>>525の続き
明治新政府の一大国家戦略は「不平等条約の改正」。
そのためには、欧米列強に「日本は野蛮な国ではなく、自分たちと同じ文明国だ」
と認めさせなければならない。日清・日露両戦役では、国際法遵守に特に配慮
されていたようです。
東郷長官がこの時、どこまで意識していたのかは想像するに任せますが、
聨合艦隊司令長官の立場は、政治的な関わりから逃れられないと感じますね。
ネボガトフ少将の方も、きっと動転していたのではないかと。
すぐに間違いに気づいて機関停止。それに合わせて日本側も砲撃中止。
正式に降伏は受諾されました。