南雲忠一中将を再評価するスレ(流)

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536GF長官
>>525の続き

この間、英艦隊は何をしていたのか。

英地中海艦隊の根拠地はマルタ(>>499)で、全艦隊(>>498)が集結。
旗艦は巡洋戦艦「インフレキシブル」でミルン中将が坐乗。
次席指揮官トルーブリッジ少将は、装甲巡洋艦「ディフェンス」に坐乗。

海相チャーチルから命令が下される。
「貴官の最優先任務は、アフリカからフランスへ送られる陸軍輸送船の保護である」
当然ですね。独艦隊の狙いもまさにそれだった。

問題はそれに続く文章です。
「優越した戦力との戦闘は、それが大戦闘の一部でない限り実行すべからず。
我々は地中海の戦力を増強する方針であり、貴官は無用な損耗を避けねばならない」
537GF長官:2010/10/05(火) 21:26:15 ID:???
>>536の続き

即座に理解できた方は、かなりのキレ者ですねぇ。

チャーチルの意図としては、
「優越した戦力」=オーストリア海軍主力艦隊
「大戦闘」=仏海軍との協同作戦
だったようですが、ミルン提督にうまく伝わったのだろうか。

一番の疑問は独地中海艦隊は「優越した戦力」に含まれるのか否か。

要は、
「味方の損害を最小限にとどめ勝てる確証が得られない限り、こちらから仕掛けるな」
敵艦隊撃滅よりも、制海権維持を優先する英海軍の戦略(>>475)がよく表れているかと。