南雲忠一中将を再評価するスレ(和)

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164GF長官
>>163の続き

飛行船もまた第一次大戦で登場した新兵器であり、戦略兵器として活躍しました。
大正4年(1915年)1月19日夜(ドッガー・バンク海戦の5日前)、2隻の独飛行船
(LZ24,28)が英本土を初空襲。ヤーマスに9個の爆弾を投下している。

「この夜以後、ドイツは大戦中に建造された約88隻のツェッペリン飛行船により
53回の英本土爆撃を行い、ロンドンに約56トン、各地に214トンの爆弾を投下、
556人の死者を出した。

空襲は常に月のない暗い夜に行われ、昼過ぎに基地を出発、夕方にイギリス
海岸を視認して夜間に爆撃を行い、夜明けまでに海上に退避するというパターン
だった。従って真夏には作戦せず、また気象の悪い冬期にもほとんど作戦でき
なかった。

イギリス側の対抗策としては、都市の灯火管制、対空射撃と飛行機による迎撃が
特に有効であった」                     (『年表世界航空史』)