の高角砲、高射機関砲って陸軍の火砲を考えたら
びっくりする程造ってるけど生産場所はどこだろ?
陸軍は大阪砲兵工廠と後は名古屋工廠に民間の室蘭とか日本製鋼でちょこっと位だが
海軍の場合各地の工廠に民間工場と豊富だよね
>>324 動画ありがとう
フランス式の装填動作は危険だろ?
たしかにこのほうが速いが、事故頻発しそうだな・・
関連動画のドイツ軍21cm砲の射撃シーンが迫力あったな
関連動画の一次大戦ドイツ兵コスプレおやじども楽しそうだな
機関銃撃ったり、迫撃砲ぶっぱなしたり
ストレス解消にはもってこいだ
豊川工廠って陸軍より遅れてコピー始めたのに陸軍より早くボフォース40mmの量産体制を……
割とどうでもいい敷設艇とか海防艇ですな
旧式火器である8cm砲の代替品という扱い
対空装備としての大量配備なんて夢のまた夢ですね
仮定の為の仮定みたいになっちゃうけど
弾丸の生産とストックの問題がなければ海軍は大量に作ってたかもしれない
戦争中盤以降25mm機銃の性能が不満だったから
ただ33,000挺も作った25mm機銃を全面的に更新するのは無理で重量的にも1:1で交換できない
でも役に立たない8cm高角砲の代わりになるから小艦艇用にしたってことでしょ
>>208 丸の別冊 「戦争と人物16 本土決戦と終戦」
写真総集 大東亜戦争 日本陸軍の火砲の佐山解説がソースと思われる
ここで載ってない生産門数はPANZER記事で佐山さん、松井さんがいくつかの
砲を解説した数字が由来のはず
336 :
335:2011/11/05(土) 22:29:49.88 ID:???
平成7年8月15日発行の戦後50年特別号なんで、新人物往来社
の本より古いと思う
>>180 ビルマ・メークティラ戦で昭和20年3月8日に18師団の九四式山砲が
ショービューガン村でM3軽戦車2輌をタ弾で撃破とある
PANZER1984年1月号 木俣滋郎 「ビルマ方面軍 メークティラを失う」
339 :
335:2011/11/06(日) 00:40:14.45 ID:???
>>338 暫定値でしょ。最低これだけの数は生産されただろうって感じで。
キレのいい数字はまず暫定値のはず。
実際は砲にもよるが、最大で数十門ふえる可能性がある。
340 :
335:2011/11/06(日) 00:50:56.85 ID:???
九六式十五榴弾砲は資料を鵜呑みにするなら、それこそ550門以上
生産しててもおかしくないだろうし
>>339-340 書き方が悪かったです
確実な数字というのはこの分は確定値って事で出された数字なのねと言う意味です
九六式十五糎榴とかは確かに100門位上積みしそうだし
上の方の資料を読むと
むかし、誰かさんが十四年式加農は捕獲したドイツ砲の模倣と書いてある本が
あったが、当時でもあの記述はマズイと思ったな。「コイツ解説書く資格あるん
かよ?」で。
インターネットが普及してない時代は平和だったなあ。
343 :
名無し三等兵:2011/11/06(日) 01:34:56.07 ID:6adhfYoN
南方で大量にあった捕獲砲はうまく運用されたのかな?
フィリピン守備隊の2級線師団の砲は米軍捕獲砲かな?
支那戦線最大の砲兵火砲集中は紹介されてたが
ビルマ戦線最大の砲兵火砲集中はどんなもんなんだろ?
WWIIにおける帝国陸軍を代表する火砲はやっぱ九六式15Hかな
地味に山砲だろう
九六式十五榴、九二式十加、九一式十榴、九四式山砲で四天王かな?
一式四十七粍速射砲は番外か別枠で
九四式山砲は鹵獲した連合国側からも比較的高評価
まあ、上で指摘されてるように日本陸軍的に出来の良い山砲、軽榴過ぎた事が
ある意味欠点なのかもしれませんが
九二式15Kを入れるなら八九式15Kな気が
10Kの間違い失礼
九四式山砲をあげる解説者が何人かいたな
松井さんの記事には一桁の生産門数まででてたんで
押入れから出てきたら書き込むわ
グアム島の木俣さんの戦記読んでたら、九七式20mm自動砲1個中隊200名が
いて、米軍上陸初日に舟艇や戦車を撃ちまくったが一日で、たった10名
にへってしまったと記述にある
アガナ近郊で九一式十榴が零距離射撃で第3海兵師団のシャーマン戦車を
数両撃破したともある
>>349-350 九二式十加は野戦砲兵の装備として九六式十五榴に引っ付いて
生産数の割りに色んな戦場に姿を見せてるが
八九式十五加の場合だと重砲兵なんで南方なんかに送られても
本当に特定の場所にしか居ない感じなので
あんな感じにしました
>>351 自動砲の場合舟艇や装甲車相手の内はともかく
M4戦車が来ると側面でも絶望的だから厳しいだろうな
九一式十榴はビルマやフィリピンでも直射で戦車喰ってるな
>>352 九二式10Kの配備がよくわからないんだよな
砲兵将校向けの戦前当時の資料とかだと「10Kは独立野戦重砲兵連隊」
「15Hは野戦重砲兵連隊」とかなってるけど
ただこの資料は野重砲連隊が軍砲兵になる前かもしれない
九二式10Kは野戦重砲兵連隊向けで九六式15Hと一緒に配備の筈だが
明らかに生産数が少ないからな……
ただ確かに色んな戦線に居たようだけど……
編制見てても明確に15H装備と10K装備分けられてる連隊が多いんだよな
356 :
名無し三等兵:2011/11/06(日) 17:37:24.45 ID:BknOufZJ
>>299 前述の日本陸軍機械化部隊総覧には、九六式二十四榴6−7門とあるよ
コレヒドールで腔発事故おこしたんだっけな
>>356 最近、あの版元が旧軍関係のムックやら書籍ださないと思って今ググッたら、
経営が角川グループにかわってるのな
360 :
名無し三等兵:2011/11/06(日) 18:27:40.03 ID:BknOufZJ
前にビルマ・メークテイラ戦での鹵獲M4の質問が出てたかと思うけど、
(戦車スレだったかも?)
昔の丸別冊の49師団の戦記に詳細があった。
94式山砲を全部破壊されたあと、歩兵から貰った41式山砲でM4側面に
撃ち込み擱坐、炎上はせず鹵獲し、師団司令部へ送る。
その後の反撃に正面投入され撃破されてしまった。
山砲兵第49連隊は94式山砲装備でタ弾も保有し、多くのM4を撃破して
対戦車戦闘に活躍したが、都度反撃で砲は逐次損耗。
タ弾では正面から撃破したが、タ弾がなくなると撃破困難になったという。
徹甲弾だと貫徹力55mm/100mくらいだから側面なら撃破可能だが・・・
10cm加農は中途半端な口径だからな。アメリカの口径委員会が却下したとか。
ドイツのK!8も廃れて戦中途中で生産きりあげたくらいで。
費用対効果でメリットがあまりないんだろう。
ソ連軍の122mm加農ぐらいの弾量ならいいだろうが。
牽引重量に限界があった日本陸軍だからこその採用だったろう。
九二式十加の生産門数がすくないのは、優先順位が十五榴より低かったのは
自明だろう。
>>360 山砲マジ対戦車戦に奮戦してるよな
満州でT-34/85も撃破してた筈だし、南樺太でも活躍
九四式山砲なら徹甲弾でも近い距離なら75mm抜けたとか聞くし
ノモンハンソ連戦車、故障以外の損失が150輌以上なんだけど、三分の一
以上は山砲の戦果らしい。
日本軍ほど山砲を有効に使った軍隊はないだろうな。
歩兵には戦車に対するまともな抵抗手段がこれしかなかったってのもあるし。
そういやタ弾の高初速での威力減衰ってどんなもんなんだろ?
他所での事例を見てもそこまで威力落ちるのか微妙な気もするけど?
前スレでもあったが貨車山砲ネタ
日産180型(搭載要領図のトラックがショートキャブなので80型の誤りだろう
書き込み者駐)
荷台に角材を利用して作製した台をボルトで固定し、その上に九四式山砲
を搭載して脚と車輪を鋼索と紐で縛着した。
山砲兵48連隊は開戦劈頭のフィリピン攻略戦で貨車山砲を使用。
昭和16年12月30日未明、タルラック市近郊でM3軽戦車13両を擁する米比
混成の機械化部隊(戦車第192ないし第194大隊基幹)の攻撃を粉砕した。
さらに同日午前9時にはM3軽戦車20両からなる米比連合の反撃部隊の蹂躙
を受けて、肉薄攻撃で対抗している上島支隊の応援に駆けつけていた山本
中隊の貨車山砲は車上射撃を開始して、戦闘開始より10分後に2両のM3軽戦車
を破壊して、敵逆襲部隊を撃退してる。
学研 戦車と砲戦車 藤田昌雄 簡易自走砲「貨車山砲」の文章を書き込み者が編集
日本軍は山砲様々やな
初速と射程を少し妥協して旧式砲並の軽量に作れたのが九四式山砲の成功の秘訣だろうな
そういう割り切りは日本軍の火砲には常に付いて回ってるが
>>357 ×6〜7門もあったのか
○6〜7門しかなかったのか・・
これこれ、すっかり旧軍感覚に洗脳されてないか?試作砲レベルの数だぞw
>>368 しかし、やっぱり”も”って感覚に引かれて納得してしまう戦後日本人w
>>369 その根性は、戦後も戦前もあんまりかわらんとおもうw
ドイツの21cm臼砲といってもかなりの長砲身だが・・17cm砲に装備更新するまで
500門くらい生産したみたいだぞ
17cm砲登場後でも細々生産してたとか読んだ。
クルップ、ラインメタル、シュコダ、シュナイダーを掌中にした国はさすがにちがうねえ
>>368 まあ、それはそうなんだけど九六式二十四糎榴弾砲クラスになると
日本陸軍の場合大阪砲兵工廠か日本製鋼、もしくは海軍の協力が無いと造れないし
製造力には限界有りすぎですしね
実際攻城砲、要塞砲の製造数は……
陸自も予算と数に恵まれないしw
>>371 日本陸軍もラ式十五糎榴弾砲の砲架を使った
試製二十一糎臼砲があるなあ
大口径榴弾砲を臼砲って言う癖でもあるんだろうか?
奉天兵工廠が生産してたドイツ式の7.7cm、10.5cm砲は工廠ごと接収のち
使用していて、大日本絵画「ノモンハン戦車戦」で128番のソ連軍鹵獲集積に
九四式山砲と誤ったキャプションされている写真が7.7cm砲。
満州国軍の装備ではないだろうか?
115の写真、遠景の中国製の77mm砲について 三八式野砲でないかという監修者註
は誤り。
シナ軍が輸入新型ラインメタル10.5cm砲を使ってる写真があるが、日本軍の
鹵獲記録はないのだろうか?
>>373 10.5cm加農は知らないなあ
鹵獲と言えば
>>101を見て思ったが
M3の3.7mmの砲弾はコピー生産されてないんだよね?
余程鹵獲砲弾に余裕あったんだろうけど
後、鹵獲された弾種はどんなもんだったんだろ?
375 :
373:2011/11/06(日) 23:42:53.72 ID:???
>>373 いや、軽榴弾砲よ。ドイツ師団砲兵で一般的なleFH18
この砲、ラインメタルが1928〜9年に開発開始したぐらいで射程がみじかめだな
九一式十榴とほぼ同じ
376 :
373:2011/11/07(月) 00:35:07.74 ID:???
ラ式速射砲は日本軍が購入して仮称九七式速射砲とも呼ばれていたそうな。
25軍宅美支隊がマレー半島コタバルに上陸。
中隊長の日記に「うちの部隊の砲8門はゴムタイヤのついたドイツ製であり、
他の部隊より優れていた」と自慢気であったとか。
蘭印攻撃の16軍はラ式を169門も持っていた。
ふるいPANZERの木俣さんの九四式速射砲解説の一節だが、九四式と
九七式とを混同している文献もある、と断ってもいるし、信憑性があるんで
ないだろうか。
中国からの鹵獲品のほか、正規の輸入品もあるのではないか?
でないと169門も調達できないはず。
PAK36しらべると、輸出先に日本が出てくる文献があるもんな。
蘭印でトラック牽引してる写真は見たことがある。
よく三式中戦車とM4の主砲がルーツは同じなんて解説してる記事あるよな
フランス製はすべてシュナイダーだと思いこんでるらしい
航空機やら装甲車両メーカー乱立してたお国柄考えろよって感じだな
フランスの火砲メーカーは吸収合併繰り返して統合されてるのは事実だが
吸収合併たって1897は国営工廠だよな・・・
1897と九〇式野砲だと共通点はフランス製75mm野砲な事位だな
有名な砲でさえそれでツッコミはいらないことが多いみたいだからね。
ネットのぞいても中国国民党軍が使ってるボフォース75mm高射砲をドイツ
88mm高射砲と解説してるものとか散見される。
「惜しい!」とは思うが。
>>377 知らなかった(´・ω・`)
wikipediaの両項目の解説もそうなってるね…
>>381 ウィキの九〇式野砲より
>この過程で注目を集めたのが火砲先進国であるフランスのシュナイダー社が提案した75mm野砲であった。
>この75mm野砲は世界で初めて砲身後座方式を採用した75mm野砲 Mle 1897を発展させたもので、
>開脚式砲架などいくつかの新技術が取り入れられていた。
九〇式野砲を
>75mm野砲 Mle 1897を発展させたもの
と見るかどうかだね。
個人的には、逆に「関係は全くない」って言う方が違和感がある。
関係無いとはとても言えないが
そんな事言うと似たような形式の火砲みんなに適用出来そうな話である
みたいなレベルだよね……
ボフォース75mm高射砲の写真では国民党軍の兵が独ヘル被ってる
もんだから
心理学でいう刷り込みなんだろうな、と思う
ドイツの野戦砲は砲架がクルップ、砲身がラインメタル設計という例が
多い
ラ式十五榴もクルップ式と呼んでも別におかしくないはず
386 :
名無し三等兵:2011/11/07(月) 16:35:54.74 ID:f7izcFqQ
ム弾って結構活躍しているね。
wikiの記述は誤りが多い。鵜呑みにして吹聴する人間がいるから始末
が悪い。本人に悪意はないんだろうが・・
誤った説がネット介して流布する原因だな。
おれも面倒だから、悪意はないけど誤りに気付いてもwiki訂正したことないしな。
反省せねばなるまい。
九二式歩兵砲の記述が更新されたそう。このスレ住民かはわからんが、
とてもよい行為だと思う。
>>382 その引用の内容がそもそも間違いだろw
1897は「液気式駐退機」を採用した世界初の砲であるだけで
砲身後座する砲自体はとっくに存在してたわけだし
大角氏の回顧録だと、シュナイダー社提案の技術的特徴が記されてるが
ぶっちゃけM1897に関連するといえるのは液気圧式の点だけだし
それも液気圧式の改良というか発展による後座合成の提案で
英語版Wikipediaだとシュナイダーでも
1927年の85mm(ギリシャ向け)の姉妹だってなってるね
1897が先鞭をつけた液気圧式であるという点で
影響を受けてるのは紛れも無い事実だが
M16ライフルをホチキス機関銃と無関係ではないというぐらいの関連性でしかないかと
>>385 前スレのやり取りのせいでラ式十五糎榴弾砲の正体もよくわからなくなった……
>>386 日本陸軍好みなのは間違い無い
ちなみに占守でもソ連軍をビビらせてるんだよね
九六式十五糎加農といいよくやるわ
>>388 まて、さすがにそれより近いだろうw
>>388 二十八さんの「有坂銃」を読むと日本陸軍の野砲採用トライアルで
各国の野砲を試験して、後座砲ではバネ式のクルップ砲がいちばん完成度が
高かったそう
フランス砲が後座機構で故障したのにくらべて
1897が採用される前の技術水準ではね
危急の戦時には外国輸入砲に頼るのは国防に難あり、国産がよかろうで有坂がクルップ
に寄宿しつつ設計した砲架に鋼索の車輪復帰装置つけた三十一式野砲を
採用するようになったと書いているね
>>389 3門鹵獲された写真にのこってるやつは間違いなくsFH18なんだが、
輸出用で独特のやつがあるからねえ。
トルコ軍の装備とかみてるとドイツ製なんだが、本国で採用されてないようなのが
あるし・・
海外サイトの「歴史の軸フォーラム」みるとレアな各国砲が存分にみれるぞ
leFH18の別バージョンとか
別バージョンなんてあるのか……
>>387 お褒めに預かり恐悦至極
自分も殆どアジ歴か佐山本に載ってる砲関係しか触れないですよ。戦車とかは怖い。
砲関係でも、既に有名な人に関係ない画像貼られたりしてますし。
wikiは結構後から誤記を追加されたりしてムチャクチャになるのもあるんじゃないかな、と。
>>393 貴官に精勤章を授ける!
水木しげる氏も授与された栄えある章である
毎日佩用するやうに
「ダメだ、こりゃ(ドリフ)!」ですでにグダグダなってて、直す意欲すら
失せるもんも多いと思うが修正頼むわ
>>392 サイトではleFH18の前身モデルとか初期バージョンとか呼んでるね
unknown gunスレでみれる
試作砲なのかもしれない
396 :
名無し三等兵:2011/11/07(月) 22:29:55.39 ID:pmUA/O4E
>>373 奉天兵工廠製ドイツ式7.7cm野砲ですか!?
意外だったわ、防盾の形だけ見てすんなり「94式」の解説を疑わなかったが
確かに砲身が全然違うね。
これはドイツ式というけど具体的にはどの砲のコピーなんかな?
>>376 >16軍はラ式を169門
そんなに持ってたのか?!
俺的には数十門程度かと思ってたが、輸入砲もあるならもっとあっても
おかしくないね。
ただし木俣氏の記事には誤りも多いからいまいち信用できんな・・・
>>396 7.7cm、10.5cmともFK16系だと思う。
ただ、写真だとオリジナルよりかなり短砲身のようだ。
放列重量を軽減するためと思われ。
ドイツは戦間期にFK16野砲をより長砲身の7.5cmに換装してるし、完全な
モンキーモデルだよね。東洋人をナメきってるんだろう。
398 :
397:2011/11/07(月) 23:11:37.96 ID:???
