民主党ですが、責任は取りません。

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534名無し三等兵
谷垣と細野の見解が一致。

細野豪志ブログ
http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/

明日、久々に「新報道2001」に出演します。訪中もあって、しばらくテレビ出演を控えて来たのですが、ビデオ流出問題を受けて、ここは政治家として発言せねばと考えました。

政治の統治を離れた一官僚によるこの種の行動を認めることはできません。
しかも、海上保安庁は実力部隊だけに、保安官には政治の統治の下での行動が強く求められます。
このことは、ビデオの公開の是非とは、全く別問題と捉えなければなりません。

海上保安官の情報流出の一報を受けて、最初に私の頭に浮かんだのが515事件でした。
首相暗殺を行った海軍将校に対して国民の同情が集まり、彼らは死刑を免れました。
それが、226事件、無謀な戦いにつながったのは歴史の重い教訓です。
昨日、佐藤優氏が朝日新聞で全く同じことを指摘していていました。この危機感を政治、そして社会が共有できるかが、極めて重要です。

ここでは、動機の善悪を評価の対象にすべきではありません。動機が「善」であっても「愛国」であっても、やってはならない行動があるのです。
「義憤にかられて」とか、「やむにやまれず」という同情が国民の中からでてくることは、仕方がないのかも知れません。
しかし、政治家が彼を「愛国者」「英雄」などと持ち上げることは、断じてあってはなりません。それは危険な考えであることを国民に伝え、説得するのが政治家の役割です。

「二・二六も命令無視」映像流出保安官を自民・谷垣氏が批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101114/stt1011141824004-n1.htm

 自民党の谷垣禎一総裁は14日午後、さいたま市で講演し、中国漁船衝突の映像流出事件で神戸
海上保安部の海上保安官(43)が関与を認めたことについて、青年将校らがクーデターを企てた二・二六
事件を引き合いに出し「映像流出を擁護する人もいるが、国家の規律を守れないのは間違っている」と
批判した。

 同時に「二・二六事件でも『将校の若い純粋な気持ちを大事にしないと』という声があり、最後は
コントロールできなくなった」と指摘した。