押井守版ルパン三世
予定されていたストーリー
ある狂気の建築家が東京のど真ん中にバベルの塔を模倣した塔を建てるが、完成当日に投身自殺する。
ウェルカム・トゥ・ネバーランド駅。世界中にもう盗むモノが無くなり、怪盗としてのアイデンティティを喪失し、酒場でポーカーで大儲けしたものの袋叩きに遭い、身ぐるみはがれたルパンと次元。
「そろそろ何かやろうぜ」と次元が促すもルパンは「今更何をやるんだ」とやる気をなくしていた。そこに若い女が依頼を持ち込んできた。
依頼は、伝説では現実と非現実の狭間にあるようなものと言われている「天使の化石」を盗むこと。
大戦中にアフリカで発掘された後、ナチスの手に渡って、そしてイスラエルに渡り、なぜか日本に持ち込まれているという。
最終的にそれを見つけるものの、それはフェイク、ただのプルトニウムだった。それをルパンが触れてしまったことで大爆発を起こし、東京が壊滅する。
しかし、これもフェイクだった。実際には爆発も嘘だった。だからルパンが現実である訳がない。
そう、最初からルパンなんていなかったのだ。