ガソリンや食料の運搬、鉄路も海路もつながり始めた (朝日新聞 2011年3月27日)
郡山駅に石油列車が到着=26日午前9時41分、JR郡山駅
http://www.asahi.com/areanews/images/TKY201103260382.jpg 復旧したばかりの磐越西線を通って、ガソリン、灯油を積んだ石油貨物列車が横浜から新潟を経由し、26日朝に
JR郡山駅に到着した。 磐越西線を貨物列車が走るのは、新潟中越地震の時に物資を運んで以来、6年4カ月ぶり。
降雪の影響で、この日の石油貨物列車は磐梯町の坂道で車輪が空転して動けなくなった。
会津若松から機関車が駆けつけて列車を押し、約3時間遅れでの到着となった。
10両編成でタンクローリー30台分の600キロリットルの石油を積む。
JR貨物によると、JR東北線が普及するまで、今後毎日、横浜から新潟経由で石油を郡山に運びこむという。
食料やガソリン、生活用品の不足に苦しむいわき市に、国や県外からの支援船が続々、到着し始めている。
同市の小名浜港も津波に襲われたが、藤原埠頭の被害が少なく早期に復旧できた。
藤原埠頭に24日、九州地方整備局所属の浚渫兼油回収船海翔丸(4651トン)が接岸した。
横須賀港で積み込んだカップめんやレトルト食品、粉ミルク、うどんなどの食料、ペットボトル入りの水、トイレット
ペーパーや紙おむつ、簡易トイレなどの生活用品計300箱を荷揚げ。
自衛隊のトラックが市中心部に近い平競輪場へ運んだ。
同埠頭は18日までに復旧。同日朝、長崎大海洋学部の長崎丸が物資を運んできた。自衛隊の輸送艦なども入り、
海翔丸で9隻目の入港。
http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201103260383.html