訂正
軽榴弾砲はleFH16 10.5cm
野砲と同一の砲架に搭載。「日本の大砲」によると、奉天兵工廠製データー
よりオリジナル砲は200kgほど重い
7.7cm野砲はほぼ同一
九四式山砲と四一式山砲の徹甲弾の能力ってどんなもんなんだろう?
なんか一昔前の説明より実は上とかも聞くが?
破甲榴弾で射程500mで40mm程度のはず。実際の戦果みるとね。
初速からみて、W号戦車の主砲よりは劣るだろう。
日本陸軍は貫通性能を秘匿のためか、低めに公表する傾向があるとか前スレになかったか?
>>399 至近距離だと撤甲弾より榴弾のほうが対装甲効果が高い
短砲身W号戦車でも榴弾で70mm〜100mmの装甲鋼板破壊できたそうだから
山砲用では対戦車用はタ弾をのぞき九五式破甲榴弾のみの整備で撤甲弾はない
402 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 00:49:00.47 ID:loHglCSS
38式12サンチ榴弾砲は射撃時に、どう固縛しても跳ね上がる悪癖があってさっさと退役、売却されたらしいけど
駐退機が悪いの?
単脚の長さやバランス?
>>402 さすがにそれは俺の抽斗にはないな・・
砲を扱った山本七平さんが存命なら答えられるかもしれんが、
>>402 38式12cm榴は射程が短いのが最大の癌で、しかし軽量なことから結構多数配備されてます
本来要塞砲兵に全部回ってても不思議じゃないんだけど、兵器部に最大数が保管され
師団砲兵や軍砲兵でも定数不足を補うために保管してたり、酷いところでは実際に装備してたりしました
有名どころではノモンハンのときの野砲兵第13連隊が12門も装備して戦ってます
日本軍にもうちょい馬が潤沢にあったら、連隊砲の代わりに装備する師団が現れたかもしれないくらい
大量にストックされてる兵器でした
シナ事変で故障続出で「こんなもん、使えるか!」のクレームでまくり
の欠陥砲とか読んだぜ
>>405 故障どころか射程が短すぎて使えないわ、砲弾は古いのばかりで現状に即さないわ
いいことなしですわ
それでも終戦までストックされてたのは同じ弾頭使う砲がないからってのがでかいでしょ
弾が有る限り使いましょうって感じで
まあ野砲程度の軽さで10榴程度の威力(砲弾が98式銑榴弾なら)あるんで
まさに鶏肋ってかんじだったんでしょうな
>>406 12cm砲弾がアレで船狙って撃った弾が水柱あげたの見て、「アッ、日本海海戦ッ!」
って叫んだ兵隊がいたとか七平さん書いてたよ。
日本海海戦の炸裂の絵にそっくりだったそうな。
409 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 01:31:45.36 ID:loHglCSS
おフランス製120ミリRT迫で38式12サンチより軽量大射程良精度なんて胸熱つ…
>>408 一式徹甲弾が用意されてる
陸技一研5要報−第7号・野山砲用一式徹甲弾射表編纂試験要報
レファレンスコード A03032163600
初速
三八式九五式野砲 508m/s
九四式山砲 384m/s
四一式山砲 343m/s
三八式十二糎榴弾砲もわざわざ通常榴弾を改めて用意した辺り
場所を選べばそれなりに使える程度には思われてたんだろうね
当のドイツクルップ砲はwikiにも載ってないマイナ−砲でさ。
クルップ失敗作をまんま売りつけられたはずだよ。
連中の有色人種への蔑視感情は半端ないからな。
WW2では日本が同盟国でも対等なパートナーとは看做してなかったよ。
>>410 山砲もだが九五式野砲にも一式徹甲弾が用意されてたのか
それなりの貫徹力を期待出来そう
四号戦車の24口径7.5cm砲使って榴弾で70mm〜100mm貫通?そりゃデタラメ
手元の資料だと短砲身75mm用の三種類のHEAT弾「Gr 38H1/A・B・C」の貫通力が
それぞれ70mm、75mm、100mmになってるからそれと勘違いしてるんだろ
ちなみに徹甲弾だと500m衝角60度で39mm、100mで41mm貫通
100mも60度で?
それなら意外に威力あるように思える
>>414 そいつはどうかな?
おれはもともとドイツ戦車厨だよ。
グランドパワーの記事読んでみなよ。合本化したW号本でもいい。
成型炸薬でなく通常榴弾での数値だよ。
417 :
416:2011/11/08(火) 01:57:31.91 ID:???
ただし100m以内の至近距離だ
でないと北アフリカでキュンメル大尉がマチルダ戦車を何台も殺れるわけ
ないだろう?
>>418 ああ、いまは載ってるのか・・・
スマン俺が以前検索したときはなかったんだ
>>410 山砲用の一式撤甲弾は初耳だ。書き込みありがとう。
で、肝心の貫通性能は?
>>414 1941年当時のドイツ軍75mmHEAT弾は突撃砲部隊にしか支給されてなかった。
だから、V突短砲身がKB重戦車を撃破できて短砲身W号戦車が撃破できない
という珍妙な事態が起きる。
>>421 三突か。
元々はマジノ線等、鋼鉄製のトーチカを撃破するための砲弾なんだろうな
当時の弱装甲な戦車撃破のためにはそれほど必要ではなかった
>>421 貫徹性能は出てこないんだよな
似たような初速の他国砲から想像すると500mで30〜50mmぐらいかな
旧軍火砲好きには嘆かわしくも、三八式十二サンチ榴弾砲は
糞という結論でよろしいでせうか?
異論があれはどうぞ
当時の記述からして糞味噌ですなw
貴氏の評価も
ちなみに120mm級を愛用したロシア・ソ連の場合
M1909 1350kg 砲身1710mm 初速335m/s 射程7500m クルップ
M1910 1324kg 砲身1560mm 初速335m/s 射程7680m シュナイダー
WW1後に薬室拡大等をして
M1909/37 1450kg 砲身1710mm 初速364m/s 射程8910m
M1910/37 1466kg 砲身1560mm 初速364m/s 射程8910m
新型が登場
M1938-M30 2450kg 砲身2800mm 初速515m/s 射程11720m
元々日本の三八式より初速速くて射程長いんだね。
クルップの1909は毎分2発だけど、シュナイダーの1910は毎分5〜6発だってさ
製造数とか改造数とか1910のほうがずっと多いらしい・・・。
クルップが駄目だったんじゃないかなあ・・・
榴弾は装甲を貫徹しなくとも、溶接部の脱落や裏面を剥離させて
乗員を殺傷したり機器を衝撃で破壊したりする。
スターリン戦車みたいに高初速と弾量効果の運動エネルギー併せるのが一番だが、
低初速でも至近距離なら相当の威力を生じる。
南京の中華門の城門を破壊した四年式十五榴弾砲みたいにね。
>>409 施条迫撃砲の精度舐めちゃいけませんな
とはいえ旧軍でも迫の精度上がったよーって書いてる資料あったとかこのスレか前スレで見たし
ストークブラン式でも言うほど弾着精度は悪くなかったのでは?
歩兵砲なんかと比較した場合の話ですけども
山砲の各種弾薬に関しては「陸戦兵器要目表」に面白い一覧が載ってるのでWikiに反映しておきました。
良かったらどうぞ。
但し元が「陸戦兵器要目表」ですから多分購入された時点での一覧か、海軍が保有していた弾薬の一覧です。
榴弾 甲、 榴弾 乙に関しては詳細がよくわかりません。
成形炸薬弾かと思いましたが榴弾に括りなおしました。
>>430 乙
榴弾甲乙は、つまりは明治〜大正期に採用された弾と、その改良型で
信管でも分かるように、普通の榴弾です。
432 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 11:01:39.23 ID:qfyPj7sw
92式大隊砲は兵隊たちから「だいたい」の所で当たるから大隊砲とか呼ばれたとか。
山本七平が三八式12cm榴弾砲でフィリピンゲリラの舟を撃ったとき、
たしか「いままで見たことのない砲弾」とか書いてたはず。「海軍の砲弾みたい
」だったかな?いま本が手元にないもんで。
通常榴弾のように炸裂しない徹甲弾だったのか・・?
射撃に驚いた舟は遁走したそうだ
>>433 榴散弾(榴霰弾)かもね
支那事変頃までは使われてたけど
タ弾が出現するまで、山砲が戦車に撃ったのは大概榴弾でないのかな?
破甲榴弾はあまり一般的な弾種ではないはず。
M3軽戦車も最大装甲38mmといっても、ヒンジがついたハッチが前面にあって
車体構造的に脆いからなあ。
7.5cm榴弾で十分破壊できると思う。
>>433 記憶モードだけど、弾底信管のついた砲弾だったと思う。要塞トーチカ攻撃用かな?
とにかく弾底信管で遅延が入ってる。普通の榴弾なら着発だから、水面に落ちた
瞬間に炸裂するので高い水柱は立たない。遅延が入ってると銃弾と同じで
着弾で水柱が高く上がる。それ見た山本の部下の兵士が「あ、日本海海戦!」と
叫んだと。榴弾は高い水柱は立たないのに、なんで有名な日本海海戦の絵では
あんな高い水柱が立つのか、その兵士は不思議に思ってたらしい。
それ完全に破甲榴弾だよね?
・・スレ的にイグノーベル砲は三八式12サンチに決定だなw
う〜ん、破甲榴弾って言って良いのかどうか?
弾底信管とは書いてあったけど、破甲榴弾とかの
用語は書いてなかったと思う。どうなんだろう・・・
「日本の大砲」には弾種が破甲榴弾、鋳鉄破甲榴弾、榴霰弾
となってるね
榴霰弾はソ連軍を除いては当時、世界的に廃れていたし、破甲榴弾もあまり一般的
な弾種でなかったんではないだろうか?
山本七平も扱ったことがないくらい。
一応通常榴弾も制定したみたいだけどね>三八式十二糎榴弾砲
タ弾もこさえてるし
榴霰弾って欠点まみれだし日本軍も駄目だししてるのに
ソ連軍さんは何が良かったんだ?
>>442 塹壕陣地なんかこさえてない暴露目標の人馬殺傷用の砲弾だね。
あたかも空中の見えない筒から一定方向の散弾を撃ちだす感じ。
兵頭さんの「有坂銃」三十一年式速射野砲制定の章に榴霰弾の話は詳しい。
ソ連軍は先進性と後進性を併せもつ妙な軍隊だからねえ、督戦隊の野蛮さとか。
革命前から官僚主義
>>443 状況次第でキャニスター弾が有効なのと一緒か
その割にはやたら使用エピソードを聞く気がするけど
直接射撃大好きなソ連軍(教育水準の問題で弾着観測員の養成が追いつかなかったともいうが)だから
歩兵の群れに砲兵陣地が蹂躙される危険性を嫌ったのかもね
後はソ連の広大な原野を戦場と想定する限りにおいては有効だと判断したのかも
そりゃチュニジアでドイツ戦車に使い物にならない扱いされたアメリカの
37mm対戦車砲が、日本軍に対してはどの日本軍戦車も撃破出来てキャニスター弾
とか弾種も豊富とあればジャングル戦では対戦車砲なのに野砲以上の
兵器に化けるんだからなあ。
英のマチルダとかの2ポンド砲も日本軍戦車には無敵の撃破力だったが、
榴弾がなくて徹甲弾しかな(と言うより作らなかった)いのがいけなかった。
歩兵の群れと言えば虎頭要塞で四五式十五糎加農か九六式十五糎加農か
どちらが装薬だけして近接した歩兵群を砲口火焔で吹っ飛ばしたって本当なんじゃろか?
>>447 現在WW2前後のマイナー戦車ネタ話スレになってる日本軍のM3軽戦車に
色々事情が書いてたが43年春位からアジア太平洋方面含めて2ポンド砲用榴弾は出回ってたみたい
2ポンド砲用の榴弾って、それはそれで威力が…
擲弾筒よりゃマシ、ぐらいでない?
射程はそれこそ桁違いだろうが
擲弾筒は50ミリクラスの迫撃砲に匹敵する。
どう考えても重擲の方が威力は上。
452 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 18:38:45.82 ID:AcDXQWVh
擲弾筒があったのに何故ニューギニア等のジャングルで豪軍に勝てなかったんだろう?
豪軍くらい擲弾筒と機関銃の援護で突破できるだろ
あまりの立派すぎて食いつく気も起きない釣り針
>>452 だから〜ニューギニアは補給がないんだって!骨も帰らんニューギニア〜で!
南海支隊もスタンレー越えで一応豪軍相手に勝ち進んでたし。
糧秣もタマもまったく補給されないもんだから、ポートモレスビー目前に撤退する破目になる。
ガ島には曲りなりにも届いてる。海岸に米俵集積してても、内陸に運べ
なかったんだが。
スレ違いだから本線にもどすと、補給環境最悪タマ不足が顕著だったニューギニア戦線の砲兵活躍
記録は戦記ででてる山砲の中隊長のやつぐらいだろ?
結局砲兵の戦争は弾薬補給の戦争だからな・・・
どうやら、ここに限らず旧陸軍スレに質問厨を装った煽りクンが居ついてる
とおもわれ・・
おれもそれに何度もレスしてて面目ないが
>>454 俺もそれしか知らない
ただこのスレに八九式十五糎加農がニューギニアに投入されたとか書かれてるね
でも詳細は知らない……
>>441 榴弾はある意味代用榴弾である九八式鋼製銑榴弾だけですな
実際に配備されたかは知らんけど
(なにしろ口径12cmなのに正規の57mm榴弾と同等の威力範囲しかないから)
ハ号の車体に載せてタ弾専用車輌にする企画が持ち上がるのも無理ないなと
>>456 歩兵砲や12榴の話振ったsageない人のことか
まあいいんでないの、微妙に相手にされてなかったし
12榴はかえっていい話題提供になった
>>457 書き込みしたのはおれ。
古本屋でみた新聞社の写真集だったんで、ニューギニアのキャプションは
信憑性あると思われる。
記者を戦地に派遣してたからね。撮影データー保管するのは当然だろう。
八九式はラバウルに現存してるらしいし。
かつての17軍、暖簾わけの新設18軍で保有してたんだろう。
米軍の戦記でやたらと88が榴散弾射撃加えてくるのってただの榴弾の曳火射撃のような気がする。
>>458 九七式改造銑製榴弾(甲)てのがあってだな
こいつは鋳鉄破甲榴弾(癸)を改造したもの(この時点で寒いものを感じるが)
人馬殺傷の効力ある破片の密度1なる半径は約26m
57mm戦車砲は16mだからかなり違う
75mm野砲で九四式榴弾使って22m、十加農の先鋭弾で29mだから
まあ75mmと105mmの中間ぐらい、銑鉄弾としては立派なもの。
>>459 新聞社の写真集か
それなら確実だろうから詳細な使用実績が気になる
破甲榴弾のうしろの当用漢字でないもの見た時点で、なにか尋常でないもの
を感じるな
464 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 20:25:36.01 ID:loHglCSS
45式24サンチ榴弾砲採用と同時期に20サンチ榴弾砲も生産されたのに
性能不十分としてWWIのロシアに全数売られて写真も残っていないとか
物持ちの良い日本陸軍でも20サンチは嫌いなんですか?
自衛隊や旧海軍は8インチ大好きなのに
>>464 運用の手間の割には威力が不足してたのだろう
最後まで二十八糎は使って二十四糎榴弾砲も使ってるあたり
射程短め、手間かかる火砲としては二十四榴程度の威力は必須って判断では?
>>465 そりゃ攻城重砲は威力最優先、次いで移動性って具合だからね
WW2の他国20糎級は高機動の大威力重砲だけど(フランスなんかWW1からやってるが)
四五式はあくまでも要塞砲&攻城砲って思想の武器だから威力欲しいのは当然
それで前スレで話題になったアンサルド製を元にした二十糎がって話になったんだろうな
試作で止まり制式化されんかったが
468 :
名無し三等兵:2011/11/08(火) 22:25:31.05 ID:kDaU/Ykf
>>466 ドイツは24cmまで機動重視の重砲を作ってる。ただし形式上Mrsと榴弾砲とか
でなく臼砲の扱い。
さすがに28榴は据付け式になったけど。
42cm大ベルタは第一次第二次と2つの大戦で使ってた。
セヴァストポリもそうだがドイツは接収したチェコの重砲が大きかった。
一次大戦で装輪式ドイツ21cm長臼砲が有効だった情報ぐらい伝わって
いたとは思うが、他国にくらべ日本陸軍は大口径攻城砲の運動性に無頓着
だった気がする。
別に車両でなくても当のドイツ砲は馬で曳いてたわけだし。
ドイツの24cm級の機動性高い重砲あったっけ?
九六式二十四糎榴弾砲をせめて10数門〜数十門程度整備して
積極的に使用出来る程度の能力があれば……
横レスすまん
クルップが15cmK39を拡大した砲(3分割)とラインメタルK3(6分割)のことだろう
重量級だがクレーン車なし内臓ウインチで自力で組み立てできた。
日本軍火砲スレだが、ドイツ厨が書き込みしてもいいだろ?
>>473 スレの流れや内容に合致してれば良いだろw
誰かの書き込みなんて規制以外じゃ止められんw
ググってみた
24cmK3って日本陸軍好きそうだな
>>475 どうやら買ってるらしいぞ。日本まで輸送できなかったようだが。
米軍編纂の邦訳 原書房「日本陸軍便覧」にそんな記述があったはず。
477 :
476:2011/11/08(火) 23:22:18.27 ID:???
ごめん、21cmK38だった。日本陸軍が一門購入してる。
478 :
476:2011/11/08(火) 23:28:46.72 ID:???
wikiでは潜水艦で日本に送られたとある
K38は日本陸軍の火砲開発の手本にされたとかどっかで読んだな?
結局日本への運び込みは成功してたのか?
