陸上戦考察スレッド「戦略」「作戦」「戦術」その12

このエントリーをはてなブックマークに追加
62名無し三等兵
戦車の数量問題は、結局のところ機械化歩兵の問題でもある。

教官:「君は戦車小隊長である。この図上のA村を奪取する方策如何?」

学生A:「B高地にに火力基盤を設置し、その支援下にC道方向から奪取
     いたします。」

教官:「他には?」

学生B:「戦車小隊単独の攻撃なぞナンセンス。歩兵の配属を要求します。」

教官:「!!!・・・。では、1コ小銃小隊が君の配属下にある場合如何?」

学生B:「その場合は奪取可能です。B高地に戦車小隊で火力基盤を設置し
     その掩護下に小銃小隊をD方向から前進させ目標を奪取します。」

という小林源文ネタが昔あったような。

そもそも内地の73APCの後継に装軌のAPCかFVが入らなかった
段階で、内地の戦車は存在意義が半減してる。白紙的にはそうではないと
思うが、現状の諸兵種の態勢の中で、戦車だけが突出しても意味ない。

WAPCやLAV中心の歩兵は「軽歩兵」で、内燃機関で推進できるのは
Atp(攻撃発揮位置)まで。AP(突撃発揮位置)まで推進して戦車と
同時突撃するには、FVがいる。現状のデザインの中では戦車は、FVの
11連隊を保持する7Dに集中配備するのが戦術的には正しいと思うね。

内地の普通科は、今の思想では、戦闘展開までは車両でやるにしても
攻撃前進は徒歩になるんだから、戦闘展開までを掩護できるMFVで
十分と言える。
根本的な作戦基本部隊のデザインとしては、そうあるべきとは思わない
けど、今の枠組みでは、こうとしか良いようがない。