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名無し三等兵:
朝鮮の特殊部隊
現在、北朝鮮には陸海空軍ならびに朝鮮労働党の各種工作機関、各種治安機関、
金正日の各種護衛組織などを様々な部署に特殊部隊が存在しており、その合計は
約8〜10万人の規模といわれている。
その中で最大規模なのが陸海空軍の全朝鮮人民軍のほとんどの特殊部隊を統括する、
総参謀部軽歩兵教導局が統括する特殊部隊である。そのなかで特におそれられているの
が、「特殊軍団」である。「特殊軍団」は、近年まで「第8特殊軍団」とも呼ばれてい
たが、正規の軍団として第8軍団が編成されため、現在では単に「特殊軍団」と呼んでいる。
特殊軍団には25個の特殊作戦旅団(いままで特殊作戦旅団は24個であったが、
近年1個旅団増やされ25個旅団となっている)で構成されている。特殊作戦旅団は
沿岸部から韓国に浸透する水陸両用旅団が2個、おそらく予備兵力的な運用を行うで
あろう陸軍空挺旅団が3個、開戦時に米韓空軍基地に強行着陸して帰還を考慮しない
強襲を実施することで米韓空軍を麻痺させる任務を負った空軍空挺旅団が2個、
長距離偵察任務を負った偵察旅団が4個、開戦とともにトンネルなどを用いて韓国に
陸路から浸透するコマンドウ旅団が6個、臨津江で敵前強襲渡河を準備する
突撃渡河旅団が1個、国連軍側の特殊部隊浸透に備えた対浸透旅団が
7個と考えられている。
軽歩兵教導局管轄下の特殊部隊は、西側の基準では一部正規軍に分類されるもの
含まれているが、その規模は大きな脅威となっている。その一方、規模は大きくないが、
その存在を大きく警戒されているのが、総参謀部偵察局所属の特殊部隊であり、
8個大隊有しているといわれている。偵察局所属の特殊部隊は外国における要人暗殺や
破壊工作、重要施設襲撃といった荒事を諜報機関と連携しながら行うと考えられている。