480 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 00:07:53.97 ID:Kj6IvgBk
日本海軍の重巡の正200ミリ砲を陸軍に供与してもらえばよかったんでは
日本陸軍に今少し予算があって
開戦まで火砲関連をもっと輸入出来てれば……
航空優先だからね。もちろんその路線は間違っていない。
しかし砲兵火力の充実を半ばあきらめて、砲兵支援が期待はできないのは覚悟
せいよ、そのかわり歩兵の重機をふやすからという策にでる・・・
シナ事変で日本陸軍は実戦経験を積めて練度は世界有数にはなったけれども、
軍事予算にしめる弾薬費、動員費の比率が高くなりすぎてしまった。
予算不足で装備更新の機会が失われてしまった。
それでいちばん割りを喰ったのが機甲科、砲兵科の装備でしょ。
所帯ばかりふやしてちっとも小隊の軽機数がそろわない歩兵も悲惨だが。
483 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 00:44:00.28 ID:Kj6IvgBk
トラウトマン工作を潰した近衛首相と海軍が悪いの
さらに、その練度が高い兵隊の大半は、中国大陸で遊兵化なんだもんなぁ。
とはいっても大陸の陸軍は独混だらけの二線級部隊ばっかだけどな
練度って言っても現地自活が達者なだけという気も…
>>483 海軍と官邸が憎い……
外務省も
>>485 まあ上手く治安戦してますよ
なんだかんだで砲兵火砲も適宜活躍してますし
>>485 一線級の部隊はどんどん南方に引き抜かれたんだよ
最初は支那派遣軍、つぎに関東軍
結果的に大陸には二線級ばかり・・・
昭和19年以降の大陸の砲兵部隊なんて骨抜きだろう?
確かに砲兵部隊のショボさは泣ける
それでも45年夏にすらぼろ負けする国府ェ……
あの数で頑張った支那派遣軍隷下の砲兵は変態だな
まちゃんと飯が食えて海没する心配もなければ帝国陸軍最強ってことで
どのみち米軍相手じゃかなわない、鳥無き里の蝙蝠みたいなものってのはなしの方向でw
アメリカの国力、兵器の性能の差以前に日本軍の思考回路でヤバイな、という
部分はあるよね。
日本陸軍でも砲兵科や工兵科は兵隊はガタイのごつい荒くれ者は多いが、将校は物事の
道理にあかるい技術屋集団だからね。
歩兵の戦記なんか読んでて、いまの感覚で「こいつマジキチだろ?」ってのが珍しくない。
ろくに飯も食わないでスタンレー山脈越えとか正気の沙汰とは思えないな
でも分水嶺越えてモレスビーまで山砲持って迫ってるよね
なんかおかしいな
なんかドイツの強烈重砲も数は大したこと無いんだな
21cmK38が8門、21cmK39が60門
24cmH39が18門、24cmK3が14門で
例えば21cmMrsが711門なのと比べると桁違いに少ない
使う場面も限られるだろうし
だが21cm級700門以上とか我等が国軍基準なら十分でつね
>>490-492 「奥の細道」に、「人間がそんなに歩けるはずがない。当時の人間はマジキチ」とか言ってるようなものだよ(w
>>493 大抵どこの国でも重砲は主力艦と同じで、撃っては配置換え、撃っては配置換え。
あるいは要塞に配置して時を待つのが基本ですから。
潰れるまで戦線貼り付け、やられたら下がって補充の野戦重砲部隊と違って華がありますよなぁ……。
497 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 10:03:15.23 ID:142j/dPu
雑魚の中国軍に勝ったところで意味ないんだが
精鋭と言われる部隊が米豪軍相手に手も足も出なかったし
機関銃支援だけの突撃一辺倒で勝てるのは中国軍だけ
ノモンハンの現代戦から何も理解してない
ノモンハンとジャングル・島嶼戦を比較されても困る。
まあノモンハンは隠匿不能なほど大敗北しておけば
違う結果になったかもな。
>>498 最近ロシアから出た資料だと引き分けに近い見たいだぞ
南方は制海権失った時点で島の陸軍は負けたも同然だったろ
戦闘以前の問題だよ、それでも奮戦はしたが。
>>500 それ最近よく言われてるけど、キルレシオがいくら良くても作戦目標を達成できなかった時点で帝国陸軍の負けじゃない?
戦略レベル(国境線の有利な確定)で負け、
作戦レベル(ハルハ河付近の敵部隊撃滅)で負け、
戦術レベル(敵により多くの損害を与える)で引き分け?
ちなみに作戦レベル、戦略レベルの勝利に結びつかない
戦術レベルの勝利って、意味の無い勝利だよね。
>>503 それに関してはその通り
だが相手側のその後の安易な行動を抑制する程度の効果はある
ノモンハンでも独ソ戦でも勝った側のソ連軍の方が戦死者が多いような
でもノモンハンは日本の勝ちではないし独ソ戦はドイツの勝ちではない
アドワの戦いでイタリア軍よりエチオピア軍の損害が多かったから、イタリア軍が勝ったとかいうレベル
それかマーケットガーデン作戦で連合軍はドイツ軍に同等の損害を与えたから引き分けって言うレベル
507 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 15:28:03.61 ID:3Psf/x8y
アーロン収容所の作者の部隊ってどういう部隊だろ。
戦車は廃棄寸前の旧式戦車、大砲は明治時代の31式ばかりだとか書いてあった
けど、ここまで酷い装備で英軍に当てたのか?
508 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 15:28:16.35 ID:Q6z3rKMZ
ノモンハンの戦車戦と同じ戦車同士の戦いだけで行けば、独ソ戦天王山である
クルスク戦のプロホフカ戦車戦は辛くも勝ったのはドイツだが戦力激減。
または戦略的にはソ連が勝ったかどちらが勝利したか定かでない。
マーケットガーデン作戦の場合はドイツ側に作戦計画の地図を取られたり、
最終目標のアルンヘムにはいるとは思ってなかったまさかまさかの休養中の
ドイツ軍部隊(しかもSS[親衛隊]の機甲師団)がいた不運も重なった結果。
>>505 独ソ戦でも、ドイツ軍よりソ連軍の方が損害が多かったから、ドイツ軍の勝ちw
そろそろスレ違いなんでやめるわ
各国の21cm級以上の機動性重視の重砲群って大体3桁越える位の製造が大半なんだろうか?
国軍が欲しがっても結局少数の量産化も無理だったクラスだが
思いっきり贔屓して九六式二十四糎榴弾砲位
ソ連の203mm榴弾砲M1931が871門
英連邦の8インチMk6〜8が合わせて711門、9.2インチ榴弾砲が675門
米軍だと240mm榴弾砲M1918が330門、後継の240mmMが315門
まあ4桁は作ってないよ?てレベルですね・・・
生産量は別にしてドイツの場合、チェコの接収砲とフランス鹵獲砲の数が半端ない
重砲数は不明だが、M1897の砲身流用したPAK38/97だけで三千門つくったし、
フランス対戦車砲だけで20個ぐらいの歩兵師団装備賄ったくらいで。
日本は外地の植民地軍を降伏させたのにくらべ、本国を併合、降伏させてるから
鹵獲物資の量が桁ちがいだ。
513 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 19:14:09.04 ID:Q6z3rKMZ
フランスは重砲などもそうだが列車砲もまとまった数で捕獲して沿岸砲とかに
回しているからね。物凄い旧式砲も使ってるし。
日本軍のフランス植民地軍相手では戦車や火砲もたかが知れた量だし。
もしフランスの25mm対戦車砲M1937を日本軍が捕獲出来たにしても九四式速射砲
より口径が小さいのを使おうとはしなかったのではないだろうか。
>>507 当時の日本の国情ではいっぱいいっぱいの砲で意欲作なんだよ
野砲は駐退復座器もないかわりにワイヤーで糸巻き車の原理でゴロゴロころがった
砲車がもとの位置にもどる。なんだか楽しそうだね。
有坂が苦心して設計。パーツがドイツ製だったりフランス製だったりする。
日露戦争でロシア砲に射程と仰角で不利、砲弾では有利、戦中に仰角増大の改造
をうけている。
・・・とまあ、興味ふかい砲なんだが、砲の不足で支那事変、ガダルカナル、
ビルマで使われたとある。扱った砲兵は災厄以外の何物でもないな。
>>507 京都の師団でインパールで調べれば簡単にわかるだろ
と思ったらWikiのインパール作戦だと動員兵力、15軍の15D31D33Dしか記載してないわ
まあ狭義のインパールには参加してないわけだけど
結論言っちゃうと第53師団だろ
京都が師管区でその最期がシッタン川付近で英印軍と戦闘中に終戦、で「アーロン収容所」ともぴったり状況が合う
留守師団基幹の増設師団だから、31式でも砲があったら御の字ってトコだろうが
ただ戦車連隊は付けられていないから、戦車はよそのじゃないかね?
>>511 まあ、他所でもそんなもんか
>後継の240mmMが315門
こいつは未だに金門の秘密兵器として現役なんだよね
>>513 優秀砲だったM1937 47mm砲があるけど生産が700門あまりだから、北アフリカ
の植民地はともかく仏印には配備されてなかっただろうね。
518 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 20:31:37.63 ID:otKoAS3A
廃棄寸前より酷くて他の部隊がゴミ捨て場に捨てた戦車を拾ってきたみたいな記述だったな。
ちょっと進むとエンコした89式戦車だったとか
どちらにせよ酷い装備だ
大西巨人の「神聖喜劇」読んだやついる?
対馬要塞重砲連隊にいた大西の体験をもとにした小説なんだけど
おれは未読なんだが、テレビのドキュメント番組とマンガを立ち読みした
ぐらい
教練用の三八式野砲撃つシーンぐらいは知ってるが
520 :
名無し三等兵:2011/11/09(水) 21:29:49.49 ID:wcSbLel0
>>515 31式山砲は祭師団の野砲兵21連隊でも使われてるよ
支那からの移動時にインパールに備えて山砲に改編したが、砲が足りず
41式でも賄えず、一部に31式まで引っ張り出して使わざるを得なかった・・・
ひどいな。
九四式山砲配備された部隊はパリパリの甲装備なんだよなあ。
陸軍火砲は生産門数がすくなすぎるんだよ。小口径でさえ。
ドイツは戦前ぬきの大戦中だけでsFH18を5423門生産した。
そりゃドイツと比べたら金も資源も製鋼力も桁違いだし
その乏しい資源を飛行機と艦船に投じてる以上・・・
製鋼力が小さ過ぎなんですよ
PAK40 7.5cm対戦車砲なんて、ひと月で千門以上してたりする。
1944年の生産ピーク時だが。
>>520 ああ15師団も復活後は京都が師管区だっけ
ただあっちは主力はタイに逃げおおせて終戦だから、53師団の方だと思うけどね
残兵がビルマに取り残されてた可能性もあるけれど
あとあの会田雄次の僻み根性は、二線級の急増増設師団じゃないと理解しがたい
ドイツはもっとガッツこめて大型水上艦を作るべきだった、と思うがな。
それしなかったおかげで、ギャグみたいな水上戦闘力しかないフリゲート艦やら
護衛空母を雲霞のように作られ、頼みの通商破壊作戦(Uボート)を
完全に封じ込められたんだから。
レンドリースで復活したイギリスとソ連&黒幕米屋にいずれやられる事くらいは、
ある程度見えてたはずだが、なに考えてたんだか。
日本もせめて大規模一環製鉄所がもう1ヶ所あれば
後、銑鉄の供給体制が多少でも改善されたら……
>>527 だって屑鉄輸入アメリカ製自動車の板バネ使ってプレス機で軍刀こさえたんだろう?
山本七平が軍刀薀蓄で書いてたやつ。
あくまで噂に過ぎないかもしれんが、通称スプリング刀
>>519 読んだよ〜
東堂二等兵≒大西巨人は結構要塞・火砲フェチだったみたいやね。
あと、初年兵が検閲を受けるとき、チンポは褌のなかで左右どちらに収納
されるべきか、陸軍内務令や陸軍刑法に遡って延々数十ページにわたって
議論するシーンとかあったな。グロテスクな面白さがあるんだけど、
そのグロが大真面目にまかり通っていた社会がついこの間まで
存在していたことに気がつくと、うすら寒くなるという・・・
読書好きのひとならおすすめ
>>528 スプリング刀はあったよ
まあ、工業刀は全般的に良い性能だから
鉄が足りんのに頑張った
>>529 睾丸は左というのだけはJ.Bハリス「ぼくは日本兵だった」で知ってる
>>531 なるほど。
あのチンポの挿話は一種のカリカチュアなのかと思ってたけど、現実を
ベースにしてたのかもしれないね。
スレ違いすまん
J.B ハリスはイギリス人の父親とのハーフなんだけどね。
国籍は日本で支那に歩兵で従軍、戦後は東京裁判にも関わるという異色の経歴の持ち主。
たしかに、他のスレでしたら?
>逆の発想?で日本はよくあんだけ海式(ついでに航空)に
>金と資源と技術突っ込んでおきながら陸戦で頑張れたなと思うわ
戦車とか見てもそんなに間違ってないんだよな、歴代の微妙な57mm含め。
>>536 実用化と更新のサイクルがおそいんだよ!日本は
そんなに世界水準で悪くない兵器でも後手後手の苦杯を喫してる。
とくに陸戦兵器で顕著だね。
一式速射砲とか。
短57mmもハ号の37mmより上だしな
チヘ以降は生産力がアウト過ぎるわ
>>537 >実用化と更新のサイクルがおそいんだよ!日本は
>そんなに世界水準で悪くない兵器でも後手後手の苦杯を喫してる。
プライオリティが低ければ、そうなるのは当然だろ>陸式
大体、戦争おっぱじめたちうごく大陸では、そんなに
必要なかったしな>一式速射砲
でも、金も資源も技術もそんなに必要としなかったであろう、タ弾や
携帯対戦車兵器の運用・開発に消極的だったのは、やっぱり怠慢じゃないかねえ。
モンロー効果という理屈さえわかれば、あれはそれほど高度な技術を要するもん
じゃないだろう。
末期の特攻が手段より目的と化していったように、対戦車肉攻も
なんだか目的化していたようにも見える。
>>540 >でも、金も資源も技術もそんなに必要としなかったであろう、タ弾や
>携帯対戦車兵器の運用・開発に消極的だったのは、やっぱり怠慢じゃないかねえ。
>モンロー効果という理屈さえわかれば、あれはそれほど高度な技術を要するもん
>じゃないだろう。
空母の飛行甲板をぶち抜くように、熱心に開発してたじゃないか?海軍は。
陸軍は、刺突爆雷があるし。
ここ数年好評価で実際米軍からの評価も良い一式四十七粍速射砲だが高いんだよ……
造るのに手間も掛かるし……
>>540 タ弾ならこのスレを読むだけでも44年半ば辺りから補充が届いてたほぼ全戦線で使用されてたとわかるだろ
>>540 タ弾はあれでライナーの設計が難しいそうだぜ。
ドイツでさえ、初期のパンツアーファウストより小口径のシュレッケの
ほうが貫徹力高かったくらいで試行錯誤してたよ。
当時のHEAT弾は施条砲から撃つと貫徹力が低下したんじゃなかったか
ライナーの設計が最適化されたのは戦後だったような
パンツアーファウストって、直径が15cmあるんだっけ
山砲や榴弾砲ならともかく高初速の野砲とかだと厳しいみたいだね
まあ、ドイツとか88mmのHEAT用意してるが
うん、高初速ではダメ、ライフリングの回転が加わると威力が落ちる
今の戦車砲用HEAT弾だと導環の代わりにゴム輪つけて回転を逃がしてるようだが(施条式の戦車砲の場合)
当時はそんな物無いだろうしなぁ
外装式の有翼弾なら回転は止まるんじゃない?
小口径砲でも大直径の弾が使えるし。
>>550 3.7cmPAK36とかやってるね。
ただ、それだと弾の威力は大きいけど命中精度がわるいし、射程がみじかく
なるんだよ。
PAK36で有効射程が250mぐらいでなかったかな?
九四式速射砲でもやってる
>>551 ドイツ人にはあれは不評で、トーチカつぶしくらいにしか使わなかった
というけど、日本軍だったら夢の超兵器だよね…
>>554 ペナン行きのタイフーン部隊のUボートに載せて送られて
上手く日本本土に来てたら陸軍は喜んだだろうなw
それを見てドイツ軍
「色のついた連中のの欲しがるものは、良く分からん」
実際パンツァーシュレッケはほったらかし
お人形さんね
日本陸軍はタ弾発射器「お菊」とか命名しそう
>>556 日本に運び込まれたパンツァーシュレッケって放置されてたん?
ブラントのガンモーター(閉鎖機付き迫撃砲)とか、
そういう発想の転換が出来れば、もちっと安価に
…と思ったけどそれだったら素直にシュレッケ作ってるか
ゾルゲ事件の余波で、せっかく来てくれた技術士官の扱いが酷かったってのは、どこかで読んだことあるな。
>>558 1943年4月に伊29によって持ち帰られ、
…沖縄戦にも「間に合わなかった」よ
>>554 40mm航空機関砲のホ301がロケット機関銃みたいな構造だから
まあ、影響はあったのかもしれないねw
相模造兵廠でも昭和20年には食糧調達に追われて戦車開発四研の技術者が
まともに出勤してなかったそうだからな。
一概に怠慢と責めるわけにもいくまい。
結局ソビエトも携行式対戦車火器は対戦車銃で押し通したなぁ
まぁ戦車の数が日本とは比較にならないほど多いけど
>>565 リボンひらひらの対戦車手榴弾もあったよ
ロシアン14.5mmの弱点部位狙撃は怖そうだけどね
まあソ連の場合はロケット砲を配ったら誰(モチ提督隊w)に
砲口が向けられるかわかったもんじゃないから、渡さなかった?
RPGの祖国たるソ連があの手の携行式対戦車兵器を開発しなかったのは不思議だよねえ。
欲しけりゃアメリカから技術的アドバイスも貰えたろうし、前線ではドイツからの
鹵獲品もあっただろうし… 攻勢局面ではそんなに必要を感じなかったのかな?
>>566 そういえば日本も後部に麻の繊維がひらひらしてるやつあったなぁ
イギリスの場合はちゃんとくっつくようにたっぷりのボンドが
…あ、対戦車手榴弾がくっついてはがせなくなちゃた…
戦後のRPGは大戦末期に完成してた最新型のパンツアーファウストのコピー改良版だぞ
ドイツ人技術者拉致って
まさか、知らんのか?
なんでもっとはやく、てことだろ?>RPG
戦中の話してんのに
575 :
569:2011/11/10(木) 00:26:02.83 ID:???
>>572 ソ連軍と言えばRPGという、一般に膾炙したイメージからいえば、
って話だよ。時系列的に逆であることは、もちろん承知しています。
>>575 大丈夫だ。言わんとすることは誰でも分かる
もしもし〜旧軍火砲スレなんすけど
おれ、試製砲の話とか兄貴たちにききたいんす
携帯対戦車火器って随伴歩兵や後続戦車を切り離せないと駄目だから
当時のソ連軍の歩兵戦術の教育程度とか
そもそも防衛側に立つことはあまり無いとか
比較的対戦車砲や戦車の質と量が揃ってるとか
パンターとティーガー以外は対戦車銃である程度対応できるとか考えたら
射程の長くなった末期型パンツァーファーストクラスじゃないと魅力無いだろ
対戦車砲の大型化等で援護が期待しがたくなる戦後にならないとな。
魔砲、じゃない
馬砲、とか?
