★「消費税15%必要」野田毅・自民党税調会長が講演
・自民党税制調査会の野田毅会長は10日、日本記者クラブで消費税に関して講演し、
「(基本税率を)15%にしないと、今の社会保障のレベルは維持できない」と述べ、
与野党による早期の議論開始の必要性を訴えた。
消費税をめぐる菅直人首相の発言について野田氏は「(民主党参院選大敗の)
選挙結果が出た後は、さらに迷走している」と指摘。9月の民主党代表戦の議論にも
増税論議をあげないという菅首相の姿勢を批判した。
現在の財政状況について野田氏は、いつ破綻(はたん)してもおかしくない「火薬庫」と
表現し、「自民党はその上で寝ていたが、民主党はその上で踊っている」と述べ、
政権与党時代の反省とともに、菅政権に早期の是正を促した。
野田氏は、自民党政権時代にかかわった消費税率の引き上げを振り返り、実現には
「政治リーダーの不退転の覚悟なくしてできない」と指摘。自民党としては、当面は
10%への引き上げを主張していく姿勢を示した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100810/fnc1008101807014-n1.htm