米国最高首脳が今オウム実行犯に接見する理由
――医療保険改革法以降のアメリカとリチャード・ダンズィグの思惑
伊東乾
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100329/213687/ > 私は死刑廃止論者ではありません。この国でそんなこと、簡単にできるわけがないと思っているからです。民衆
>裁判的に死刑判決を多用すると、フラストレーションの溜まった層のガス抜きにもなります。さらに本当のことを
>書くなら、法務大臣に就任し、死刑を執行すると必ず激励の手紙が何通も来るそうです。「秩序を守る!」などと
>して死刑執行命令書に判を押す議員の本当の目論みは、次回選挙の当選を確実にしたい集票にあるという
>現実を知りました。
>
> マスコミ向けに強気の発言をしている元法務大臣の政治家が、執行を気に病み、夜中に夢にうなされて飛び
>起き、震えながら仏像を拝んでいるという話も聞きました。自分の選挙のために判を押した、という意識がある
>から、そういうことになるのでしょう。己の心に嘘はつけない証拠だと思いました。
>
> 私は「死刑廃止」ではなく、韓国やロシアが採用している「モラトリアム」、僕なりの訳語では「死刑休止」を現実的
>に考えるようになりました。今日の法体系を見るに、事件があった時、被告人に対する「復讐」は裁判の本質的・
>唯一的な目標ではありません。社会全体の未来を見渡した時、社会からリスクを取り除き、同様の事件の再発を
>防止することが、司法の本質的な目標になっています。前回書いた「東京都青少年健全育成条例」も、過去の
>作品を取り上げるより、青少年の未来の安全を念頭に作られている「はず」です、本来の趣旨からするならば。
>
> かつてルワンダ共和国を訪れた時、日本ではいまだに復讐主体の処刑が続いていると実情を話し、現地の
>アフリカ人司法関係者から哀れなものを見る目で見られたことがありました。内戦に次ぐ内戦で、処刑に対して
>処刑で対抗し、それが未来になんのプラスももたらさないことを痛感しているアフリカ社会の指導層たちから見て、
>日本の司法の立ち後れは理解しがたいものに映ったらしいこと。私にもショックでした。