>>577 何に興味あるんや?
ネタ振りしてくんないとレスもし難いw
BM-8や空対地ロケットといい、労農赤軍ってWWIIでは最もロケット砲に熱心だったイメージある
日本の場合、精度が要求される鋼板プレスはダメだめ。
これないと携帯対戦車投射兵器の量産は望めない。
いくらドイツから見本入れても作れなきゃ意味なし。
584 :
577:2011/11/10(木) 00:42:35.99 ID:???
いままでの書き込みで38式12cm砲のヘタレ具合が読んでて
おもしろかったですね
旧軍火砲はやはりスポーク車輪!
これが漢なんすよ
>>584 でも牽引用の車輌があるならゴムタイヤのが良い(´・ω・`)
586 :
577:2011/11/10(木) 00:54:22.05 ID:???
ゼッツーもスポークだからしぶいんじゃないですか?
質問があるのですが
ボフォースの75mm高射砲ってあの88mmと違い
量産を考えてなかったから量産向きじゃないと聞いたけどそうなの?
やっぱりコピーではなく開き直ってライセンス料払って
スウェーデンかドイツから詳細な情報と工作機械購入するべきだったのか……?
うあ
>>587 * *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
開き直って工作機械まで、というのは悪くないけど
野戦高射砲としてそこまでする必要があるほどの大砲と認識されなかったんでしょうな
工作機械が輸入できるような状況の時点では
噴進砲は結構頑張って作ってるんだけどなぁ
旋条式に流れたのはそれまでの実績があったからだろうけど
どうも有翼弾全般に精度問題が(本質的なものでなく、製造技術的に)あったようにも見える
試製四式七糎半は、陸続きのところで戦争やってりゃ
「間に合わなかった」「なかった」「ほったらかし」「放置」とか嘘言われなくて済んだのにね
>>590 日本の大型ロケットは
ドイツのネーベルベルファーが筒発射の旋転式なんで、その影響じゃね?
有翼式は翼が威力にも射程にも貢献しないデッドウェイトになるって考えもあったみたいだ
旋転式は余計な重量増加は無いからね
有翼弾は風の影響を受けやすいのも嫌ったかもな
前後に細長く比較的弾速の遅いロケット弾は、どのみち風の影響大きいけどね
595 :
名無し三等兵:2011/11/10(木) 10:50:09.28 ID:Obk8j3/E
ラバウルの部隊は湾内で海没した船から砲を外して使うなど創意工夫で
かなりの戦力を維持したみたいだな。戦車も100台近くあったし。
ジャブローほどではないが、まさに大要塞。
アメリカ軍にひと泡吹かせられたなかったのが残念。
596 :
名無し三等兵:2011/11/10(木) 11:39:04.70 ID:ZFD3wHBT
>>595 大戦末期に豪軍がちょっかい出してくれば一泡吹かせられたのに残念だよねw
航空偵察やなんかでそれこそ余計なちょっかいだしたら酷い目にあうって分かってたから無視したんだよ
ロシアンルーレットの最後の1発みたいなもので、あえて引き金引く必要はないさ
ラバウルは現地の工廠も頑張ってたし手を出すのは躊躇われたんだろうな
今日ジュンク堂でラバウルの日本軍本さがしたけどなかったわ・・
まえには、武装解除で豪軍にひきわたす九二式加農がずらっとならんだ
写真載ってるのが置いてたんだがなあ。 残念!
>>597-698 米軍の飛石作戦って包囲・孤立化だけが目的じゃなくて、
今村閣下が護るラバウルの要塞化が凄すぎてあえてスルーって意味もあるもんな
マリアナもラバウル並みに要塞化して欲しかった
南方の中継センター、ハブ港としての役目、B29出現の情報掴んで以降
は重要度が以前より増してぐらい当然認識してたんだがね。
「サイパン取られたら負ける」なんてのは当時の参謀もバカではないから。
実際防備を固めようと砲は送ってるしね。サイパン日本軍の特徴として、
本来他所に送るはずの部隊が戦闘にまきこまれたのが多かったってのがある。
海没の丸腰とか。いかんせん防備の進捗がおそすぎた。
短20cmなんてレア砲もサイパン、グアムに現存してる。
>>587 1928年型という名称からわかるとおり20年代設計の砲なんだよ。
切削加工が多いような。
20年代の砲を40年代に生産しようと思ったら工程合理化の点から効率わるい
のは当たり前だよ。プレスや溶接の技術が進歩、普及してるし。
日本軍の砲は微妙なRなんかの切削加工が凝ってるものが多いし、たいして
生産技術やら設計思想が20年代からかわらんとも思えるんで、抵抗がないの
かもしれんけど。
ドイツの基準なんかでは生産しにくいものを八八式が旧式化したもんだから
わざわざ大戦末期になって、量産に移したというのが真相だろう。
>>603 プレス加工が未熟以下の日本ではプレス多用の方がコピーするのに絶望的だよ
陸軍が導入したシュナイダー75mm、105mm砲も1920年代の設計思想だから。
曲線が多くてエレガント・・
たとえば模型で一式砲とドイツのPAK40を両方作ってみれば、75mm砲でも
20年代と40年代の工業設計思想のちがいが生産国は異なれど雰囲気で伝わるはず。
ボ式高射砲を支那事変で鹵獲した時点では、当時の大阪砲兵工廠の技術であれだけ
高初速の砲身を量産するのは難しかったんだろうな。
どうせ高初速で砲身製造に手間かかるんなら、威力が大きくて砲身以外は量産
しやすい九九式八高でいこう、で。
ただ、日本軍の野戦高射砲として8.8cmは重過ぎるんで、八八式更新用で終戦まぎわに
やっとこさ量産70門だろ?
空襲による混乱がなかったらもう少し量産出来たんだろうか?
九九式八高って重い事以外は割りと使い易かったんだろうね
だろうね。野戦高射砲の優先度は高いから。
九九式八高って期間と時期を考えると大した量産数だし
大日本帝国陸軍の貧弱過ぎる火砲生産の為のリソースを吸収しながら造られたのが容易に想像出来る
それだけの価値は認められたんだろう
>>607 99式は設計が古い(原設計は1900年代)=設計図どおりに作っても支障が出ない
ということかもしれない
砲身に至ってはかえって二層砲身を新しい技術である単肉自緊砲身に代えてるくらいだもの
重くて頑丈な割に初速も低いし、陣地砲としては運用も生産もやりやすかったんだろう
防盾抜きでも野戦砲架付けたら7〜8t、下手すると10t行きそうな勢いなんで
到底八八式の代わりにはならなかっただろう
まあ、そもそも陣地砲としての要求数量以上に生産もできなかっただろうなーとも思う
本土防空用と考えたら嬉しい
小火器スレより進行がはやい件
酢キャベツ好きな連中がはじけてるからな。
>>606 九〇式野砲と比べるべきはソ連のF-22じゃね?
陸軍火砲でドイツとフランスの影響は半端ないからね。
スレ違いでなければいいんじゃね?
>>616 あのソ連の師団砲は30年代の設計だよ。
野砲どうしの比較では間違ってないね。
ドイツマンセー始めると、どうかと思うがな。
あんまりバランスよく知識を吸収してるようには見えん。
九九式八高は揺架の設計が絶妙で作りやすかったんだそうな
高射砲は砲身を支えつつ大きな仰角取るのに苦労するわけだが
そこの設計バランスが良くて手間のかかる油圧機構等に掛かる負担が低く
ぶっちゃけ日本の低レベルな油圧製造能力でも楽勝だったらしい
ある意味二十世紀初頭ローテクだが、改良をくりかえして普通に二次大戦中でも
陣地高射砲で使えた性能が買われたのだろう。
後進工業国の日本では生産しやすかった技術レベルの砲だし。
正直ドイツはそこまで上げられてないだろこのスレw
まだフランスの方が扱い良い気がする
ソ連はこのスレでの立ち位置謎
>>622 ドイツは38式12cm榴弾砲でミソつけたからな。
ソ連は日本陸軍の筆頭仮想敵国でやつらの砲兵装備は当然意識はしてたよ。
ただ鹵獲砲以外、輸入実績やら設計上の影響が少ないだけで。
そういや8インチ以上の機動性考慮した野戦で使える重砲がちょろっと話題にたったが
戦間期にイギリスから見本に9.2インチ榴弾砲を購入しようとかにならんかったのかな?
上の方見たらあのクラスの重砲の重要性は認識してたようだし
そのころ日本は一次大戦漁夫の利バブルはじけて大不況だよ
山梨軍縮とか
常設師団をつぎつぎ廃止したりするんだよ?そんな予算は到底しぼれませんわ
さらには1929年の世界恐慌が追い討ちをかけるクソミソさ・・
シベリア出兵で余計な金を浪費しなけりゃな。
関東大震災も
>>624 四五式二十四榴あるからイラネエだろ
9.2インチ貰った米軍もシュナイダーの24榴のほうが上だって言ってるし
>>625 一応宇垣軍縮の目的は軍近代化の予算捻出だぜ
当時からもう航空優先で、一応形になってる砲に回る予算はなかったけどなorz
あと日本の場合、20〜24榴弾と15加が略同級の重火砲で
どっちも車輪無しの据付攻城砲が原典にあるわけで
それを車輪付の機動力ある重砲へと進化させるのに
諸外国から遅れた上、金が無いから色々やれず
結局20年代に着手できたのは八九式十五加だったわけよ
あと据付前提ならもっと逝った砲でも良いから長三十榴もやったわけで
意外と8インチぐらいの榴弾砲ってのの使い道が無かったんじゃね?
>>628 そういやフランスの二十四榴もあったな
四五式は手間がなあ……
フランスの二十四榴参考に欲しかった
八九式十五加農は実質九二式といっていいくらい
試行錯誤が続いたな
設計と製造に慣れてなかったんだろう
>>633 だから早い段階で参考になる現物が欲しかったって話
今夜のスレ進行は濃いな・・
要求も研究方針も大正7年からあったんだけど
他のことが優先(ぶっちゃけ金が無い)で昭和7年まで15年間も未着手だったんだよ。
野砲や列車砲だって買ってるんだから
金さえ出せばいつでもシュナイダー二十四榴は買えただろうけどね
戦間期の設計思想の重砲すら満足に生産できなかった日本
まあ、基礎工業の技術レベルで他の列強に最低20年以上遅れてたよ(イタリア除く)。
でも機動二十榴はイタリアのアンサルドだよね……
だから〜突出した分野ももちろんあるんだよ!
設計思想は古くとも、サブマシンガンの上質さとか信頼性な
中進国インドのどんな田舎いっても、藁葺き屋根の民家でネットカフェが
あるみたいな例
サリー着たおばさんがミルクティ(チャーィ)運んでくれる感じで
イタリアの砲兵火力は全般的に弱体だったよ。
一次大戦の戦後賠償オーストリア・ハンガリーのシュコダ砲やらライセンス生産
三八野砲と同型クルップ野砲、シュナイダー1913 105mm榴弾砲がおもな戦力
だったくらいで
15加とか新式砲の装備数は微々たるもんだよ
イタリアの新式砲は宝石より貴重だが性能自体は独も喜んだのが多いんだっけ?
装輪式15Kが射程23kmとか
90ミリ高射砲はドイツのハチハチよりも射撃性能にかぎれば上
戦鳥にある帝国陸軍作成の伊火砲スペック一覧だけ見たらなかなかのもんあるよね
新式砲でも野砲はダメだね。イタリアの不得意分野だと思う。
イタリーは15榴がなかなかいいもん持ってた気が
ヘンなかたちしてるやつ?
家のグランドパワーのイタリア本がどこかに紛れて見つからないだ・・・
>>644 山砲や軽榴は良いと思うが
この辺りは国軍同様重点分野だからか
イタリア独自開発の砲はなぜかスタイリングが妙なのが多い気がする
>>649 改造してセモデンテ長砲身型に転用してるんだけどね。
やはり対戦車には威力不足でPAK40の砲弾つかえる46口径の砲に換装したりしてる。
>現存
てっきりどっかの博物館かと思ったけど、こんな場所とは渋すぎる…
占守の九六式15Kを越えるワビサビだな
652 :
名無し三等兵:2011/11/11(金) 00:26:13.44 ID:7VT64FSl
装備不足の末期日本軍でもさすがに弥助砲まで持ち出さなかったな。
>>651 イタリアとか日本の火砲にはワビサビが似合うね
そういや支那事変じゃイタリア火砲も鹵獲されてるな
鋼製十五糎臼砲は割りと頻繁に登場してるが
九糎臼砲は沖縄、硫黄島、サイパン位?
鋼製十五糎臼砲は割りと頻繁に登場してるが
九糎臼砲は沖縄、硫黄島、サイパン位?
ごめんなさい
二重投稿になった
>>652 貴重な火薬をそんなものに使えるかって話だけど
火縄銃やクロスボウ、和弓まで引っ張り出した事考えれば余り笑えない冗談ではあるな
>>658 黒色火薬だからライン別だろ
弾はまあ勿体無いねw
南方で孤立した部隊が黒色火薬製造してなかった?
んで木製の臼砲みたいの作ってたってどっかで読んだような
ロケット砲だったっけかな
662 :
名無し三等兵:2011/11/11(金) 11:36:24.04 ID:mH4pNRvB
クロスボウって南方の戦いでは結構使えるじゃないの?
音小さくてわかり辛いし
ジャングル戦なら使えそう
クロスボウは手榴弾を括りつけて…
スマホの待受に八九式15K(in沖縄)とか渋くていいね
弓矢系や黒色火薬は南方孤立部隊や完全に孤立してなくても
連絡が途切れがちな東南アジアの部隊が自作してそうだなw
ジャワとかスマトラの部隊は鹵獲の員数外兵器までたっぷり持ってて、そんなことしなくても良かったもより
歩兵にとっての軍旗だから、砲兵将校はみずからの隊の砲を破壊して放棄
せねばならない事態に陥れば当然自決が求められたよ。
員数外だと帳簿に載ってないんだから、壊そうが手入れを怠ろうが隊長の権限
でどうとでもなるわな。
おれは砲兵戦記がすくない理由でこのあたりがクサイと思う。
弾もなくやむを得ず敵に渡さじで破壊したことを戦後でも発表することが
憚れたのでないかと。おなじ旧軍人の糾弾やら。
戦闘の事情で軍旗を奉焼した歩兵は大抵あらたに連隊旗を賜ってるが、
海没させた連隊は再交付どころか生き残りが死地に優先的?におくられ
懲罰の意味あいがあったもんな。
戦争証言「兵士たちの戦争」でラバウルだかの部隊のやつ放送してたな。
旧軍砲兵は砲側墓場がモットーだったね
…堀井南海支隊長は、山砲中隊長に山砲を処分して患者を担送するよう命じた。
その中隊長は砲を埋め自決した。砲は歩兵の連隊旗と同様神聖なものであり、
命より大切なものであった。
草草社「米軍が記録したニューギニアの戦い」
>>661 航空爆弾から硝酸グァニジン抜いて作ったそうだ
船舶工兵で、捨てるわけに行かないからと
全員で必死になって自動砲担いで下がってきた連中が居て
ああ、こりゃいかんということで
ヤバイと思ったら武器なんか捨てて下がれと命じるようになったそうな
>>669 「こういう心構えでやれよ」くらいのものが、
どうしていつの間にか「こうしろ」という話になってしまうのだろうか…
昭和に入ると精神主義が進行していったんだろうか。
軍人勅諭の解釈とかもいろいろごちゃごちゃしていったようだし
>>672 経緯を考えると作った連中もそういう心構えでって積もりだったが
まさかのガチガチ運用ってのが本当だろ
実際前線じゃいざって時は逃げろって言う例も多いようだし
675 :
名無し三等兵:2011/11/12(土) 01:17:27.09 ID:jUZc60Na
ビルマ戦とか1944年後半以降の劣勢期に火砲が結構放棄されてそうだが
砲兵の皆さんの運命が気になるな
>>667 つってもNHKの最近の番組はドキュメンタリーとしては誘導的だからなぁ
軍旗海没って(日露戦争の後備連隊のを除けば)それが唯一だし、どうも辻ーんを極悪者にしたがる風潮が
他にも沖縄方面6FAの特攻隊員の一時待機所だった振武寮を扱った番組とか構成に問題あるし
でも否定はしない
>>667 >>676 否定はしないけど最近のNHKは証言を恣意的に編集してるからね
(ネズミ食いと食人の話を混ぜてあったり)
台湾統治のドキュは酷すぎたな
証言を都合良く編集して全く逆の意味に仕立て上げてたんだから
承認の台湾人の老人らが怒ったほど
それでも奴らは過ちを認めない、やり口が捏造得意な支那にそっくりだ
犬HKは売国放送のクズだわ
>やり口が捏造得意な支那にそっくりだ
つーか、確実に工作員入ってるな、あそこは。
金と暇あるから、いい番組作るんだけど、
政治的な問題が絡むと、途端におかしくなる。
681 :
名無し三等兵:2011/11/12(土) 15:26:31.32 ID:fWG++4uF
同じNHKで父島の旧軍要塞跡が以前紹介され 朽ち果てている砲や機関銃を惜しむような報道があったこともあった。中国に媚びるのはやめて欲しい
最近は民放(特に在阪局)が深夜にやってるドキュメンタリーのが良いの多いよ
15cm加農主要諸元表みてた。
四五式の初速875m/s、射程20.2kmとは1912年制定としてはかなり立派な数字だな。
砲身長が50口径もあるからだが。
当時の技術ではオーパーツでないか?
仰角30度で達成してるのがすごい!
九六式最大装薬907m/sとさして初速がかわらん
オッパイ・パーツ
…何が言いたいかって?
究極の正義だってことですよ
>>683 英の50口径6インチ砲が大体同じスペック
100ポンド45.36kgの弾を初速850m/sで発射し、30度仰角で19500m
34度で20000m45度に上げても21000mしかいかんのは弾の空力かな
(英の同系WW2砲は同重量ほぼ同じ初速で23300mまで伸びてる)
これこれ、
いつもの早番スレちがいから、今晩の遅番デイープ進行にやっと
シフトしたかと思いきや685ときたら…
>>686 ビッカースがベースの海軍41式は仰角30度でオリジナルよりすこし射程が長かったな
砲弾の差か?
