【南雲】本日の南雲部隊司令部1AF【東雲】

このエントリーをはてなブックマークに追加
820首席参謀
松田十刻の「山口多聞」によると、
飛龍は6/4夕食後、指定された周波数にダイヤルを合わせ、
敵信の通信傍受をはじめたところ、短いながら強い通信を傍受、
最後の呼び出し符号を書きとめ、山口少将に伝えられたという。

山口少将
「発進位置と信号の意味は?」

通信参謀
「傍受したのは専門の外務班ではありません。ほんの4-5秒だったそうです。それ以降電波は途絶えています」

山口少将
「今はよい。南雲さんは攻撃のことで頭がいっぱいだろう」


その方が山口少将らしい行動だと小職は思うが、
無視されてもいいから、「飛龍ハ、敵空母ラシキ呼出符号ヲ受信ス」と信号を赤城に打っていたら、
赤城側でも「敵の飛行機らしき感度」を掴んでた話しがあるわけで、
敵空母に対する索敵活動がもっと真剣になった、という可能性が出てくるのだろう。
山口少将の珍しい誤判断であり、戦局を左右する点では、かなり大きい判断ミスだろう、と思う。

さて、指定された周波数でキャッチできた、というところ、結構大事なポイントで、
つまりは、その時間に、指定された周波数で敵信傍受していれば、この電波を受信できた、ということである。
赤城の通信班がキチンと仕事していれば、キャッチできそうな話であるし、
それが時刻から見ても「敵の飛行機らしき感度」じゃないか、と思う。
さて、赤城から飛龍に、怪しい電波を受信したか否や、の問い合わせがあれば、
これまた歴史は変わった可能性を秘めるわなぁ…