夜烏商売と名乗った、夜間触接・偵察のプロが、昭和10年代の海軍航空に存在した。
巡洋艦で、九六水偵(生産15機)→九八水偵(生産17機)→九四水偵・零式水偵を用い、
水雷戦隊が夜戦を行うための重要な眼となるスタッフである。
空母にもそういう夜間組は存在してたらしい(光人社NF文庫「海軍航空の基礎知識」p162-5)
そういうプロが一航艦に配属されていれば、索敵開始時間をもう数時間早めることができるし、
索敵が終わってからのミ島攻撃機発進、を下令する際の、輸送船団の囮となる時間を短縮できそうだが。
本来は水雷屋の南雲だったら、そういう発想しても不思議ないと思うけどねぇ…