四五式の改造固定式は43度で射程22.6kmだな
砲の特性によって最大射程の仰角角度がちがうとか、佐山さん
陸軍火砲の基礎知識で書いてたな
大西巨人が存命のうちに対馬要塞のインタビューしといたほうがいいと思う。
テレビ番組では記憶もはっきりしてるようだったしね。
あそこは海軍移管砲塔とかが重点的に配備されていたところだから本に
残すべき。
学研ムック「日本の要塞」以外で要塞砲に詳しい本はあるのかなあ・・
>>675 現役将校でない自身を腰掛OLに喩えてた予備役少尉の山本七平なら、
「こんなクソ砲ごときに殉じて自決なんて金輪際ごめんだ」なんて思ってたろう
けどね。
三式中戦車にヤスリあてた司馬遼太郎あたりもそんなことほざきそう。
当時ならまごうかたなき国賊だよ。フルボッコにされたほうがよかったんじゃね?
>>691 >「こんなクソ砲ごときに殉じて自決なんて金輪際ごめんだ」なんて思ってたろう
>けどね。
仲間においてかれて、途方にくれてたはずだが。
純粋培養の現役将校に冷ややかな視線むけつつ、劣等感も同時にいだいてたんだろう
>>693 >純粋培養の現役将校に冷ややかな視線むけつつ、劣等感も同時にいだいてたんだろう
え?
ずけずけ言うタイプだし、カメぶっ殺してやる!と考えてたそうだが、
部隊内では仲良くヤッテルだろ、山本少尉殿は
オーパーツといえば何といってもパリ砲だろw
初速がなんと1600m/s
人類がはじめて成層圏に突入だよ。音速超える音が5回聞こえたとか
>>694 よくいる面従背反のタイプだよ
性格の円満なやつが作家なんかになるもんかい
ひょっとして、君はココロの機微のわからん鈍感男かい?
>>697 >よくいる面従背反のタイプだよ
>性格の円満なやつが作家なんかになるもんかい
何て言うか、実は本を読まないで書き込んでる?
>ひょっとして、君はココロの機微のわからん鈍感男かい?
挙句の果てには、記載への言及とかでなく、個人攻撃に
走るしなあ。。。w
>>698熱くなったほうが負け
空きメクラ文盲ならぬ文章盲、文脈盲
>>699 >熱くなったほうが負け
>空きメクラ文盲ならぬ文章盲、文脈盲
まあこの手はパターン化してるというか何と言うか
…自己紹介?w
山本七平の本は参考程度に読んだほうがいい
砲兵戦記として貴重だが
結構、山本著作は叩かれてるし
山本七平は、「空気の研究」でお釣りが来るから。
>>701 >山本七平の本は参考程度に読んだほうがいい
>砲兵戦記として貴重だが
>結構、山本著作は叩かれてるし
勝手に個人攻撃したり、国賊がどうだのいったりするのは
どうなるんだ?
…何か、何かの主張の為に利用してる、て感じが
するがな。
>703
架空戦記乙
何か、ヤナ事でも合って荒れてるのか?
何処から叩き出されて、この火砲スレに来たと。
個人名とか出す前に、火砲の話でもしたら?
知識、持ってんなら。
荒らすのはやめろ
>連発
>の人は挙げ足しか取れないから、ほっとけばいいよw
二次大戦まえの基準だと初速700m/s以上が高初速なわけだが、
パリ砲の1600m/sはすごいな。間違いなく技術のブレイク・スルーだろう。
日本陸海軍で最高初速の砲は五式十五cm高射砲の930/sなのだろうか?
近似値もあれば教えていただきたい。
海軍砲は疎いもので…
初速は俺も興味あるなあ
海軍九八式10高が1000m/s
7.5cmPAK41 ゲルリヒ砲のコピーが完成なら、それ以上
ソ連はむやみに初速をあげるより口径アップで弾量効果狙ったほうが
得策と考えてたようだ。
スターリン戦車の122mm砲とか。
高初速の45mm(長砲身型)、57mm対戦車砲もあるが、技術水準はアメリカ、
、イギリス、ドイツに劣った。
>>712 スターリン戦車は高初速の100mm砲(後のT-55主砲)も準備されたけど
生産配備の都合や車内配置、主目的が陣地破壊等で122を選択してるんで
弾量効果がどうとか全然関係ないかと
>>712 あの57mmはかなり変態染みた威力だな
初速を上げると砲身の寿命が…
>>690 「神聖喜劇」ぱらぱら読み返してたら、屯営から演習場まで峠道を3〜4kmえっちらおっちら
人力で38式を引っ張ってくシーンが出てきた。馬匹は配属されてないのか…
ちなみに人力牽引は8人で一門が定員らしい、この本によると。
>>713 IS2の主砲トライアルで100mm砲のほうが貫徹性能が高いが、弾薬が一体型
でスペースが足りない、生産が新式で整ってなかったためすでに加課で
一般的な122mmを採用した。
しかし、そのあとにもふたたび生産中のIS2改造のや試作IS4に100mmを搭載したり
してる。結局は圧倒的弾量効果の有利さを推す人間が多く、122mmに返り咲いた。
ソースは古是氏グランドパワー記事
ソ連軍は高初速長砲身57mm砲を1941年には完成してる。
ごく少数をT34に搭載したが、対戦車砲のほうは1944年迎えるまでは少量
生産にとどまっている。
野砲と砲架が共通のため、そちらを優先したためだが、榴弾、徹甲弾ともに
弾量効果の点もけして無視できないだろう。
じゃあなんでドイツ重戦車の脅威が判明したら57mmの量産が始まったんだ?
弾量が重要なら76mmで充分じゃねえかと
また122で良いならなんでJSはずっと100mm積もうと工夫しまくったんだ?
榴弾と徹甲弾じゃ違うんだよ
720 :
名無し三等兵:2011/11/13(日) 10:27:08.70 ID:ngihJGkP
94式山砲の生産数って何門?
調べたけど何故か生産数は載って無かった
>>719 貫通力はあるのは57mm砲のほうだからね。大戦後期76.2mmじゃ破壊しにくくなった
から。
弾量効果どちらに比重におくかだよ。
実際、戦車の戦闘では榴弾のほうが使用頻度が高い。
おなじ徹甲弾で貫通できるなら、低初速で大口径のほうがいい。
徹甲弾にも弾量効果はあるよ。スターリンの122mmの25kg砲弾はケーニッヒ・ティーガ−
の前面装甲を貫通しなくとも、装甲溶接部と内部の剥離、衝撃による機器の
破壊、乗員の殺傷で容易に行動不能にできた。
100mm砲の貫通性能とはまた別の性能。
結局は貫通性能と弾量効果の選択の試行錯誤だったって話。
>>720 むかしのパンツアーに松井さんが一桁まで書いてたから、押入れから
みつかったらupするよ。
ちなみに122mm戦車砲は榴弾でもドイツ重戦車を殺れた。
大口径火薬の炸裂効果プラス運動エネルギーだね。
戦中戦後のソ連戦車や野戦砲が敵国、仮想敵国より大口径の砲を装備したのは
照準器をはじめとした光学兵器で命中精度がはるかに劣っているのを自覚し(砲弾も)
、同級よりも射程と威力で挽回しようとしてたからだろう。
ソ連100mm対戦車砲より前に出現のドイツ71口径8.8cm砲は貫通性能がほぼ同一。
訂正
弾種にもよるが、8.8cm砲が大概うえ
71口径という超長砲身のおかげだな
そういや71口径75mmは56口径88mmより貫徹力上だったような
でも長砲身砲は製造が面倒だし命数も短いし、榴弾威力は大口径の方が上だからどうなんだろう
虎TのKwk 36L/56は上回ってるんだからたいしたもんだろ
当のドイツ戦車兵も対戦車能力は同等とみてた。貫徹力はパンターがうえだが。
榴弾の使用頻度が徹甲弾より実際の戦闘ではるかに上なもんだから、生産効率が
わるくとも虎壱をやめろ!なんて現場は言わなかった。
重戦車の名は不動だった。
戦車砲・対戦車砲で撃つものが硬目標だけじゃないことを考えれば、当然大口径の方が良いし
携行弾数や砲弾重量を考えれば小口径高速弾の方が良い
まあ独ソ英米とも最終的に野砲と同口径程度まで行ってる訳で、どっちもどっちだと思う
>>725 71口径75mmも榴弾威力としては日本軍の野砲並だし、88mmは105mm軽榴より劣るから
単純に榴弾の威力範囲という視点で見るとそう大きな差はない
70口径の砲身は高射砲その他でも使ってる訳で、独ソ英米辺りではさして面倒とは思っていなかったかもしんない
むしろ砲弾のコストの関係で75mmに充分な貫徹力を持たせたがった結果かも
横レスすまん
パンターの主砲は70口径だ
揚げ足とりではないので、気ィわるくせんといてくれや
という揚げ足取り乙
試製高射砲、加農の10cmで戦車砲を試作した日本陸軍も発想はわるくない。
九九式八高は戦車砲にしてないからね。計画のみで。
>>721 松井さんとかどの辺りソースにしてるんだろうな?
気になる……
>>731 九九式八高の戦車砲転用なんて計画もないんじゃないか?
あれ重量もある筈だし
>>732 学研ムック「戦車と砲戦車」国本さん記事だと、こう結んでる。
この八八ミリ戦車砲搭載の「チリ」にしても、陸軍の正規の計画ではなく、
単に第四陸軍技術研究書内で模索された一試案に過ぎなかったのかもしれない。
九九式八高の砲身重量って2t近くなかったか?
三式中戦車で19tも無い日本の戦車で九九式八高って積めないし四式中戦車 チト
でやっと30tだからその後の機種とはいえ五式中戦車 チリであってもなんとか載せられ
るかどうかと思う。
それで重量やら砲塔旋回装置やら自信がないから、五式の車体流用で10加を
ケースメイト搭載したホリの計画になるわけだろう。
昭和18年6月30日の軍需審議会幹事会で試製機動57mmを正式に廃案、
代わりに1000mにて200mmの貫徹力を目指す105mm対戦車砲を研究開始ってことなんで
少なくとも対戦車砲に関する限り、このとき既に開発開始されてる75mmと
このときからスタートした105mmの二本立てって感じ
75mmは当面の対戦車砲で、105mmが将来の本命、どちらも重量増のため当初から自走化予定
戦車砲としても99式88mmが使われる可能性は低そうに思えるなぁ・・・
五式より軽いソ連T34/85も搭載に苦労してる
居住スペースが狭すぎるのが問題で、重量には文献で一度も触れてるの読んだ
ことないな
85mm砲だけで何種もある。貫徹性能に満足できなかったからだが
純粋に砲身だけなら1.23tだよ
ソースはRef.A03032096000
もっとも、ここに遥架570kg、駐退機90kg、復坐機96kgが加わる
砲架抜きのこの時点で五式七糎半の射撃姿勢重量2.23t並みの重さ
いや、ふつう高射砲のままでは戦車に搭載しないから…
つまり駐退復坐機やら遥架・砲架に手を加えた結果尚更重く……?(゚Д゚;)
砲自体の重さはあまり関係しないような気がする・・・
既にチト・チリ・チヌとも電動砲塔と転把式高低照準なので。
例によって貫徹力と装填時間が問題になるんじゃないかなぁ。
結局、上にも出てたケースメート式が、日本(’41〜45)の
実情から、もっとも合理的だった訳か。
まあそれを試作→量産する段階まで持っていけなかったのが
問題と。
「戦車と砲戦車」国本さんの記事ソースでは以下のとおり
九九式八糎高射砲は砲身長3.959m(45口径)、重量1.75t。一方ティーガーの主砲
KWK36(56口径)は5.318mと1.4mも長いのに、重量はマズルブレーキを入れても
1.332tと0.4tも軽い。
つまりティーガー主砲の一世代前の88mm砲のコピーであった。
>>733 第四陸軍技術研究所で仮に88mm案があったとしても
少なくとも九九式八高流用案なんかがあったとは考え難い気がする
うーん、日本軍で実用化した8.8cmは九九式八高だけだからねぇ。
スレの書き込みも程度の差あれ具体的なかたちにはなってなかった
という見解は一致してるし。
「日本の戦車」に五式に8.8cm搭載の話が載ってて、いま現在も尾をひいてるという・・
>>738 砲身重量1.23tならドイツ海軍のSKC30(45口径)と一致してるな
戦前戦中のソ連は冶金光学が進んでいて、戦時省力のまえ装甲板も
1940年までは非常に良質、高射砲やら対戦車砲もかなりの高初速を平気で達成してるんだが。
AP弾の貫徹性能が初速のわりにひくいんだよなぁ。ソ連の遅れた分野。
日本の一式速射砲みたいなもんか?
ソ連は20年代から独ソ開戦までが高度成長期だが
上からのかなり偏った成長だしね
ソ連は砲弾鋼の性質を上げる方向じゃなくて
一定の性能が発揮可能な限り、逆に単価を安くして多数生産する方に向いてたんじゃないかなと
思ったこともあるがようわからん
750
>>749 連中の冶金絡みの技術を考えるともっと良い砲弾提供出来そうだもんなぁ
主力戦車の圧倒的な数と大口径化で問題なしと考えたんだろう
突撃砲もあったし
独ソ戦でソ連のT34、KB重戦車が破壊しにくかったのも、たんに装甲厚さだけでなく
質がよかったかららしい。戦時量産型の装甲板はドイツ側も質が悪いと評価
してるし。
F22師団砲を鹵獲して薬室削ってドイツの強装薬砲弾つかえるようPAK36に改造
してるんだが、製造が1940年以前のものしか尾栓の強度が耐えられず、
1941年以降の鹵獲砲は改造禁止と通達がでてる。
戦争やってるうちに質が下がってくのは何処も似たようなもんだったんだなあ
仮に90式野砲の薬室削ってPAK40の砲弾収まるようにして撃ったら、
一発でこわれると思われ
意味あるの?
757 :
名無し三等兵:2011/11/13(日) 21:22:36.44 ID:ngihJGkP
>>756 対戦車用に初速あげてみたいと思ったんだが、模型ひとつみても尾栓のゴツさ
がてんでちがうもんな
>>758 >対戦車用に初速あげてみたいと思ったんだが、模型ひとつみても尾栓のゴツさ
>がてんでちがうもんな
模型ね(ハアハア
>>758 もしPAK40並みの砲弾が使えてたら75mm対戦車砲なんて新規に開発しなくていいんだよね・・・
19t超えたら海外に持って行けないから無駄だな
制式名称の砲種や年号はたまに話題になるけど、帝国陸軍における口径表記の基準ってどうだったんだろ
戦車砲・対戦車砲だと50mm辺りを境に「○粍から○糎」になるし
野山歩だと100mm辺りを境に「○糎」を冠すとか
口径8.8cmでも「八糎」表記な九九式八高、中でも過去の十一年式や未来の四式では
「七糎半〜」なのに八八式では「七糎」もちょっと気になる。全ての口径75mmなのに
計画砲や試製砲含めるともっとカオス
763 :
名無し三等兵:2011/11/13(日) 22:01:45.01 ID:tWoVSYD5
砲身のみなら八八式七高が初速720m/sで近似値なんだが、駐退復座機構とか
弱すぎ・・
せめて90式野砲で高初速の研究やっときゃなあ。
そのころ陸軍は野砲級の速射砲は想定してなかったからダメか・・・
>>762 年代で仏表記サンチからセンチになったのは知られてるけどね
設計技師のちがいで命名統一されてなかったんでは?
野砲と高射砲で兵科セクションが違うのも原因とか?
>>762 たとえばアメリカでは中戦車用の76.2mmM1A1っていう砲と、
同じ口径だけど弾が共通じゃない重戦車・戦車駆逐車用の戦車砲を3インチ砲と言い分けてたりする。
イギリスでも口径76.2mmの砲をアメリカの76.2mmの砲や17ポンド砲と区別するために77mm砲と呼んでたりする。
弾薬とかの区別の都合上、同時期に使用されることが想定される兵器については、口径を言い分けたんじゃないかなあ。
>>763 八八高用の徹甲弾は知らんけど、日本軍の75mm1式徹甲弾弾頭はPak40より若干軽くて6.6kg
八八高にぎりぎり連続射撃に耐え得るくらいの駐退復座機を装備させたとしても
装薬自体が5%から下手すると1割近く増になってしまうので砲尾等各部の補強も必要になるかと
75mm級の高初速砲の研究は確かに遅れてるね
42年度(S17年度)に初速850m/sを目指して開発が始まるまでまともにやってない
>>765 弾は共通。完全弾薬筒で弾薬としては異なる。
口径149.1mmはドイツの影響だろうな。
新式砲が制定されても以前の砲と砲弾共用できないと困るから。
イタリアもこの口径。
枢軸国で共通なんだな。
初めて歩兵砲弾薬の断面図まじまじと見たが寸足らずで笑った
薬莢小さすぎw
おの短砲身で軽量砲なんだから、でないと撃って壊れちまうよ
初速が結構高い七糎戦車砲も同じ薬莢なんだぜ・・・
>>771 発射装薬かえれば初速はあがるよ。おなじ薬莢でも。
源文さんの「盾と矛」読むとわかりやすい。
九九式八高の初速800m/sは当時の日本ではかなりの高初速だあったはず。
現代の感覚で「初速が低い」と書いてる人みるとアレッ!とは思う。
45口径で達成、56口径のドイツFLAK18系統が830m/sでそれほど遜色はない。
砲弾はドイツUボート搭載の写真で八高のオリジナルらしきSKC30は薬莢
がかなり56口径のより短いみたいだが。
九九式八高を国産化にあたりL50〜L55前後まで伸ばしてたら
もう少し射高もあがりB-29や対戦車砲としても有効な
という所で目を覚ましたことがある
>>774 十四年式十高が薬莢こみの砲弾重量から人力装填がキツイんで、
少数しか生産しなかった事実考えるとね。
海軍はともかく陸軍は砲身長50口径が結構なハードルみたいだよ。
それを超えると生産門数が極端に少なくなる。十五加とか。
英軍砲兵がまったく蚊帳の外な件
25ポンド砲とか設計思想が古いのは確か。80年代まで現役だったが・・
エル・アラメインの準備砲撃やら、コヒマの円筒陣地で日本軍の攻撃粉砕やら
イギリス砲兵が猛威を振るってるだがなぁ
88mmFlaK18か36を支那事変で予算増えた時にある程度まとめて
ライセンス権や多少の工作機械もセットで買えてたらな
ボフォース75mmコピー時の参考になっただろうし
国内の高射砲戦力も多少はマシに……
防空の主力はなんだかんだで高射砲だしね
>>776 ビルマ戦線も半ば以降は日本側が完全包囲しても円形陣をがっちり組まれると
まるで抜けないんだよね
緒戦並みに航空優勢確保して砲兵火砲集中出来れば話も違うが
半ば以降のビルマ戦線でそんな事望める筈もなく
野山砲弾どころか、小銃の弾も糧秣もまったく補給されないもんだから、
かろうじてコヒマ占領しても、到底維持できなかった。
佐藤師団長が撤退命令だすのは当然だよ。
牟田口に斬りかかろうとするつもりだったのも。
佐藤中将は精神病扱いで司令部付にされてしまったとか。
佐藤師団長って牟田口に補給が途絶えたら撤退するって宣言してたって聞いてるけど本当?
