空軍ステルス級戦闘機、40機に縮小
ttp://www.yonhapnews.co.kr/economy/2011/07/07/0301000000AKR20110707180100043.HTML 来年の国防予算案33兆4,788億ウォン編成
国防部と防衛事業庁は7日、来年度の国防予算要求案を、本年度比6.6%増加
した33兆4,788億ウォンに編成し、企画財政部に提出したことを明らかにした。
予算案は、戦力運営費23兆122億ウォン(6%増加)と防衛力改善費10兆4,666
億ウォン(8%増加)などで、昨年の国防予算31兆4,031億ウォンに比べて2兆757
億ウォン増えた。
詳しく見ると、西北島嶼の要塞化及び西北島嶼防御司令部の運営に1,548億
ウォン、監視及び探知能力の補強、C4I(指揮通信)システムの発展に4,182億
ウォン、精密打撃能力及び防空能力の補強に2兆2,504億ウォン、板門店共同
警備区域 (JSA) など接敵地域の作戦施設の掩蔽化、警戒施設の補強に1,042
億ウォンなどだ。
来年7月に契約するステルス級戦闘機導入事業の規模は、当初の60機から
40機に減った。今回、契約金として559億ウォンが要求されるが、企画財政部
の審議で300億ウォンほど削減される見込みだ。
総事業費8兆ウォンのこの事業には、ボーイングのF-15SE(サイレント・イーグ
ル)、ロッキード・マーティンのF-35(ライトニングU)、ヨーロッパ航空防衛宇宙
産業 (EADS) のユーロファイター・タイフーン(改良型)が候補に上がっている。
中距離地対空ミサイルの「チョルメ-U」も量産される。このミサイルは、弾道ミ
サイル迎撃システムとして性能を補強したものだ。
実戦と同一の訓練条件を保障するために、個人当たりの年間射撃量を64発か
ら240発に増やし、JDAM、イージス艦用SM-2対空ミサイルの追加取得、海上
総合戦術訓練場の建設などで5,069億ウォンが要求された。
>>962 機能性戦闘靴を20万足から40万足に拡大し、戦闘用メガネ72,429個の新規
取得、予備軍用防弾ヘルメット及びK-1防毒マスクの取得などに1,205億ウォン
を要求した。大隊級以下の戦闘部隊に幹部を増員し、ベテラン副士官を配置
するために1,724億ウォンを要求した。
訓練所に入所する新兵のために脳髄膜炎ワクチン(15万個)、インフルエンザ
ワクチン(64万個)、流行性おたふくかぜ (parotitis) ワクチン(29万個)など予
防接種に221億ウォン、民間専門医療スタッフ60人の採用などに79億ウォンを、
それぞれ要求した。看護将校の増員に、陸軍訓練所の1個連隊当たり1人ずつ
7人、師団新兵教育隊32人、後方師団医務隊26人などが増員される。
海軍特殊戦旅団 (UDT/SSU) と海兵捜索大隊に潜水加算金の新設、艦艇出
動加算金の支給対象の拡大(兵士1日3,000ウォン)、兵科将校候補生と副士
官候補生に、それぞれ5%と10%の手当て引き上げなどに2,907億ウォンが新規
に要求された。
新兵訓練所のシャワー施設、洗濯工場の改築、暖房及び温水設備の追加、
軍靴乾燥機(小隊当たり1個)など物品配備の拡大には288億ウォンを要求した。
戦時作戦統制権の返還に備えて、連合指揮統制システムの強化などに2,163
億ウォン、次期護衛艦と次期高速艇、2.75インチ誘導ロケットの生産などに1兆
6,402億ウォン、韓国軍主導のウォーゲーム・センターの建設に308億ウォンな
どが要求された。
サイバー戦に備えて、核心インフラの構築、サイバー専門担当者の確保、環境
汚染の改善などに2,038億ウォンを要求した。
国防部の関係者は、「来年の要求案は、今すぐ戦いがあっても勝てる戦闘型
軍隊の育成に最も重点を置いて編成し、また、将兵の士気と福祉増進、戦時
作戦統制権の返還に備えた核心戦力の補強、国防改革の継続的な推進など
にも財源を分配した」と説明した。