南雲忠一中将を再評価するスレ(流)

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336GF長官
>>335の続き

無類の打たれ強さを発揮したザイドリッツではありますが、ドイツ海軍がダメコンの
手本としたのは、なんと日本海軍でした!

「ドイツ海軍にダメコン重視のヒントを与えたのは日本海軍で、日清戦争・日露戦争で
損傷した艦艇が実行した応急処置の戦訓によるものである」  (『艦艇後学入門』)

まずは、日清戦争黄海海戦における比叡の活躍。
比叡と言っても、巡洋戦艦(>>314)ではなく、初代のコルベット(鉄骨木皮船)

比叡
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E5%8F%A1_(%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88)

当時比叡は、伊東祐亨GF長官率いる本隊に属し、三景艦の後を単縦陣で続航。
右舷からラムアタックを企図し、横陣で突入して来る清国北洋水師に対し、比叡
艦長・桜井 規矩之左右(さくらい きくのじょう)少佐は「面舵一杯」を号令。

敵巡洋艦・来遠から発射された魚雷を右舷7メートルでかわし、その後は、
右舷に定遠・揚威・広甲、左舷に来遠・超勇を身ながら敵中突破。まさに神操艦
ですが、ようやく危機を脱したかに思えたその瞬間、悲劇が訪れる。