ゆうちょ銀の海外投資急増 10兆円に迫る :日本経済新聞
ttp://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C889DE0E3E1E2E7E5E2E2E2EAE2E3E0E2E3E39797E0E2E2E2 >ゆうちょ銀行が海外投資を急拡大している。2010年度は9月までの半年間だけで3兆円を投じ、残高が7兆7千億円に急増。
10年度中に10兆円に迫る勢いだ。郵便貯金離れが進む中で「このままではコスト割れの懸念がある」(斎藤次郎日本郵政社長)との危機感が背景にあり、
高利回りが見込める海外運用で収益底上げを狙う。
>ゆうちょ銀の総資産は10年9月末時点で約190兆円。そのうち海外投資は7兆7457億円。
米国や欧州など先進国の国債や高格付け社債、海外の株価指数に連動した上場投資信託(ETF)を保有している。
>海外投資は08年3月には4580億円にとどまっていたが、ここへきて拡大。
10年4〜9月期の半年だけで約3兆円積み増し、とりわけユーロ建て債券は半年で3倍の1兆円に。
この時期は欧州の財政リスクが注目され外国為替市場でユーロが急落しており、価格下落をとらえて「逆張り」投資を進めた格好だ。
>海外投資を急ぐ最大の理由は、運用資産が減る中で従来並みの収益確保を迫られていることだ。
郵便貯金の残高は約175兆円で、ピーク時から約90兆円も減った。
11年3月期決算では2900億円の黒字を見込んでいるものの、運用原資の減少が止まらない場合、利回りを高めないと収益を保てない
>海外資産はまだ総資産の4%で、今後も分散投資を続ける方針。
日本国債に偏ったリスクを分散する狙いもある。ただ同じペースで積み増せるかは不透明だ。
>「ゆうちょ銀は価格が上がった国債を売り、値下がりした外国資産を買う『逆張り』の運用スタイル」
>「今後、日本国債が値下がりする局面でも分散投資を続けるかどうかが焦点だ」
値上がりするといーですねー。