>>296 転電していればねぇ。
ちなみに、3の飛龍傍受に関しては生出本にも出てきます。
「4日夕刻、飛龍の電信室で白木二等兵曹は試みに今回特別に取り付けられた
敵信受信機のスイッチをいれ、敵の通信周波数にダイヤルを合わせてみた。
すると偶然、強い感度の通信が飛び込んだ。それは5,6秒ほどの短い通信で
三度繰り返され、彼はかろうじて最後の符号を書きとめた。
非常に強い感度だったので、200浬以内と思えるだけで、発進地点は突き止め
られなかった。
直ちに暗号担当の士官に報告すると、米空母の呼出符号だと分かった。
艦橋へ注進されると、通信参謀が”これで敵空母の出現が明白になりました。
しかし発信時間が短かったので、はたして赤城では受信しているでしょうか”
多聞は一応知らせておいた方が良いと、発光信号を命じた。
だが濃霧の影響で、赤城からは了解の点滅が返ってこなかった。
多聞は”忌々しい無電封止だ”と舌打ちした。ひと思いにその禁を破って、
”敵空母の電波をキャッチした。喚起されたし”と平文通信を送りたかった。
でなければ、5キロ彼方まで届く魔法のメガフォンでも欲しいところだ」
もしかしたら、「敵機動部隊出現の算大」(
>>264)の根拠はここにあったのかも。
でもこれが真実ならば、”戦犯”は多聞丸に決定ですなw