XC-2/XP-1、その派生型を語るスレ量産106号機

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164名無し三等兵
全文。http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011030902000041.html
航空自衛隊の次期輸送機として川崎重工業が開発を進めているC2(仮称)輸送機が、設計重量を数トン超過
していることが分かった。航空機にとって重量は、輸送量や航続距離に直結する極めて重要な要素。防衛省は
「性能に問題ない」として二〇一一年度、二機を計三百九十四億円で購入する。だが、巨額の税金を投入して、
性能不足の機体導入となれば無駄遣いとの批判を浴びそうだ。

 C2は、開発費を節減するため、海上自衛隊のP3C哨戒機の後継機(P1哨戒機)と一部機材を共用する形で
〇一年度から開発が始まった。だが、胴体フレームの強度不足など不具合が相次いだ。鋼材を厚くして補強す
るなどしたため、設計重量より「数トン」(防衛省航空機課)重くなった。当初は七トンの超過だったとの情報もある。

 設計より機体が重くなった場合、深刻な運用上の影響が出ることが考えられる。▽同じ距離を飛ぼうとすれば、
本来なら運べるはずの車両や機材、隊員の数を減らす▽同じ重量の機材などを運ぼうとすれば、燃料を減らし、
作戦範囲を狭めるか、給油のための着陸回数を増やす−こんな対応を迫られる可能性がある。

 欧州では、エアバス社が開発中の軍用輸送機A400Mで、改修後も設計重量を七トン超過する問題が起き、
搭載量の下方修正に追い込まれた。最多機数を発注していたドイツは、装甲車の空輸を想定していたが、重量
増のため搭載があやしくなり、調達機数を削減した。他国にも発注をキャンセルする動きが出ている。

 航空機にとって、機体重量は重要な要素だが、防衛省はC2は要求性能を満たしているとし、装備審査会議
(議長・防衛事務次官)でC2の量産化を決定した。同省航空機課は「設計に余裕を持たせているので求めた
性能は発揮できる。(重量超過がなければ)要求性能を大幅に上回る高性能機になったと考えられる」と話して
いる。 (編集委員・半田滋)

◆搭載量や距離左右
 航空評論家の青木謙知氏の話 一般論としては、重量が増えれば、最大搭載量を減らすか、航続距離を短く
するなどの修正が必要になる。設計より重量が重くなることにより、どれだけ性能に影響がでるかは、試験飛行
を繰り返さないと分からない。