姜教授は特に、フランスのミッテラン政権が、西ドイツ政府の東方政策を支援し、統一ドイツに対し、否定的でなかった
という外交文書が最近公開されたことを紹介し、「日本が、南北関係でフランスのミッテラン政権のような役割をしな
ければならない」と強調した。独島問題については、すでに韓国が実効し、支配をしている状況なので、感情的に
反応する必要はない」と話した。
姜教授は、7月に日本の参議院選挙で民主党が勝利すれば、「良い日韓関係」が可能だと見通した。特に、「韓国が
対日関係で、自民党政権の永続性を前提にして作った『自民党ネットワーク』を『民主党ネットワーク』に変えなければ
ならない」と指摘した。そして、「現在の日本政治は、不透明で不安定な状態だが、韓国は日本に過剰な期待を
持っても、悲観的にだけ見てもいけない」と話した。
ただ、姜教授が見る日本経済の危機は深刻だった。姜教授が指摘した日本の最大の問題点は、財政赤字。「日本の
財政赤字は、国内総生産(GDP)対比100%以上です。欧州の最大危機であるギリシャの場合、財政危機がGDP
対比110%です。5〜10年内にこれを解決できなければ、日本経済が『ギリシャ化』するという悲観的な展望が出て
います」。
そして、「日本は、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代は終わり、米国、中国に続き『ナンバースリー』に満足しな
ければならない相対的な衰退感を受け入れなければならないでしょう。韓国は、このような激変期に『鯨に挟まった魚』
ではあるものの、小さな魚ではなく、活発に動くイルカなので、悲観的ではありません」と指摘した。
ttp://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010031031148