「尖閣、菅政権は早く降りすぎ」元米国務副長官
米知日派のリチャード・アーミテージ元米国務副長官は20日午後(日本時間21
日未明)、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る日本の対応について、「法治
国家として日本は、法プロセスを最後までやり抜いて、船長を罰するか、釈放し
たければ釈放するべきだった。菅政権は早く降りすぎで、中国への意思表示とし
ては、よいものではなかった」と批判した。
ワシントン市内で講演後、記者団の質問に答えた。
また、「日本は今回の中国の行動を、何の対応もせずに見過ごすべきではな
い」と指摘。具体的には防衛費の増額を挙げ、「米国にすべて頼り切りというの
は公平ではない」と注文を付けた。
一方、中国がレアアース(希土類)の輸出規制を拡大しているとされる問題につ
いては、「調査を待つ必要がある」と前置きをしたうえで、「最悪の振る舞いだ」と
非難した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101021-OYT1T00582.htm おーこられーたー