>>221の続き
更には、こんな事情もあったようで、
「後続の翔鶴では、塚本航海長が、先航する旗艦瑞鶴から一向に指示が来ない
のをいぶかしく思っていた。
普段なら”機関○○ノット即時待機”等、めまぐるしく指示が伝えられて来るのにも
かかわらず、早朝から針路指示の旗旒信号さえも送られて来ない。
”旗艦からの指示がなかったので、編隊航行にはずいぶん苦労した。
いつのまにか瑞鶴が速力を上げ針路が変わっているので、仕方なく自分で判断し
機関の待機命令を発していた”」 (『暁の珊瑚海』)
再度、陣形図(
>>211)を確認してみますと、
六戦隊の重巡二隻(衣笠・古鷹)は、翔鶴の8km後方に位置している。