http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072800013 新安保懇の報告書案要旨
政府の「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」がまとめた報告書案の要旨は次の通り。
【安全保障戦略】
一、日本の特性や「平和創造国家」としてのアイデンティティーを踏まえ、日本自身の取り組み、
同盟国との協力、多層的な安保協力により、安保目標を実現。
【防衛力の在り方】
一、大綱別表については、その存否も含め再検討。
一、「基盤的防衛力」構想は、既に過去のものであり、継承しないことを明確にすべきだ。
多機能・弾力的・実効性を有する防衛力を引き続き目指す。
一、ミサイル防衛(MD)は、防御のみでは完全ではなく、
打撃力による抑止をさらに向上させるための機能について、日米協力を前提としつつ、
適切な装備体系、運用方法、費用対効果を検討することが必要。
一、離島・島しょへの武力攻撃を未然に阻止するため、新たな部隊配置などが必要。
一、国連平和維持活動(PKO)のみならず、地域的枠組みや特定国との
協力で効果的かつ適切に取り組める活動には積極的に参加。
一、テロ・海賊などへの取り組みは、日本が後ろ向きであってはならない課題。
国連安全保障理事会の決議がない場合でも、参加に備えるべきだ。
一、水中監視能力の向上のため潜水艦の増強は合理的な選択。
【防衛力を支える基盤整備】
一、世界的な潮流である国際共同開発・生産の道を開くため、
事実上の武器禁輸政策をできるだけ早く見直すことが必要。第三国への移転は慎重に検討。
一、ミサイル防衛(MD)は、防御のみでは完全ではなく、
打撃力による抑止をさらに向上させるための機能について、日米協力を前提としつつ、
適切な装備体系、運用方法、費用対効果を検討することが必要。
オハイオ級を買えと