南雲忠一中将を再評価するスレ(乎)

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619GF長官
>>618の続き

以上に共通するのは、「英艦隊に会敵しなかった場合の対応について」。
既述の通り、誘出作戦は相手の居ることですから、いくらこちらが色々と罠を張っても、
相手が出てきてくれないことには意味がないのです。

本職は、ミッドウェー海戦を批評する際、最も欠けている視点だと思っています。
それは常に「米空母が必ず出現する」との前提で話が進められている点。
すなわち、米空母が出てこなかった場合のことが全く想定されていない点。

もちろんMI作戦の主目的は、米空母部隊の誘出撃滅ですから、それを第一に
考えなければならないのは当然のことですが、相手が誘いに乗ってくるか否か
は、結局のところ”やってみなければ分からない”。

故に作戦立案者も、前線指揮官も「米空母が出て来なかった場合」を想定して
行動することが”必須”の条件なのです。