南雲忠一中将を再評価するスレ(流)

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590GF長官
>>587の続き

「艦長、ゲーベンが速力を上げています」
「何?間違いないか」
「距離は離れつつあり。煤煙も増えています。ゲーベンは加速中」
「機関室、増速せよ!」

英国側にとっても、想定内の出来事だったと思います。
そのために機関室には「即時待機」を発令していた。
ここで逃してなるものか!

さて、追いかけっこの結果はと言うと、増速から4時間、1600頃にはゲーベンの影は
水平線の彼方に消え去った。
最大速力25ノットの巡戦が、なぜ23ノットのゲーベンに引き離されてしまったのか。
一説には機関の不調が原因とも、またボイラー近くの常用炭庫が空になり、石炭の
供給が追いつかず、速力を維持できなくなったとも言われている。