イスラエル沖合の大規模ガス田確認で、各方面が火花散らす
2010年 12月 31日 5:40 JST
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_165485 【テル・アビブ(イスラエル)】イスラエルのエネルギー開発会社、ラシオ・オイル・エクスプロレーションは2年前には
従業員数わずか5人、時価総額は約50万ドル(約4085万円)に過ぎなかった。
ところが同社は現在、投資家や世界の石油会社、イスラエルの政治家から同国に敵対するイスラム教シーア派
武装組織ヒズボラに至るまで恩恵をめぐって火花を散らす大規模ガス田に関し、まさに中心的存在となっている。
ラシオの時価総額は現在、10億ドルに近づいている。同社の時価総額の急増は、米石油開発中堅ノーブル・エナジー
(ヒューストン)が管理し調査を行っていたイスラエルの沖合大規模ガス田、リバイアサンの権益の15%を所有して
いることが理由だ。
ノーブルが29日、この大規模ガス田の推定埋蔵量が16兆立方フィート(約4500億立方メートル)とする当初の推定を
確認したことから、この熱狂が一段と高まった。つまり、これは過去10年間に発見された世界最大規模の深海ガス田
であることが確認されたことになり、イスラエルの天然ガス需要を100年間満たすのに十分な埋蔵量があることを意味する。
このガス田についてはまだ埋蔵量が確認されたばかりで、同埋蔵量すべてを海底から採掘するのは、今日考えられ
る以上に困難を伴う可能性がある。しかし、ノーブルならびに関係各企業は今回確認されたガス田により、エネルギー
を他国に依存するイスラエルが、エネルギーの純輸出国となり得るほどの埋蔵量があるとみている。
現実となれば、中東の地政学的力関係が変化することにもなりかねず、イスラエルは新たな経済的利点を得ることになる。
(ry
戦争け?