南雲忠一中将を再評価するスレ(乎)

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508GF長官
>>507の続き

wikiによると、エベルガルド提督は「集中射撃戦術」を提唱していたようです。

サールィチ岬の海戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A3%E3%83%81%E5%B2%AC%E3%81%AE%E6%B5%B7%E6%88%A6

>こうした問題を克服するために、黒海艦隊では第一次世界大戦に先立ち各艦が
>協同して目標に対して集中砲火を浴びせる戦術を習得していた。これにより、黒海
>艦隊はゲーベンとの直接対決において、その反撃を最小限に留めつつこれを撃破
>あるいは撃沈すら可能であると自負していた。

(註)「こうした問題」とは、露旧式戦艦がゲーベン対して劣速であること。
   また、片弦斉射能力に劣ること。
509GF長官:2011/04/07(木) 21:48:22.84 ID:???
>>508の続き

日露戦争までは砲側照準により、各砲塔がバラバラに射撃していた。
第一次大戦になると、方位盤により各砲塔の射撃管制する機構が生まれた。
それを更に進めて、艦隊を代表する一艦が諸元を出して各艦に伝達、全艦が
同一目標を砲撃するという究極の火力集中システムですね。

それを実現するために、各部の改良が行われた。
(1)3.6メートル測距義の採用(ゲーベンは3メートル)
(2)主砲仰角の拡大(35度)
(3)炸薬・信管の改良
(4)発射速度の向上(約40秒に1発)

旧式戦艦では、主砲は前後に連装砲塔が1基ずつ(計4門)が基本。
単艦で弾着観測を行おうとすると、交互打ち方では2発ずつしか撃てない。
これでは散布界の観測は難しいので、3隻の戦艦が一組となって射撃すれば
最低でも6発分の水柱を観測できるわけです。