>>705の続き
ここまで振り返ってみても、多くの「共通分母」が見えてきたのではないかと。
作戦の原則は先制と集中。だから奇襲を前提に立案される。
奇襲を成功させるためには企図秘匿が不可欠で、時には陽動や欺瞞を行う。
戦闘においては敵情把握が重要になり、前線指揮官には適切な情勢判断と
迅速な決断が求められる。
ところが、実際は指揮官を満足させる情報を得ることは稀であり、闇の中を
手探りで進むようなもの。
故に、しばしば錯誤を生じ、「偶然という名の余所者」を活躍させることになる。
そして、指揮官はそれを言い訳には出来ず、全ての責任を負わねばならない。