南雲忠一中将を再評価するスレ(和)

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334GF長官
>>333の続き

その判断の根拠について、叢書は次のように解説しています。

「当時入手していた敵空母の位置は、味方からまだ約210浬離れている。
従って敵の艦爆や艦攻は味方まで届くだろうが、艦戦は航続力不足で付いて
来られないであろう。敵が艦戦を伴わないで来襲すれば、我が上空警戒機で
十分に防禦できる。

敵空母の攻撃隊が戦闘機を付けて来るとすれば、もっと距離を詰める必要が
あろう。その場合は敵機の来襲は遅れることとなる。すなわち敵空母機の来襲
までには、まだ時間的余裕がある」

210浬という数字は、利根機の報告艦位から計算したもので、実際は約170浬。
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1253350314/546

「これから見ても、利根四号機が大きく敵空母の位置を誤り、また一航艦・八戦隊
の司令部や利根が、これに気付かなかったことは、南雲長官の戦闘指導に重大な
影響を与えたいえる」
と同書が指摘する通りですが、0555発の報告電を受け取った後でも、その評価を
変えなくても良いものだろうか。