南雲忠一中将を再評価するスレ(利)

このエントリーをはてなブックマークに追加
512GF長官
>>511の続き

つまり長波輻射等の遠回りな手段を用いずとも、史実の報告だけで利根機の誤報を
見抜けたはず。しかも、「すでに自隊が米空母の攻撃圏内に入っている」ことまで、
少なくとも、被弾の一時間半前に知ることが出来たのです。

「甘利機は”敵雷撃機10機貴方へ向かう”と報じたが、この警報は重大な意味を
持っていた。日本機動部隊はこの時、第一次攻撃隊収容の最中であったが、
ミッドウェーの陸上機に加え、一時間以内のうちに米艦載機群の攻撃にさらされる
であろうことが明らかになったからである」          (『実録太平洋戦争』)

(註)利根機が報告した「敵攻撃機10機」とは、ウォルドロン少佐指揮のホーネット
第八雷撃隊だと思われる。

「午前9時頃(日本時間0600時)、ウォルドロンは無線電話で、敵機が隊に触接
していることを注意した。ゲイが上方をのぞいた時、一機の日本軍水上機が遠く
から触接していることが分かった。
この水上機はついに触接をやめたが、第八雷撃機中隊はこの敵機の報告に
よって敵のとる対応策のことを案じながら飛行を続けた」       (『逆転』)