らしいけどね。作戦まえから補給が困難と看做し15軍幕僚はインド侵攻は無理
と反対してた。
牟田口との補給の約束がことごとく反古にされたもんだから。
さすがに埒があかないんで、佐藤師団長は命令系統が違う飛行師団にまで
補給要請してる。
そんな状態で日本軍砲兵やら戦車が活躍できるわけないよ。地形の困難さは
もちろんあるが、補給のある英軍砲兵と戦車の働きは顕著だったからね。
782 :
名無し三等兵:2011/11/14(月) 14:51:53.10 ID:L2hCipI/
牟田口のジンギスカン作戦
牛に荷物を積み、砲などを引かせ、食料にもなる
一見よさそうだけど、、、、、
砲兵火力が弱体なもんだから、包囲してる日本側が劣勢という妙な事態
が起こる
道がまともであれば、いい作戦でしたな。
シッタン河にも橋が掛ってなきゃダメかw
>>782 食料にしちゃったらはいそれまで、なわけで
一見して小学生の妄想以下だろ
「日本人は草食民族である!糧はジャングルにいかほどもある」
とかのたまったとか…
マジキチというか池沼というか、餓死した兵隊がうかばれんよ
昭和18年のアキャブ戦でなんとか英軍に勝てたもんだから、驕りもあったろうな
788 :
名無し三等兵:2011/11/14(月) 15:31:44.38 ID:L2hCipI/
以前に読んだ戦記に「馬と違って牛は、、、」と言うのがあったな。
扱いなれてなかったんだろうね。
せめて牛の扱いに慣れた将兵を集めるとかしないと駄目だろ
790 :
名無し三等兵:2011/11/14(月) 16:40:18.84 ID:yW6+AD1N
ビルマの牛って、水牛でしょ。
それじゃあ重いものを持たせるのは無理だよ。
テレビで見たけどコヒマには日本軍が放棄した92式歩兵砲が飾られているらしいね。
連合軍の空挺部隊が暴れまわったのを、
山越えしたと勘違いして山越えできるという結論に至ったという話を聞いたことが。
師団長時代には山越えに反対してるんだっけ?
日本軍の作戦部は無能揃いって事でOK?
31師団だったかな?それでも一門の損失だけで山砲残りをすべて
持ち帰っていて。
兵頭さんが「この人たちはスーパーマン」とか書いてたな
794 :
名無し三等兵:2011/11/14(月) 18:38:49.25 ID:WXaFj9Gy
大半は壊れているから放棄したいと言ったのを司令部が無理矢理持たせて運ばせたんだよな
結局 大勢の兵士が犠牲になった
>>773 海軍が量産しまくった45口径12糎高角砲が45口径で830m/s
日露〜WW1世代の45口径15.2が825m/s、戦艦の45口径36糎は通常弾で805m/s
SKC/30の数値は艦砲としては世代的に見ても普通のスペック
日本軍的にも初速に関しては別に大したものとは思って無いかと
>>777 野戦高射としてのFlak18/36なんか日本じゃ重すぎで話にならん
かといって陣地に据えつけるなら88mmなんて小口径に拘る必然もない
国内技術で量産できる三式十二高が本命で
穴埋めが簡単に作れる九九式八高ってのは妥当かつ常識的な処置かと
>>795 海軍の基準で初速800m/sはふつうの数値なんだよ。
陸軍で戦前にそのハードル越えた砲の数はしれてるよ。
>>797 陸砲で高初速を要求されるのは高射砲や対戦車砲
あとは一部の長距離加農だけなのはどこも同じ、ドイツだってそれは変わらんでしょ
日本は陸海が協同で砲内弾道研究やってるんで
45口径でこうなるということ自体は、日本陸軍でも当たり前としか受け取らんよ
九九式八高、四五式十五加、九六式十五加、九0式二十四糎列車加農・・・
おれが思いつくのはこれくらい>戦前陸軍初速800m/s超え
諸元表みてて列車砲の初速が1050m/sもあるのにはじめて気付いたな
一応五式七糎半戦車砲(四式高射砲)も
有効射高に関わるから高射砲の初速増加は必須としても
野戦高射砲となると途端に重量増が重くのしかかってくるからなぁ
この点高初速であればある程度の重量増が黙認される艦砲とは違うところ
まあ海軍も高初速を目指したお陰で重量増がひどくなって、12.7cmの後継を10cmで我慢とか
結構辛い選択もやってるけどね
結局最後は長砲身12.7cmに戻って、単装でどうにかするって方に向くのがなあ
九二式十加は45口径で最大装薬で765m/sで射程18km、
いっぽう試製大威力加農が初速900m/sで20kmと、陸軍もやればできる子なんだね!
>>801 スレチだが某海軍の製鋼技術に関わってらした方から伺った話の一つが
重量軽減に力を入れた某超巨大戦艦の装甲のお話のとき
「装甲の性能が低かったら? 厚くすれば良いんですよ」だったのを思い出したよ
で思った以上に装甲性能が良くて三番艦で薄くしたと・・・
先に必要な性能があって、その性能を出せる範囲で軽くするってのが軍艦
重量が先にあって、その重量範囲内で性能を高めるのが陸砲って感じかね。
陸軍高射砲のネックは設計のむずかしい自動装填装置だろ?
あと、炸裂の設定との時間誤差がかなりあるみたいな出来の高射砲弾やら
五式15cmも激発機構がアレらしく目標とらえて発砲までタイムラグあるとか
読んだ
>九二式十加
射程を見たらドイツの10cm K17より長いのか。(K17で16,500mだったか?)
射界も広いし重さも過重というほどではないな。
問題は耐久性か。
>>804 自動装填装置は海軍からゲッツ
逆に海軍の8センチは高射信管を陸軍からゲッツ(機関砲の信管もだったかな)
高射信管の精度問題は高高度長時間の場合で
単純に言えば導火線式だから時間が長く大気密度が変わるとズレてくるんで
そういう条件だと歩留まりの悪い機械式信管じゃないといかんかったわけ
んで海軍が薬品の化学反応で時間調整するタイプを開発してたけど
こいつは戦争に間に合わなかったらしい(もし出来上がってたら陸軍にも回っただろう)
807 :
名無し三等兵:2011/11/14(月) 20:49:17.09 ID:1vkqvkaY
4式75o高射砲なら活躍できたろうなぁ
生産されるのが後2年早ければ88式の後継機種になった・・・
野戦高射砲にどういう機能性能を求めるかで変わるんじゃね?
ぶっちゃけ野高に要地防空させるもんでもないし
B-29相手の本土防空の一時期以外で
八八式野高の機能性能で不足してたとも思えん
地上戦援護の部分では困るから脚とか駐退機直せば間に合ってたんじゃねえかな。
八八式野高も対戦車任務によく駆り出されてたようだし
ボフォース75mmを2年早くって気持ちは分かる
多分砲さえあれば四式中戦車も名前通り44年中に少数でも量産出来た可能性があるし
砲塔も溶接砲塔で見切り発車可能な筈だしね
原型ボフォースが八八式七高と同世代なのに後継砲という事態は情けないな
模範になる高射砲がほかになかったせいもあるが
世界的に75mm級は廃れてただろう?より大口径かボフォース40mmに代表される
下のクラスが主流になりつつあって
>>809 無理無理
4式戦車は元々57mm砲で開発されてて、57じゃ不足だってんで75に切り替え
それも最初は野砲で、後から4式野高にってグダグダした戦車なんだよ
昭和19年半ばまで57mmでいけるつもりで作ってたんで
仮に4式野高が2年早くても、登場が早まる可能性があるのはナト車ぐらい。
九八式八糎高角砲は全然使えなかったのかねぇ
あ、陣地砲でなく野戦高射砲としての話ね
野戦砲架付けて
>>811 いや変更決定は43年7月だよ
野砲載せたのは本命のボフォース75mmコピーの戦車砲転用に時間が掛かりそうだったから
砲次第で44年中にはなんとかなるよ
75mm用型の車体の試験は44年9月か10月には終わってるし
海軍砲は重たくてダメなのか、命数問題があったのか、そもそも流用する気がなかったのかも怪しくはあるな
試製大威力十加並みの初速を持つ100mm砲としては1928年に制式になってる八八式十糎高角砲がある
一部潜水艦とかに積まれた、割とどうでもいい砲なんだが、これが50口径で初速875m/s・・・。
本当にベースが何でも良くて、多少の重量増も固定砲室でクリアするつもりなら
海軍にはこの手の高初速砲はあるんだよなあ
>>812 性能はともかく砲身命数350発はひどいと思う。小口径で機構なんかは10cm、12.7cm
とかわらんとくれば価格も高いだろうし、とても採算のあう砲とは思えなかったんだろうね。
8cm、10cmともに生産門数すくないもんな。
長砲身65口径10cm高角砲を推す人がおおいが、スペック厨な気がする。
チハの主砲抜いて短十二糎の改造砲を載せちゃうくらいのことは
造作もなくやってのけるのが海軍工廠だからな
そりゃそういうところで作ったものを大阪砲兵工廠にさあ今から作れって言っても無理よ
>>816 命数は600発だよ
まあ少ないのは同じだが、一から作るより急場の用には立ちそうに思うんだが
>>816 このスレでは見たことないな、長10cm信者は
本当に多いの?「佐藤大輔の影響で多い」って思い込みじゃない?
要するにお金を節約して重工業や軽工業にもっと回しておけば、砲が不足するとかいう事態にならずに済み、
もう少しアメリカ様と仲良くやっておけば、鉄が足りないという事態も避けられたわけだ
>>819 他に架空戦記で長10cm活用したAFVとしては横山信義の作品に出た和製ナースホルンかなぁ
あれなら開放型戦闘室だし、砲身の交換も容易だろう
作品中では砲身の交換以前に撃破されてたけど(キルレシオは超優秀だが)
さすがにこのスレでは長10cm推しは少ないかと
>>819 このスレではないが、何度か10cm好きの人の書き込み読んだことがある
三野さんの比較兵器本でこの砲をやたら持ち上げてんだよ
俺なんか「そんないい砲だったら、もっと生産してるだろ」と思うんだけど
三野さんは珍説「威力数(=砲身長)ですべてが決まる」の提唱者だからなぁ
そりゃ6.5mある長10cmを押すのは分かるわw
どうせ特型の50口径12.7cmより凄いって書いてるんだろうな(´・ω・) <彼ノ頭ノ中デ弾量ッテドウナッテルノ?
>>814 43年の変更は47を57にしたことじゃね?
44年半ばに57搭載で試験してる時点で
なんでその時期まで57を開発してたんだって話になるよ
野砲なら既にあったんだから積もうと思えばいつでも積めた訳で
44年の試験を野砲でやってたって良かった筈だし
そもそも44年に試験になったのは砲だけじゃなく車体も出来上がって無いからでな・・・
何もかも無理な話
長10cmは高い手間掛かる命数少ないと三重苦
ただ歴群でこの辺りの決定を認めた上で秋月型の主砲として見て
アトランタと「戦隊」同士で比較すればトータルで秋月型の戦隊のが優秀って書いてて
そういう見方もありかと思った
戦車の主砲って一戦場で何百発も撃つ物じゃないと思うけど、砲身命数ってそんなに重要?
そりゃ多いに越したことは無いんだろうけど、命中、貫徹力共に影響する初速の方が重要じゃない?
そりゃ秋月の対艦主兵装は次発装填装置まで持ってる61cm4連管ですもの…
当たればアトランタ級なら一発撃沈
まあ陸軍が仮に海軍砲に眼をつけるとしたら45口径12糎高角砲だろうけど
後に三式十二高を海軍技術山盛りで作ってるから
本命が三式ならストップギャップには九九式八高でも良いし
自動装填に自動調停は八九式12.7高まで日本ではモノになってないわけで
八九式12.7じゃ要地防空用としては高度不足だし、結局砲身伸ばすとかすると
キティ入ってる65口径10糎か、作れる範囲で纏めた感じの三式12高にならざるを得ない
>>824 1年ずれてる
43年に57mm型は車体も砲も出来てたが57mmじゃ駄目だと7月に75mm化決定
長57mm砲自体は43年半ばには完成してる
ただ75mm砲型の為に車体自体は試験続行で
44年に取り敢えず九〇式野砲載せて75mm砲型の車体完成
初秋の残暑に走行試験で軽快に走ったって話がこれね
ただ肝心の本命主砲であるボフォース75mmは45年2月まで戦車砲改修が遅れ
分割鋳造で溶接した砲塔も同じく遅れた
>>827 一会戦終了後に後方に下がって砲身の換装が可能な戦況ならそのとおりだと思う
>>829 上でも書いたが十糎高角砲の方がまだ現実的かなー
ていうかこれ、砲身重量が分からないが100mm径で50口径で略900m/s初速ってのはかなり十糎対戦車砲の数字に近い
五式七糎半対戦車砲なんて寄り道をしてるよりはこれを再生産して乗っけたほうが早いでしょ
それをできなかったのは一に口径が105mmでなく100mmだったこと、なんだろうなー
>>832 車載砲にするには重い罠がありそうすなあw
>>833 うむ、それがよう分からんのよ
固定戦闘室式でそれほど重量増が忌避されてるのかどうか
どっちかってと命数と口径っぽいんだけど不明
あと、陸軍が本気で欲しがってたのは精々遥架以上の構造なんで
砲塔・砲架の構造は複雑だろうとあまり関係ないと思われ
まあ十糎高角砲は芸のないピントル式なんだが
>>834 なるほど、これは無理かw
ちなみに何故か45口径12cm高角砲が引き合いに出されてたんで
だったら88式10cmの対戦車砲転用がまだ可能性あるってだけの話
今夜は海軍nightですか?
いつもと毛色がちがって面白いが
スレ進行のはやいことはやいこと
モスボール中の三八式十二…もとい、重複スレを活用する日も近そうだ
>>836 スペックだけなら魅力的なんだけどね
砲ってのも意外と難しいもんだね
>>834 こんなん押し付けられた潜水艦カワイソス(´・ω・`)
>>823 いや、口径×砲身長だね。威力係数とかいって
計算式でパンターとスターリンの主砲が同威力になるんだよ…
大昔のPANZERで三野さん記事読んだんだときは貫徹性能がすべてだと信じてたから。
「そんなもんかな」ぐらいにしか思ってなかったけど。
当時の戦車誌で弾量効果に触れてるものはほとんどなかったよ。
>840
まあ、もともとは時期の違う戦車の性能をざっくり指数化するためのものだったはずなんだよね。
ざっくり同じ量に扱いましょうってものだから数字そのものにはあんまり意味が無いw
>>841 あくまで同時期の戦車砲の簡易比較の為だしね……
>>839 搭載したのは海大5と海大6aで、海大6aの後半から12糎に替えてる
なんで替えたのか色々理由はありそうだけど、砲が駄目だったってのもあるんだろうね
長十糎高角砲は、砲そのものよりも
その性能を十分に引き出すための
高射装置の生産が隘路だったと思う。
>>844 あぁそれがあったか
日本の高射装置は一部の試作みたいなの除きどんどん原始的に……
>>827 まあ携行弾数からしても命数なんて500発もあればそこまで行く前に撃破されるか他が傷んで使用不能になるだろうな
ただ、戦車砲の原型になる高射砲だと、拠点防御で撃ちあげてたら、それこそ一日でお釈迦になりかねん
ラバウルの高射砲は砲身が磨り減ってちっとも命中しないもんだから、
「当らない高射砲隊には糧秣支給せんぞ」とまで今村司令官に冗談いわれる始末。
ブーゲンビルだかの手記にも「防空要の機関砲は肝心の弾がなく、高射砲は砲弾はあるのだが、
砲身磨耗でシュルシュル音をたてるばかりで当らない」と手記があったな。
ばかり」とあるよ。
砲身換装出来ないのは厳しい
>>827 パンターの主砲は命数が少ないんじゃないかって問題になったが、
その前に撃破されるか他の部品がぶっ壊れて現実にはあんまり問題にならなかったらしい。
>>840 小口径砲が貫通するのと大口径砲がぶち当たるけど貫通しないのってどっちが戦車にとって痛いんだろうなあ。
>>834 尾栓、砲架の妙なカタチといい、何かよからぬ印象を感じる砲ではあるな
>>849 パンターは距離800mでISを貫通できるが、完全破壊には5〜6発打ち込む必要
があった。
ISは同距離でパンターを貫通できないが、前面装甲板を脱落させてしまった。
>851
その辺は、パンターの溶接の欠点があるって聞いたけど。
英軍のテストでも貫通してないのに装甲が脱落する例があった。
溶接材に起因する水素浸透によって脆弱になったからと説明されていた。
十年式12糎高角砲を対戦車戦闘に使った記録はないのかな。
南方島嶼に海岸砲でやたら配備してたし。
M4の装甲板ズルッと脱落してたら痛快だが。
>853
それが水素浸透によって脆くなるのは、装甲と溶接材によって発生するもので、
連合軍は希少金属に困っていなかったから、そのような問題は起きていないんだそうな。
冬戦争で日本製の40口径12(45口径12高の先祖)がソ連軍相手に直射やってたと思う
相手がT26やBTならとんでもないことになっただろうな・・・
ニッケルとかね
ドイツは海路が脅かされてスェーデン鋼など入手できなくなってしまったし
>>849 焼夷剤の性能と量によっては貫通させれば誘爆させられるからなあ
まあ当たり所にもよるけれど
それに仕込む焼夷剤も口径小さければ不利ではあるか
>>840 確か口径(砲口直径)×口径(砲身長÷砲口直径)wだったと思った
でないと6000とかにならんはず
「結局砲身長のことじゃねえかよ!」って感じだったかと
直撃に近い至近弾を何発も受けて砲身に深い傷が入った状態で撃ってたらしい
照準器は吹き飛んでたので目視照準でハンマー激発
一応先頭の戦車に直撃させたと書いてある
>>853-854 たとえ脱落しなくとも十二糎弾なんて喰らったらM4中戦車の場合死ぬと思うけどねw
>>855 このスレでも八九式十五糎加農でソ連戦車吹っ飛ばしたとか書いてるな
45年の満州侵攻時も重砲、野戦重砲連隊が奮戦したようだ
三野さんは工学部の教授だそうだから。
あの計算式は現在だから笑えるんであって、当時は首を傾げながらも
熱心に読んでたもんだぞ。
数値以外の記述はいまでも参考になるしね。
あの人、新刊出してるのか?
