南雲忠一中将を再評価するスレ(流)

このエントリーをはてなブックマークに追加
334GF長官
>>333の続き

中でも特筆されるのがザイドリッツ。

「ザイドリッツはイギリス艦隊との交戦で、艦首に魚雷1本と38センチ主砲弾2発が命中、
さらに5つの主砲塔のうち4つと副砲2門を破壊され、艦内各所で火災が発生した。

艦首部の被害で艦内浸水区画が拡大し、艦首吃水は一時的に最上甲板まで達したが、
後部防水区画と釣合タンクに注水して艦首トリムを修正、適切な消火・排水作業と隣接
主隔壁の補強など、乗員のダメコン努力により艦を沈没から救った」(『艦艇工学入門』)

同書には被弾図が掲載されていますが、艦首のA砲塔以外全ての主砲塔が破壊され、
最終的には大口径弾(12インチ砲以上)21発、魚雷1発を受け、戦闘能力をほぼ喪失、
帰途僚艦に曳航され、かろうじて生還している。

当初英側はザイドリッツを沈没判定していたくらいですから、その凄まじさが想像できる
でしょう。