【中国ブログ】世界をリードする日本製品のボイコットは「愚か」
【サーチナ・社会ニュース】 2010/10/24(日) 22:28
尖閣諸島海域で漁船衝突事件が発生して以来、日中関係は緊張が続いている。
23日、中国メディア「環球時報」の掲示板に「日本製品は最先端であり、ボイコットは馬鹿(ばか)げている」
と題する書き込みが寄せられた。
記事では、「靖国神社の参拝問題と尖閣諸島問題を除けば、日本には恨むべき点は見当たらない」とし、
日本の科学技術やイノベーション精神、汚職の少ない政治体制などはすばらしいものであると評価した。
さらに中国の改革開放当時における日本の協力を指摘したうえで、
「日本に友好の誠意がなければ、中国の改革開放は困難なものだったであろう」と主張し、靖国神社参拝や
尖閣諸島問題など、日本に非がある点については反対しても、日本のすべてを否定してはいけないと語った。
続けて書き込みでは、日本製品ボイコットは、将来的に中国が傷つくことを意味していると主張し、その理由
として、「日本製品の多くが中国人労働者によって中国国内で生産されているため」と語った。
また、「中国経済は日本経済を追い抜いたが、日本は多くの分野で世界をリードする国であり、日本が
数十年遅れた国になれば、それだけ世界の進歩も遅れてしまう」
と主張、日本製品のボイコットはあまりに時代遅れで、愚かなことであると主張した
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1024&f=national_1024_185.shtml これを
>>42と合わせて読むと興味深いですなぁ。
掲載先が尖閣漁船衝突事故の際にさんざん反日を煽りまくった環球時報の掲示板なので、あえてこの時期に
反日ボイコットを諌めようとする意見が掲載されるのは、明らかに国内の反日デモを鎮静化させたい政府の
意図が反映されていると見るべきでしょう。
このまま日本製品ボイコットの流れが拡大するようだと、日本の対中投資は確実に減少するのみならず、
日本国民の更なる反発を招いてより大規模な反中デモを起こさせてしまい、それを見た中国人が更に
大規模な反日デモを惹き起こしてしまう悪循環です。
庶民が思っているほど日本製品ボイコットは日本だけに打撃を与える万能カードでは無いのですが。