>861
俺も15加農でぶっ飛ばした話を思い出していた。
着発信管って書いてあったと思う。
>862
いちおう、口径≒砲弾質量の指数(三乗に比例)
砲身長/口径比≒初速の指数←運動エネルギーE=1/2mv^2ってやつね
だから口径×砲身長/口径は、ある程度評価基準にはなるんだけど、「ある程度」でしかないからねえ。
>>862 三野さんは今の視点でも納得出来る話とアレな話の落差が酷いw
まあ、商業軍事ライターも人の子なんで間違い勘違いが酷い、そもそも知らない分野なのに
自分で気付いてない事もあるんだろうが
>>862 最近も結構玉石混交な感じが…
戦争全般の解説本(『わかりやすい〜』シリーズとか『戦争の見せ方』とか)は割といい感じだけど、
IF系とか個別テーマになるとちょっと微妙
兵頭さんも旧軍陸戦兵器の再評価では功績ある人だしね。
いまでは判明してる間違いも多いけど、当時の研究状況では仕方なかった部分
が多い。
現在のレベルで陸軍兵器の新作書いてほしいが。
労農赤軍相手の満州の重砲・野戦重砲活躍はもっと詳しく知りたいなぁ
兵頭さんは、戦マガ当時の人脈が生きてた時にはまだ何とかなってたんだけど、
独り立ちしてからダメになっていった感じが強くて。
コツコツ当時の資料と認識を集めるか、
それとも軍事系の上級教育をどこかで受けてw そのうえで大きい話をしてくれればいいんだけど、
どちらでもないところがね。
架空戦記が流行った時代なら、多少の思い込みでも読者もなんとなく読めるんだけど、その時代が去ると前提とか考慮が抜けててちょっときついね。
>>866 >>868 本来は軍事書籍、記事なんて決してライター1人ではなく
編集、出版社側が慎重に校正するなり資料チェックするなりするべきで
その能力がないなら外部委託で最低限内容のチェックを入れるべきなんだろうが
日本の商業軍事書籍、雑誌の経済規模が小さいのと専門家が少なすぎるのダブルパンチで
ライターに書かせっぱなしでそのまま出版しとるんだろうな……
勘違いや間違いは仕方ないにしても自分で気付かず
指摘されんと認識しない事も多いだろうに
>>867 満州侵攻は惨敗してるイメージだけが先に立ってるからね(無論その通りなんだが)
でも少なくとも主戦場と認識してた東部戦線(沿海州正面)では
虎頭以外もなんだかんだで奮戦してるのにね
戦力差を考えれば牡丹江辺りで粘って東部からのソ連軍侵入の時間稼ぎして
避難民誘導の合間を与えたのは評価されても良いと思う
無論砲兵火砲の頑張りは特にw
斉木さんとか兵頭さんとか、自分の判断を加えてゆく方の人は駄目になってる印象が強くてw
今はとにかく客観的な人のがいいもんなぁ
それでいて実力や軍事知識が人一倍な
火砲における佐山さんなんか言うまでもないけど、航空方面だと梅本弘さんとか
連合国空軍の一次資料(損失機・戦死者)と照らし合わせるなんて、
今まで研究者がやってそうでまともにやってなかった事を丁寧にしてる
ビルマ航空戦は労作だったねえ。
おかげで梅本さんのリストから漏れている部隊はいないような気分になっちゃってw
>>871 佐山さんはここや機甲スレで問題点も指摘されてるけどねw
ただ佐山さんであれ兵頭さんであれ評価されるべき業績は確かにあるからなあ
マニアックな語学力とか要求されるのに凄いよね
64FR本のあとがきでは「参照できる限りの英米の一次資料を確認〜漏れが多く〜
完全には至らない〜残念」みたいな事をさらっと書いてるけど、はんぱない
アジ歴で適当な資料漁って研究者気取りで悦に入ってる俺とかマジ底辺
運用は難しいから。佐山さんの畑の砲兵は、冶金と製造技術と運用技術の三つあわさっているから、あの人ひとりじゃあ、まとまらないだろうね。
造兵ってそれだけで近代工業史そのものだし、それに軍事史の先鋭的なところにも触れねばならないし。
飛行機のN原さんみたいに、センセーショナリズムと自説固執で誤解をふりまかれたりすると困るしw
>>874 でもアジ歴や近代デジタルライブラリーはとても画期的だと思う。
俺みたいなその辺の一般人でも相当限定的とはいえ普通のパソコンから一次史料にアクセスできるんだから。
こういう掲示板だと議論がとてもやりやすいだけじゃなく、いろんな人が探すから、
自分が気づかなかった面白い史料とかにも出会える。
タイトルと中身が関係ない史料を探し出してくる人は尊敬する。
まあ本職の人はそれに足と取材力必要なんだからもう感謝してもしきれないけど…。
>>870 個人的には斉木さんはなんというか判断入ってるんだけど不快感がないから好きだw
北欧や東欧の軍隊に行っていろいろやってるのはすごい。
俺なんかスペインの軍事基地1つ入るのにきょどりまくって大変だった…
>>875 造兵史とか残念ながら今の日本じゃ大学で体系的に学ぶのは難しいからなあ
軍事学と言うか防衛学(か?)は防研の戦史、国際関係担当官の人達の出身見て
研究室を選ぶとなんとか……レベルだが造兵史とかになるとなあ
>>876 問題点は多々あれどやはりプロは凄いと思う事は多いね
飛行機だと石川潤一さんみたいに、ひたすら取材と記事とをやってくれると、とりあえずその業績だけで、その仕事が評価されるんだよねw
リリースに左右されやすいって言われてるけれど、逆に言えばとりあえず常にチェックはしてるわけで。
あんなことはプロでないとできない。
>>840 少なくとも三野さんの迷著「戦艦対戦艦」では
口径(砲口径)×砲身長(口径の何倍か)で、実際の砲身の長さのことを指してるです。
実際の初速も砲弾重量もお構いなしで古今東西の戦艦一律に扱ってるところを見るとね……。
当時からやっぱりなんだかなぁと思ってしまったよ。
>>873 我々と同じ人間だからやっぱり語りたくなるときはあってしかるべきでしょう。
そうなるとどうしても色が付いちゃうんだろうね。
>>874 ( ´・ω・)人(・ω・` )ナカーマ
取り敢えずWikipadiaには出来る限り講釈を書かないように注意はしてます。
独り言ばかりだね、このスレw
「日本軍兵器比較研究」では三野さん、九六式15加とロングトムを肴にまともなこと
書いてたよ。べつに卓見とは言えんが。
日本軍の兵器じゃないから完全に余談だが、英軍の20ポンド対戦車砲の貫徹力の性能として、
いろんな資料で1000ヤード(914m)で131mmって書いてあって、
「嘘だろう、初速1000m/s超で弾丸重量9kg以上ある大砲の威力がこの程度のわけがない。大体これじゃ
それ以前の17ポンド砲と威力がほぼ一緒じゃねーか」って、長いこと悶々と疑問を抱いていたんだが、
オスプレイの巡航戦車本を見たら1000ヤードで183mmって納得できる数値が載ってて、やっとすっきりした。
雑誌やなんかに記事を載せる人は、こういう細かいところに気を配っておかしいと思ったら調べてほしいなあ……
>>882 ソースから孫引き孫引きで誤った説明や数値が流布されることがあるんだね。
ヲタでも年季重ねるとアタマに独特の回路ができてるから、経験上
確証がなくても数字がなんとなく怪しいと感じる…って感じだよな?
。
おれはキャプションの誤り見つけるのが得意だ
>>883 所謂「勘」だな
無意識に他の似たような数値と比較するから
明らかに他と離れた数値だと???ってなる
逆に当時の対戦車砲の性能で砲口初速1000m/sってそっちをオレだったら疑っちゃうな
兵器の性能の公称値ってしばしばあてにならないし
低めに公表する国、高めに公表する国
馬鹿正直にそのままの数値をだす国もないとも限らない
大日本絵画のドイツ隊戦車砲本ではソ連軍が鹵獲した貫徹データーがドイツ
の数値より下なんだよ
数値をいじってるのか、自国の装甲板を対象にしてるからなのかは
不明だけど
>>887 そりゃ貫徹力の基準値の取り方の違いが出たんだろ。
ソ連は命中弾の内8割が貫徹する距離を基準にしていた(CP80)が、ドイツやその他の国は命中弾の5割(CP50)が貫徹する
距離を基準値にしてた。
だから他国の砲をソ連でテストすると、性能が低く見える。
そうなんだ。教えてくれてありがとう。
このスレ役に立つわ。
>>879 その迷著「戦艦対戦艦」の記事が書かれた時期を考えればそんなに変じゃないのですよ。
あれは80年代前半位に「シーパワー」に書いた記事が元。その頃は今や基本(としても古い?)「Battleships」さえ未だ出版されていない。
あの時代には一部の有名どころを除いて砲の貫通力は勿論、初速や存速、落角や弾重の正確な数値さえわからないものが多かった。
そこで弾重の代用でその傾向を計る口径(砲の直径)と初速代用でその傾向を計る砲身長を掛け算する簡易評価をするのも仕方が無い。
その式はあくまで大体の傾向を見るもので厳密なものにはなり得ないけど資料の少ない砲を含めて同列に比較できる利点は確かにある。
>>890 PANZERの「戦車VS戦車」連載時期と一致するね。
読み物としては面白かった。切り口がいままでの紙上比較と違ったもんで。
意外と連載が好評だったもんで、おおまかな判断数値であるにかかわらず、
それを根拠に論を拡げすぎた感があるよ。
>>890 傾向を出すにしろ、せめて口径は3乗で計算しないと、大口径砲の威力が異常に小さく出てしまうだろうに
実際、戦闘力の概算で戦力指数を積み上げて、それを根拠にシミュレーション化するのは手法としてある。
もっとも、どれくらいの精度になっているかはわからん。 というより、演習結果等と照らし合わせて修正する的なモンだし。
修正の試練を経ていない指数そのものは、単なるフォーミュラだ。
フォーミュラにはルールチーターがいつも付きまとう。
フォーミュラの提唱者が自らチートしてたら、信頼性そのものが疑われるw
日本陸軍の兵棋演習が、より単純化してる
ソ連の152mmだろうと米軍の155mm、自軍の149.1mmだろうと射程、砲弾威力
無視して、おなじ15cm級榴弾砲であれば等価と扱うみたいな感じ
>894
射程は大きな差だが、それは機密の類だからな。
常にチャージで打てるわけでもない。
また、砲撃ってやつは撃てば撃つほど効果の上がる対陣地攻撃と(ただし一度あたりの効果は低い)
最初の一撃で劇的な効果はあがるが、すぐに効果の薄れる攻撃前進中の敵への射撃があるから。
だいたい、同等の科学力をもって、同等の兵器を実現すれば、ほぼ対等の能力を獲得する。
この手の指数は「ほぼ同等」であることを確かめるに過ぎないんだわ。
それ以上のものじゃない。
>>892 駆逐艦と戦艦を比べるとかじゃなく、戦艦同士だけで比べるのならそんなに酷くも無いのですよ。
例えば日本戦艦の主砲で比較して
三野算
46×45=2070 (112.2%)
41×45=1845
36×45=1620 (87.8%)
41糎砲対VC甲鈑のFM曲線から計算した2万mでの貫通力
46糎砲582mm (126.5%)
41糎砲460mm
36糎砲345mm (75%)
( )内は中間に位置する41糎砲のデータを100とした場合。
貫通力だけが威力の全てではないとは言え、三野算と貫通力値の差は大体10%強程度。大雑把な比較には酷い誤差ではないです。
極端に違うランクの砲同士を比較する場合は誤差が酷くなりますが、同クラス付近で比較するならこんなものです。
>>894 むしろ、それが普通なんじゃね?
同じ対戦車砲なら対戦車砲で、口径の大まかな数字で(88mmと90mmとか)で括るのはおかしくない
妙に細かい数字を出しておきながら、それが現実と乖離してるから突っ込まれるわけで
科学力も基礎工業力も産業規模もてんで同等でないのにね
ある程度無視しないと、とても連中と戦争かまえようなんて気が到底
おきないのは事実だよね
劣ってる国でも戦争せにゃならん事態は往々にして起こるし
>>893-895 そんなもんです。
三野算で一番問題にされがちなSHS使用の艦砲ですが、これだと見かけの口径に比して弾重がかなり大きく、見かけの砲身長に比して初速がそれほどでもない。
でも計算させると
16inMk7の場合
40×50=2000(108.4%)
で、結果的に大和と長門の中間で、やや大和寄りの威力に評価されます。
Mk7は46糎砲より概ね少し下回るとはいえ結構迫る貫通力を持っていると言われますから、これも大雑把な評価としてはそんなに奇想天外ではないということに。
まあこの三野算は砲の素質とか潜在力を簡単に比較するものということですな。
>>896 「戦艦対戦艦」の問題点は、それを三笠から大和まで通しで同じ数で、スペックに混ぜて書いちゃったことだろうね。
あの書き方だと、単純にデータとして比較したくなる。刊行当時の資料の少ないマニアなら尚更じゃないかな。
それと、彼の条約明け戦艦の威力比較表ではKV5が100でデータ化されてたなぁ。
酷い酷くないってのは後付けの見方で、彼自身はそこまで考えてなかったように見える。
結果としていい具合に収まってるけどね。
まあスレチスレチ
劣った側でも勝利を収めうるのが戦争だから。
兵力差だが、劣勢側から決戦を仕掛けて勝利した例は7割以上あると松村劭は言ってる。
もっとも技術的に決定的な要因が働いて、一方的な敗北に陥った例もある。
素人目には細かな差に見えても、本質的な違いのある変化とかね。
>899
知ったうえで使えば、とりあえず一つの基準によって作られた表って意味があるから。
三笠と大和を比べても意味は無いけど、前弩級艦同士、超弩級艦同士を比較したりするにはちょうど良くて。
技術的に大きなブレイクスルーがあると、それをとらえきれないから、知ってる人間が使うべきともいえるw
なんか擁護論が大半だが、当の三野さんがその書物の中でフネの戦闘力を
威力数×主砲門数=攻撃力
攻撃力×速力=攻撃戦闘力
出力排水量比×速力=運動能力
舷側最大装甲厚×排水量=防御力..............と計算を積み重ねて
「アイオワ級こそ最強! 大和最低!」
と結論付けてるのを見ると、やっぱ時代だなぁと思うよ・・・
>>901 松村閣下も割りと煽り込みだが中々興味深いよね
スレの流れも無駄に濃いな……
>>903 大和、長門、ダコタそしてリシュリュー、ヴェネト辺りの評価ageに引き摺られて
アイオワの評価は下がったからなあ
>903
そうそうw その辺、無理があるのねw
特に艦の生存性とはいかなるものか、というものが進歩した時代に、それを考慮していない指数では意味が無い。
ではそれを指数化できるか、どのように評価するのか、ということがまた重要でw
フォーミュラそのものがある主観によって作られてしまう以上、知らん人間が弄んでも意味が無いw
>>904 いや、無駄ってことはないと思いたい
一見無駄にみえて、スレで揉まれた叩き上げの曹長みたいな将来のモノ書き
が生まれてくれれば、それでいいじゃない
>904
あの人が出なかったら、軍オタの運用知識平均は上がらなかった。
ほんとうに、功績の大きな人だけど、あんまり知らんことにも著書の趣旨から踏み込んじゃうところはあってw
まあ、それは松村閣下の提言と言うことで一つよろしくw
909 :
名無し三等兵:2011/11/15(火) 23:08:26.19 ID://iSEDxu
火砲スレだぞ、艦載砲はスレチだよそでやれ
自走砲、戦車砲がよくて艦載砲がダメというのはおかしい
別にスレ定義で断ってないしね
海軍の人が参戦してスレが活性化したのは否定できまいよ
海軍砲術科は陸軍の砲兵と同義
そもそも国軍火砲を語るスレだから1スレ目から海軍砲も語ってますしね
今夜は三野さん株ageなのか?
ゆうべは信用不安の欧州危機なみだったが…
いや、昨夜の下げで、下げ止まりの基盤が見えただけ。
アレに頼る奴は駄目だ、と。あれを使いこなすには、オタとしての基盤がいる。
そもそも表に出して論拠にするようなものじゃなくて、自分の考えの方向性を確かめる程度にならおk、と
兵頭さん「有坂銃」は力作と思う。
開国まもない日本の陸軍造兵をひとりで担ったエンジニアの評伝として。
事実関係の検証はおれには無理だけど、三十一年式速射野砲の章は
スレ的にお勧めできる。
二十八サンチ榴弾砲の野戦運用と有坂の関与も興味ぶかい。
>>915 いや三野さんの話や造兵話には俺も参加してたから
最低2人居たw
>>916 あれは良い本だと思う
>>917 二十八糎砲は支那戦線で野戦運用に投入されてんだよね
ルソンの三十糎や満州侵攻時の四五式二十四糎の反撃は
野戦での大口径砲運用の研究成果なんだろうね
しかし何人か上で言ってるが満州侵攻時の重砲、野戦重砲連隊やその他砲兵部隊の活動が気になる
>>915 昨夜から日付かわるまで三野会におれも参加したから、あの時点で4、5人
ぐらいじゃないかな?
>>889 自分で質問して自分で回答して自分でお礼の言葉を述べて虚しくならないか?
