ミッドウェー海戦を再考するスレ2隻目

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936名無し三等兵
>>932 記録上、二四航戦が「離着水域は狭く環礁多く」という言い訳をしたことは、仕方ないとして。

パンナムのマーチンM130も、大日本航空の九七大艇も、それなりの荷重を背負って離水してるのだから、
本当に「離着水域は狭く環礁多く」、九七大艇が爆弾満載状態で離水できないかどうか、は、
正直怪しいと思う。照明設備がロクにないから、夜間の離着水は怖い、というのは本当かもしれないが。

戦闘機の掩護なく、単独でミッドウェー爆撃を行う前提で考えると、昼間の爆撃はありえない。
日没後で、基地直掩機が着陸せざるを得ない薄暮か、夜間か、黎明か、となるが、
「環礁多い」から離着水は太陽光の下で行いたい、となると、夜間爆撃の一択になる。
ウェーキ・ミッドウェーは1200浬だから、九七大艇の巡航速度120節で片道10時間。
ウェーキ時間の01時にミッドウェー島を爆撃する(カタリナの哨戒出発直前?)と仮定して、ウェーキ出発は15時。
ウェーキ時間の02時に帰投開始したとして、ウェーキ到着は12時。

魚雷2本抱いて、2590浬の航続距離がある九七大艇22型(H6K4)だったら、
夜間における航法をどうするか、という問題をクリアすれば、十分対応可能、と思われる。
月が出てる夜だったら、月の位置で方角を確認できるから、まだやり易いだろうし、
夜間だったら日本の潜水艦はミッドウェー沖に浮上できるから、長波発信でクルシー誘導もできるだろう。
と考えてゆくと、工夫次第、の部分が大きい、と断定したくなるところである。