南雲忠一中将を再評価するスレ(和)

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480GF長官
>>479の続き

スプルーアンス少将がこの件にこだわるのには、ちゃんとした理由があった。
同じくホーネットのアクションレポートの中に、こうあります。

About one hour after the planes had departed the enemy reversed his course and
started his retirement. We did not break radio silence to report this to the planes.
「攻撃隊発艦から約1時間後、敵艦隊は変針し避退を始めた。しかし無線封止を解除
せず、このことを攻撃隊に知らせなかった」
(註)避退とは北上のことを指すと思われる。

「この戦闘報告の記述を見る限り、第16任務部隊あるいは少なくともホーネットが
日本艦隊が変針したことを知っていたにもかかわらず、無線封止を破ることを恐れる
あまり、それを攻撃隊に知らせなかったことは免れ難い結論である。

このような処置は容認し難いものであった。
利根機によってアメリカ艦隊の一部はすでに発見されていたから、発艦した攻撃隊
を敵艦隊に向かわせることは、最優先に考えるべきことであったからである」