>>353の続き
英艦隊の突然の方向変換は、独水雷戦隊の動きに対応したものでした。
>>297の通り、反転当初は独本隊の右舷前方に水雷戦隊が航行していた。
ところが追撃戦が開始され増速すると、本隊の速力についていけず徐々に
落伍し始めたのです。
ビーティ中将からだと、前方から独駆逐艦が接近してくるように見える。
彼は「これは敵水雷戦隊の襲撃行動(魚雷発射態勢)だ」と考え、右舷に転舵し
様子をみようと思ったのではないか。
同時に、減速することにより、遅れていたムーア隊の2隻を追いつかせ、陣形を
再構築するとの意図もあったでしょう(
>>125)