ノルウェーの首都オスロと郊外のウトヤ島で22日に起きた爆破と銃乱射による死者は、
23日までに計92人となり、警察当局は不明者の捜索活動を続けるとともに、逮捕された
アンネシュ・ブレイビク容疑者(32)以外の人物が関与していた可能性も捜査している。
一方、ブレイビク容疑者の弁護士は、現地テレビ局TV2に対し、同容疑者が「行動は残忍だと
認識しているが、必要だったと考えている」とし、25日に予定されている裁判所での審理で
自分の考えを説明する意向であることを明らかにした。司法当局によると、テロ行為で
有罪となれば、最長禁錮21年が科される可能性がある。
警察は、銃乱射で85人、オスロの爆破で7人の死亡が確認されたとしており、さらに現在行方不明と
なっている人の死亡が確認されれば、犠牲者の数は最大98人になるとの見方を示した。
警察幹部はロイターの取材に対し「島には何人いたか分かっていないため、さらに捜索を
続けなくてはならない」とし、小型潜水艇も使って行方不明者を探していることを明らかにした。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22339920110724 21年