>>905 単に大砲のプラットホームとしてダメダメってのも大きいと思うぞ
数字だけだと走攻守揃った最強戦艦に見えるんだがw
アイオワは細長すぎて揺れが大きいだろうに
923 :
名無し三等兵:2011/11/16(水) 01:35:03.27 ID:25fn8XQO
俺もいた。だから3人はいた。
ところで質問があるのだが
色々不運な九五式野砲の実戦でのエピソード、使用実例、戦記を知ってる人居る?
どこもかしこも使用実績となると九五式野砲は使用された実戦部隊では意外に好評だった
ハイ、終わり。みたいなのが大半なんだが……
野砲の配備先すら知らない僕
要目(牽引馬の数とか弾薬筒とか)的には改造三八式と混用されても問題ないように見えるけど
どんな風に補充やら改編されてったんだろうね
約200門って言ったら予備とか滞留を完全に無考慮でも8個師団分にしかならない……
豊橋だか予備士官学校で使ってる写真はあるね
880、920とか水を差す書き込みするのがいるな
ドイツ対戦車砲の話を振ったのはおれだが、ツッコミ回答は別人だ
そう思うなら勝手に思ってろ!って感じだな
ほっときなさい。
海軍畑の人からみて、日本の25mm機銃ってどうなの?
諸外国にくらべて性能とか長所、問題点なんか
日本陸軍がほしがって譲り受けたほどの機関砲なんだが
931 :
三野:2011/11/16(水) 11:03:32.95 ID:???
砲の威力指数は25×60で1500ですな
>>929 射撃速度が遅い、装填数が少ない、最大射高が低い
ボフォース40mm+エリコン20mmの方が25mm一本より良かったという話はあちこちで見る
連装・三連装には鈍重で追従性がよくないという現場の声もあったらしい
(ただし逆に三連装が有利という声もあってなんとも言えず)
ただこれは揺れて移動している船の上で急降下爆撃機と雷撃機を主的にしていたこと
特に多数門を同時指向する時の管制が追い着いて行ってないという日本海軍独自の事情
その他諸々の艦上ならではの事情があるんで
陸上ではまた別でしょ
陸軍には七高と二十粍機関砲の中間が無かったんで
手頃な性能で手頃な大きさの25mmは歓迎されるでしょ
船載砲として九八式戦車砲を対空砲架に据えたの作ってるくらいだから
>>929 相手が頑丈きわまる米軍機だから威力不足が指摘されるけど、信頼性高く日本の国情には
良く合致した兵器だったと思うよ
管制装置の問題どうこうよりは射撃法の方が問題で、それが改善されてる場合は
エンガノの伊勢日向から始まり、沖縄の大和はレーダー管制されてると米軍機から言われたりするし
海防艦や駆逐艦だと相手も至近距離に来る関係もあり、かなり高い戦果挙げてる
陸戦兵器とした場合でも98式20mmよりは活躍できたと思う
やはりボフォース40mmが出てくるか…
陸軍海軍ともに中間を埋める機関砲種がないのは痛いよね。
敵機は防空で弱い間隙を狙ってくるもんなぁ。
海軍が終戦間際だけど、なんとか量産化に漕ぎつけた理由がわかる。
海軍短20cm砲も低初速の廉価版なんだけど、大威力の榴弾発射器とみれば
発想はわるくないんだよな。
陸軍もわざわざ海軍士官呼んでテストしたぐらいで。
サイパン・グアムの戦訓で短12cm、20cm砲装備するより、対戦車能力がある
25mm機関砲を完全防護の掩蓋陣地におさめたほうが沿岸防御で効果が高いと
報告されてしまったが・・・
>>934 海軍の場合ボ40mmはどっちかってと3年式8cm高角砲の代わりって意味合いが強い
駆潜艇クラスに両用砲(浮上潜水艦・航空機)として積むの
射程と威力不足(対潜水艦)で毘式40mmから8cm砲に代えたんだけど
今度は当たらんということでボ40mmって感じ
割と冷静というか冷淡
高角砲は1式12.7cm連装が重すぎて艦上用としては諦めて
長10cmも結局期待したほど良くなくて89式12.7cmに戻したり
ところがレイテ戦なんかでは遅くてアカンと言ってみたり、結構グダグダ
三式十二糎高射砲みたいな中庸な性能の砲が本当は良かったんじゃないかと思わんでもない
>>935 短12cm/20cmはないよりマシの対潜効果も期待したヤケクソ砲だからしょうがない
ある意味九二式歩兵砲みたいなもんです
>>935 25mmはLVTには有効だし、対歩兵掃射もできるし、最強って感じ。
>>937 製造初年が昭和18年だから、それほど戦況が逼迫してなかった時期。
町工場動員して生産できるマスプロ砲で最初から二線級なのは承知してただろう。
とにかく量産したい、で。
海軍工廠独占の砲生産の裾野をひろげたかったと思われ。
一応、至らぬ出来ながら大真面目のコンコンチキで開発、生産した九二式歩兵砲と同列
に扱うのは陸軍に失礼だろw
分からない事があったので質問
九〇式野砲が製法未熟で砲身寿命が短く長期砲撃戦に適さない欠陥野砲だったという
記述を戦車研究室で見掛けたけど、wikiでは野砲の製造は九〇式野砲が継続して調達されて
改良型の九五式野砲は早々に製造取り止めてたそうだけど
その欠陥野砲を何故陸軍は調達し続けたのか分からないです
理由は何でしょうか?装備していた三八式野砲よりマシだからでしょうか
941 :
名無し三等兵:2011/11/16(水) 13:55:12.98 ID:25fn8XQO
>940
75o砲クラスの役割、位置づけがかわっちゃったからじゃないのかね。75o砲クラスでは威力に限界があって、
暴露歩兵には効果があるが陣地構築している敵にはそれほどでもない。それが明らかになって一般の砲兵はっつーと10.5p化していってたから。
単純に射程だよ。
用兵側は運行に三八式と重量と射程がかわらない九五式を推した。
いままでのノウハウが踏襲できて作戦立案が楽だからね。
いっぽう現場はなにより長射程を欲した。それに押し切られるかたちで
耐久性に問題あれど95式の三倍の生産門数となる。機動砲まで作られた
のは期待の表れだろう。
初速が95式より高く、対戦車砲としてより向いてたというのは後から
追加された事象だ。制定時は山砲で十分当時の戦車は破壊できた。
米軍機が防弾能力が高いってw
25mmが主要部分に一発当たれば落ちる
重要部分に当ればそれこそ38式歩兵銃でも落ちるさw
だけどそんなのはなかなか期待出来ない
武蔵艦長が武蔵喪失時に機銃の威力増大を提言したのは有名な話
その艦長は砲術畑の人だから説得力はある話だぞ
41式騎砲って実戦で使ったのかな
4KAが使ってるよ
かの老河口の戦いにも従軍した騎砲兵
5%未満の重量軽減のため閉鎖器換え、その他改造手間が割りにあったか疑問
>四一式騎砲
>>935>>937-938 短12/20cmもちゃんと考えて配置すれば陸戦での効果は中々なんだろうが
島嶼戦だとその余裕がない事が多いから厳しいね
その点25mmは潰しが効く
>>936 海軍の対空火器への考え方は確かに冷淡だね
結果論から見ると12〜12.7cm級の中庸な性能でと言うのが良さげなのは確か
とりあえず最低限の必要数を生産出来たのもgdgdの原因かもなあ
>>940 いわゆる九〇式野砲の欠陥ってのは
試作砲を使った北満試験で出まくった不具合に起因するんで
実際はその殆どは制式化の段階で解決しちゃってる
九五式野砲の研究はそもそも
戦時体制下での量産、教育、用兵面で九〇式が飛躍しすぎではないかって懸念で
師団倉庫の旧式装備を持った予備役召集の留守師団を前線に出すと
飛躍した九〇式じゃアレだし、かといって倉庫に眠る三八式とかアレだしってんで
また当初からしょぼ野砲なのはわかってるので九〇式との併用が前提
でも九〇式作った直後なので「九〇式じゃ駄目だったんです」という言い訳を立てる為に
九〇式の北満試験の結果を流布して言い訳にしたという裏がある
>>940 三八式の後継砲として軽量な九五式を推す参謀本部と、重くともなにより
長射程から九0式を推す野砲学校や野砲兵連隊の議論になっていて、
当時は満州事変が勃発の状況。
時局に鑑み陸軍の分裂をふせぐため、九0式配備と同時に参謀本部の顔も
たてる意味で九五式野砲もくわえて採用したと説明している人もいる。
>>939 海軍さんと陸の火砲生産力の差が出すぎで
陸は基本的に大阪のみで海軍さんと日本製鋼なんかがサポート
九二式歩兵砲クラスなら名古屋、大口径機関砲なら小倉でも程度だもんね
>>940 あのクラスの初速早めの75mm野砲として見ればそんなに命数短くないよ
後、九五式野砲共々
>>941が言うように主力が九一式十糎榴弾砲になったからね
75mm野砲は中途半端だったんだよ
機動九〇式は生産続行だけど
既に存在してる以上本音としては有効活用程度の話
結果的に対戦車任務なんかに奮戦する訳だが
九五式野砲にまつわる話は余程人を引き寄せるのか
ここと前スレを九五式野砲で検索するだけで面白い話が沢山w
>>947 イタリアのいとこ的な砲も900kgだな
まあ75ミリクラスじゃ、対戦車用はともかく純然たる野砲としては第一次大戦でもう時代遅れだよね
高初速長射程に惹かれるのも運搬性に惹かれるのも日本の事情じゃわかるんだけどな
一次の西部戦線の火力密度は有史以来だからね。
二次大戦でたまたまホットスポット的に上回る事例があるだけで。
火力戦の洗礼浴びなかった日本としては対岸の火事だもの。
砲兵装備充実させたくとも、航空優先で予算ほとんど獲られるとかあるが。
一次大戦ドイツとフランスの火砲開発競争はすごいぞ、矢継ぎばやに新式
投入してさ。いかに相手を出し抜こうって。
wikiで砲種みてるだけで飽きないよ。
>>947 少なくとも開発制式化当時は意味があったかも
騎兵用としては可能な範囲で軽い方が良いし
>>955 むしろ史実の航空戦備や歩兵戦術の進展なんかは
陸軍なりにWW1の現実に適応しようとした結果だから
少なくとも対岸の火事とは思ってないと思う
75mm野砲引っ張ったのも全部十榴には出来んと
30年代末まで考えてたからだろうし
陸軍の生産力を考えればまあ、妥当な判断かと思う
958 :
三野:2011/11/16(水) 18:44:23.94 ID:???
九〇式野砲はサラクサクとかで撃ちまくってるし
命数が致命的に問題になる局面は日本の前線へね弾薬供給体制も相まって
そんなになかったんだろうね
>>958 貫徹力の傾向と考えればあながち間違ってなそうな数字で吹いたw
確かにその数字は元の数値を知ってる人が傾向確認に使う程度なら使えるかもねw
口径がおなじなら誤差がすくないよ
ましてや弾頭は共通だからね。比較としては絶好のサンプル
砲身長に単純に比例して砲口初速が上がるわけじゃないけどな
>>962 ソ連軍76.2mm F22野砲も砲身長が口径比51.2もあるのに弾種にもよるが、
初速700m/s前後だもんな。野砲そのままで高射砲としての使用も狙った無茶ぶり
だが・・
ドイツ軍が改造してPAK40の薬莢に76.2mm弾頭つけたやつと比較すると、
オリジナルの薬莢長さが全然ちがう!
それでも初速が60m/sぐらいしかあがってない。発射装薬ふやしても
比例的には初速あがらないらしい。
一次大戦で未曾有の火力戦を経験したドイツとフランスは75mm級野砲には
見切りつけただろうね。重砲志向で。
九○式の同型砲や新式をフランスが採用してない事実からわかる。国内に
M1897が腐る溢れてたせいもあるけど。
ドイツも7.5cmFK38なんてブラジル向けに作ってるけど、自軍は少数のみ騎兵部隊
や大西洋の壁、国民突撃隊など二線級部隊配備に留まっている。
当然予想してるんだろうけど、3インチ砲を大量に生産したソ連は?
ロシアの時、ドイツの砲撃で酷い目にあってるけど。
ドイツは軍備制限で大砲持たせて貰えなかったから
それが逆に幸いして再軍備で10榴に更新できたんじゃね。
汎用機関銃にしても、迅速に再軍備するための苦肉の策だもん。
>>963 そらまオリジナルの状態でその砲身長での最適解が出てるようなもんだからな
それ以上の装薬はある意味火薬の無駄w
初速は殆ど上がってないのに砲口焔やブラストは極端に大きくなるから、対戦車用に使うには相当厄介だろうな
>>967 連隊以下の部隊へのきめ細かい支援の為では?
かなり下層まで各結節が砲兵を従えてるし(逆に砲兵がと言うべきかもだが)
しかも彼等のドクトリンでは重砲含めて野戦に従事する全ての火砲が対戦車砲だから
75mmまで揃えちゃった或いは揃えた
>>967 タンネンベルク会戦の惨敗ね。
もちろん教訓としてあるんだよ「砲兵は戦場の女王」って認識が。
ソ連軍の場合、重砲は軍砲兵か砲兵師団に集中して決定打を狙い、
師団砲兵は3インチ野砲と122mm榴弾砲の混成装備に留まってた。
その理由はソ連兵の教育水準低さゆえなのか、師団以下の謀反を怖れた
軍高官の意向なのかはおれはわからない。
ただ、戦車部隊はトハチェスキーの粛清で独ソ戦開始ぐらいまで、スターリン
以下から目の敵にされてたよ。不穏分子と看做してた。
>>966 >>968 でもドイツは途中から75mm野砲はやっぱり使いやすいってことで
二次大戦中にまた作り始めるんだよね
まあ馬匹とか低馬力の牽引車で牽く分には
弾も砲も軽量な75mmクラスの野砲はそれなりに有効だったってことかと
あくまで比較的高初速・大重量の100mm級榴弾砲やら75mm対戦車砲に比べれば、の話
実質75mm駄載軽榴が主戦力だった日本からすると羨ましい限りの話だけど
赤軍大粛清はソ連の造兵を語るのに欠かせない要素
優秀な軍人や技術者が処刑されて骨抜きになった損失ははかりしれない。
いっぽう、また同時に軍の若手の登用による若返り、恐怖政治がうまく作用して
技術者を煽ったり軟禁して優秀な兵器が生まれる原因になったり。
>>973 野砲に対戦車能力もたせようとPAK40の砲身使った7.5cm野砲を作ってる。
1944年にFK7M85とFK7M59
使いやすいという理由より、戦線後方まで侵入してくるソ連戦車の脅威
が深刻だったからだろう。
>>971 輸送運搬のくびきはどの軍隊にも等しく嵌ってたってことだろ
連隊砲や一部は師団砲までまで山砲使ってた帝国陸軍はちょっと極端だが
結局
野砲>軽榴だったのだろうか
>>976 一部どころか山砲兵連隊のが多かったりして
山地・密林・貧弱な道路の極東では、6馬牽引の野砲は機動力が劣悪となり
前線へ追求できないから、野砲兵連隊でも作戦上の要求で多くが山砲へ改編
された。
山砲は日本軍の友だと思うわ。
>山砲は日本軍の友だと思うわ。
建軍以来の伝統(宿命?)だね。日本国内の主要道路は明治になっても
江戸期の街道のまま。江戸期の街道は人馬が「歩く」道としては
良く整備されてたけど、如何せん車輪のついた車両の通行には向かない。
とくに街道の各所にある峠道は階段だから、馬は駄載でないと通れない。
ZiS-3は精度大丈夫なんだろうかね。
遠距離射撃では散布界広くなりすぎるんじゃ。
うめ
>>983 明治時代はあれでも結構がんばって道路整備もしてたんだけどね。
いまでは登残酷道として有名な国道291号なんか、明治期に整備された時は
最低幅員5m、最大傾斜5‰で清水峠まで馬車で入れたそうだ。
そして皇族や内務卿などお歴々来臨の下、盛大に開通式典を挙行したひと月後に
集中豪雨であちこち崩壊して通行不能、そのまま今日に至ると。
5‰ってのは馬車の登坂力の限界だそうなので、我が国の地形がそもそも
馬車交通には向いてなかったんだろうね。
>>986 >いまでは登残酷道として有名な国道291号なんか、明治期に整備された時は
>最低幅員5m、最大傾斜5‰で清水峠まで馬車で入れたそうだ。
>そして皇族や内務卿などお歴々来臨の下、盛大に開通式典を挙行したひと月後に
>集中豪雨であちこち崩壊して通行不能、そのまま今日に至ると。
悲惨過ぎるだろw
まさか1ヶ月もしないうちにスレを使い切るとはな
初代スレも2ヶ月切ってたし
しかし、歩兵火器スレから分離するかたちで火砲スレが出来た時は
これまた「どうせ過疎るんだろうなぁ」「航空機関砲スレぐらいの速度になれば御の字」
「同じ旧軍でも航空艦船機甲歩兵と違って市場狭いしなぁ」とか思ってたのに…
住人の数自体は少ないだろうけど、その分知識ある人のお話聞けたり変な人も来ないし良いね
砲兵火砲オタの欲求が炸裂してる気がするこのスレ
効力射に入ったら1日で100レスとか進むものなw
試射の段階だと10レス程度なのに
そろそろこのスレも撤退か…
閉鎖器と照準器は忘れずにはずしとけよ
砲弾を逆さに装填しておきますね^−^
カーーン
>>990 最後の200ぐらいは三野さんネタでいままでromってた人が参入して
ドドーッと進行加速したもんな(w
真面目に読まれてた昔と違って、いまはあの人、キワモノ人気があるんだよ
996 :
名無し三等兵:2011/11/17(木) 15:09:22.34 ID:fTYQKcmd
評価が定着したと言ってやってよw
ポジティブじゃない評価が定着してもなお、まだ使えるところがあると認められたというのは結構重要なことでさw
三野算とか三野株ageとか人気者だよな
998 :
名無し三等兵:2011/11/17(木) 15:37:37.07 ID:fTYQKcmd
同世代、スペック不明の砲の相対的能力指数を算定するもっとも単純な方法だから。
ただし、世代が変わったり、同世代の中でも特異な方法論を実装していたりするととたんに意味が無くなる。
それを理解して使ってくれや>三野算
スレ最後までは三野会の書き込みで埋めるか
まあ三野算は三野さんが使ったように使っちゃいけませんよ、ということで。
略3インチ径の野砲の比較とかで、なんとなく普通に使ってるでしょ、考えてみれば
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。